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公開番号2023071492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-23
出願番号2021184317
出願日2021-11-11
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20230516BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】コストアップすることなく、ケーブルの抜けを防止して組立作業を効率化した画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、筐体に配置される枠体板金502と、枠体板金502の一方の面に装着される制御基板500と、枠体板金502の他方の面側に配置される中継コネクタ部503と、枠体板金502の他方の面側に配置される電気部品ユニット504と、制御基板500と中継コネクタ部503及び電気部品ユニット504とを電気的に接続するケーブル束505と、を備える。ケーブル束505は、ケーブル505aが中継コネクタ部503に挿着され、ケーブル505bが電気部品ユニット504に固着される。ケーブル505aの長さは、ケーブル505bよりも長い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体に配置される板金と、
前記板金の一方の面に装着される制御基板と、
前記板金の他方の面側に配置される中継コネクタと、
前記板金の他方の面側に配置される電気部品と、
前記制御基板と前記中継コネクタ及び前記電気部品とを電気的に接続するケーブル束と、を備え、
前記板金は、前記ケーブル束が通過する開口部が設けられ、
前記ケーブル束は、一端が前記制御基板に接続され、他端が第1他端を有する第1ケーブルと第2他端を第2ケーブルとに分岐して、前記第1他端が前記中継コネクタに挿着され、前記第2他端が前記電気部品に固着され、
前記第1ケーブルの長さが前記第2ケーブルよりも長いことを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記電気部品は、前記他方の面側で、前記第2ケーブルが前記第1ケーブルよりも短くなるような位置に装着されることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記電気部品は、前記板金の前記他方の面に装着されることを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電気部品は、突起状の引っ掛け部を有するホルダに取り付けられており、
前記板金は、係止口が設けられており、
前記電気部品は、前記引っ掛け部が前記係止口に係止されて、前記板金に装着されることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2ケーブルは、束線バンドにより前記ホルダに共締めされることを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記中継コネクタは、前記第1ケーブルが挿着されるコネクタを有し、前記筐体に係止されることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記電気部品は、画像形成のための負荷であり、
前記制御基板は、前記電気部品の動作を制御することを特徴とする、
請求項1~6のいずれか1項記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、マルチファンクションプリンタ、プリンタ、ファクシミリ、印刷装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、画像形成やシートの搬送を行うために、複数の負荷等の電気部品を備える。各電気部品は、コントローラにより動作を制御される。コントローラは制御基板に実装される。制御基板は、例えば画像形成装置の背面に設けられる枠体板金に取り付けられる。電気部品は、枠体板金に対して制御基板の逆側に配置されることが多い。電気部品は、枠体板金に直接取り付けられたり、或いはモールド部材に組み付けた上で枠体板金に取り付けられるなど、その取り付け方法が様々である。
【0003】
こうした配置関係にある制御基板と電気部品とを接続するケーブルは、枠体板金に設けられる開口部を通して配線される。そのためにケーブルは、十分な長さが必要になる。また、組立工程における作業性向上や出荷後の部品交換作業を簡略化するために、制御基板と電気部品との間に中継コネクタを設け、中継コネクタを介してケーブルを接続する場合もある。
【0004】
このような構成の画像形成装置は、組立工程において、先に、枠体板金よりも内側に配置される電気部品や中継コネクタにケーブルの一端が接続され、枠体板金の取り付け後に制御基板に該ケーブルの他端が接続される。制御基板にケーブルを接続する際には、作業者がケーブルを引っ張りながら作業を行うことで、中継コネクタに挿着されたケーブルに抜けが生じる可能性がある。ケーブルが中継コネクタから完全に抜けた場合、作業者はその時点で抜けに気づいて、その場でケーブルを中継コネクタに再度挿着することができる。しかし、ケーブルが中継コネクタに半挿し状態になった場合、作業者がケーブルの抜けに気づかずに、後工程でケーブルの抜けが発覚することがある。この場合、作業に手戻りが発生してしまう。これは、生産性の低下の原因となる。このようなケーブルの抜けによる生産性の低下に対して、特許文献1は、ケーブルにリユースバンドを括り付けて配線経路上に固定し、作業性を向上する手法を提案する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-102083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、リユースバンドは、ケーブルの抜け対策のための部材であり、画像形成装置の本来の機能には不要な部材である。ケーブルの抜け対策にリユースバンドのような別部材を追加することは、コストアップの原因となる。そのために、部材を追加することなくケーブルの抜けを防止することで、組立作業を効率化して生産性を向上するための技術への要望がある。
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑み、コストアップすることなく、ケーブルの抜けを防止して組立作業を効率化した画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像形成装置は、筐体に配置される板金と、前記板金の一方の面に装着される制御基板と、前記板金の他方の面側に配置される中継コネクタと、前記板金の他方の面側に配置される電気部品と、前記制御基板と前記中継コネクタ及び前記電気部品とを電気的に接続するケーブル束と、を備え、前記板金は、前記ケーブル束が通過する開口部が設けられ、前記ケーブル束は、一端が前記制御基板に接続され、他端が第1他端を有する第1ケーブルと第2他端を第2ケーブルとに分岐して、前記第1他端が前記中継コネクタに挿着され、前記第2他端が前記電気部品に固着され、前記第1ケーブルの長さが前記第2ケーブルよりも長いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コストアップすることなく、ケーブルの抜けを防止して組立作業を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の部品配置の説明図。
開口部付近の拡大図。
中継コネクタ部の構成例示図。
(a)、(b)は、電気部品ユニットの構成例示図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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