TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023071035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-22
出願番号2021183608
出願日2021-11-10
発明の名称染毛料組成物
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/49 20060101AFI20230515BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】染毛力が高く、低温保存時の染毛力および高温保存時の染毛力が良好で、地肌汚れが抑制され、高温安定性に優れた染毛料組成物を提供する。
【解決手段】次の(A)成分~(F)成分を含有する染毛料組成物。(A)塩基性青124、(B)成分として、(B1)塩基性赤51、塩基性橙31、(B2)塩基性黄57、塩基性黄87または(B3)塩基性茶16、塩基性茶17から選ばれる一種以上、(C)多価アルコール、(D)25℃で液状の油性成分、(E)カチオン性界面活性剤、(F)炭素数が14~22の高級アルコール。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の(A)成分~(F)成分を含有する染毛料組成物。
(A)塩基性青124
(B)成分として、(B1)塩基性赤51、塩基性橙31、(B2)塩基性黄57、塩基性黄87または(B3)塩基性茶16、塩基性茶17から選ばれる一種以上
(C)多価アルコール
(D)25℃で液状の油性成分
(E)カチオン性界面活性剤
(F)炭素数が14~22の高級アルコール
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記(C)成分が、エチレングリコールおよび、1,3-ブチレングリコールまたはグリセリンから選ばれる二種以上である請求項1に記載の染毛料組成物。
【請求項3】
前記(C)成分の含有量が2~15%である請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の染毛料組成物。
【請求項4】
前記(D)成分が、流動パラフィン、流動イソパラフィン、パルミチン酸2-エチルヘキシルまたはスクワランから選ばれる一種以上である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の染毛料組成物。
【請求項5】
次の(A)成分~(F)成分を含有する染毛料組成物。
(A)塩基性青124
(B)成分として、(B1)塩基性赤51、塩基性橙31、(B2)塩基性黄57、塩基性黄87または(B3)塩基性茶16、塩基性茶17から選ばれる一種以上
(C)多価アルコール
(D)25℃で液状の油性成分
(E)カチオン性界面活性剤
(F)炭素数が14~22の高級アルコール
前記染毛料組成物に前記(B)成分として、
前記(B1)成分を含有する場合、前記染毛料組成物中の前記(B1)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B1)]が0.2~10であり、
前記(B2)成分を含有する場合、前記染毛料組成物中の前記(B2)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B2)]が0.1~3であり、
前記(B3)成分を含有する場合、前記染毛料組成物中の前記(B3)成分の含有量に対する前記染毛料組成物中の前記(A)成分の含有量の質量比[(A)/(B3)]が0.17~3である染毛色がアッッシュ系の染毛料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、染毛料組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は特定の塩基性染料を含有する染毛料組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ヘアカラーリング剤は、酸化染料を用いる酸化染毛剤等の永久染毛剤、毛髪を明るくする脱色剤、直接染料を用いる半永久染毛料、毛髪を一時的に着色する一時染毛料に大別される。これらのうち、酸化染料を含有する酸化染毛剤等の永久染毛剤は、優れた染毛効果を発揮できることから汎用されている一方で、一般的に酸化剤およびアルカリ剤を含有するため、毛髪や頭皮に対する負荷が大きいというデメリットがある。
【0003】
これに対して半永久染毛料は、塩基性染料や酸性染料、HC染料等の直接染料を含有した染毛料組成物であり、その一種として染毛効果とトリートメント効果を同時に示すカラートリートメントがある。このカラートリートメントは、トリートメント効果を付与する目的としてカチオン性界面活性剤が汎用されることから、酸性染料と併用した場合、カチオン性界面活性剤と酸性染料が凝集を起こし染毛力が低下することがある。このことから、カラートリートメントに用いる直接染料としては、併用しても染毛力が低下しにくい塩基性染料やHC染料等が主に用いられる。
【0004】
これら複数の直接染料を組み合わせることでカラーバリエーションは多様化することから、ファッションカラーの近年のトレンドにおいて、赤色や青色等のような原色系の派手な髪色だけでなく、トーンが暗い色や灰系統色等のようなアッシュ系のくすんだ髪色まで幅広く人気が高まりつつある。また、カラートリートメントなどの染毛料組成物は酸化染毛剤と比較して、酸化剤やアルカリ剤等を用いないため毛髪および頭皮へのダメージを抑制することができ、多用できるというメリットからも、近年需要が増える傾向にある。
【0005】
青色などの原色系やネイビーなどの鮮明な染毛色だけでなく、特に近年人気のアッシュ系のくすんだ染毛色のカラートリートメントなどの染毛料組成物を調製するには、青色系の塩基性染料やHC染料が必須である。特許文献1では、青色系の塩基性染料およびHC染料として、塩基性青75およびHC青2を含有し、仕上がりのしっとり感、さらさら感、まとまり感、すすぎ時の指通りおよび感触の持続性が良好な染毛料組成物を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-132606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1における塩基性青75は、皮膚への染着性が高く、使用時に手肌や頭皮などといった地肌汚れが残りやすいという問題点があり、地肌汚れを懸念して含有量を減らすと、毛髪に対する染毛力が低下するという問題点があった。またHC青2は、染毛力が低く、さらに高温条件下では染料の分解が起こることにより染毛力が経時的に低下するといった問題点があった。一方で、染毛力向上のためにHC青2の含有量を増やすと、染毛料組成物の乳化が不安定となり、経時的に高温安定性を維持できなくなるという問題点があった。また低温条件下では、塩基性染料やHC染料が析出することがあり、染毛力が経時的に低下する場合もあった。
【0008】
したがって本発明は、染毛力が高く、低温保存時の染毛力および高温保存時の染毛力が良好で、地肌汚れが抑制され、高温安定性に優れた染毛料組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は鋭意検討した結果、次の(A)成分~(F)成分を含有する染毛料組成物
(A)塩基性青124
(B)成分として、(B1)塩基性赤51、塩基性橙31、(B2)塩基性黄57、塩基性黄87または(B3)塩基性茶16、塩基性茶17から選ばれる一種以上
(C)多価アルコール
(D)25℃で液状の油性成分
(E)カチオン性界面活性剤
(F)炭素数が14~22の高級アルコール
が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、染毛力が高く、低温保存時の染毛力および高温保存時の染毛力が良好で、地肌汚れが抑制され、高温安定性に優れた染毛料組成物を提供する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ダリヤ
染毛剤または脱色剤組成物
1日前
個人
帽子
4か月前
個人
X線用貼付剤
3か月前
個人
段差昇降装置
1か月前
個人
逆流防止用具
1か月前
個人
エアリフター
1か月前
個人
シミ皮膚改善剤
2か月前
個人
足指活性パッド
4か月前
個人
肩甲骨下制器具
3か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
1か月前
個人
電動式孫の手
1か月前
株式会社コーセー
組成物
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
株式会社東亜産業
温熱具
1か月前
個人
アーシング青竹踏台
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
全身麻酔用枕
4か月前
個人
マッサージガン保持具
4日前
株式会社ニデック
検眼装置
1か月前
株式会社いうら
介助リフト
10日前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
個人
医療用チューブ保護具
2か月前
個人
排泄信号事前検出装置
5か月前
個人
弾性材一体コルセット
17日前
個人
マジカルフェイシャル
4か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
株式会社ファンケル
洗浄料
3か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
1か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
個人
座椅子型排泄介護装置
4か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
4か月前
個人
根管治療用のファイル
24日前
個人
光脱毛器
2か月前
円甚株式会社
口腔内吸引装置
4か月前
続きを見る