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公開番号2023070878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-22
出願番号2021183279
出願日2021-11-10
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20230515BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像剤補給容器からの現像剤の排出を安定して行える構成を提供する。
【解決手段】現像剤補給容器は、伸縮することで現像剤を排出可能なポンプ部を有する。制御装置は、通常シーケンスと、通常シーケンスよりも少なくともポンプ部の伸長時の駆動速度が速い閉塞時シーケンスとを実行可能である。そして、駆動モータの駆動を通常シーケンスで開始し、駆動を開始してから所定時間の間、現像剤センサや磁気センサの情報に基づいて現像剤補給容器から所定量の現像剤が排出されていないと判断した場合には、閉塞時シーケンスを実行可能である。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、
前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、
前記現像剤補給容器から現像剤が補給される被補給部と、
前記被補給部内の現像剤の有無に関する情報を検出可能な現像剤検出部と、
前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記現像剤補給容器は、
現像剤を収容可能な現像剤収容部と、
前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、
伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、
前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、
前記制御部は、
第1モードと、前記第1モードよりも少なくとも前記ポンプ部の伸長時の駆動速度が速い第2モードとを実行可能であり、
前記駆動部の駆動を前記第1モードで開始し、駆動を開始してから所定時間の間、前記現像剤検出部の情報に基づいて前記現像剤補給容器から所定量の現像剤が排出されていないと判断した場合には、前記第2モードを実行可能である
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2モードは、前記ポンプ部の伸長時と収縮時の両方で前記第1モードよりも駆動速度が速い
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記駆動部はモータであり、
前記制御部は、前記第1モードに対して前記モータの回転速度を変更することで前記第2モードを実行する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記現像剤検出部は、前記被補給部の底面から所定高さに配置され、現像剤の有無を検出するセンサであり、
前記制御部は、駆動を開始してから所定時間の間、前記現像剤検出部により現像剤が検出されない場合には、前記現像剤補給容器から所定量の現像剤が排出されていないと判断する
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
現像剤は、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含み、
前記現像剤検出部は、前記被補給部のトナー濃度を検出するセンサであり、
前記制御部は、駆動を開始してから所定時間の間、前記現像剤検出部により検出されたトナー濃度が所定の濃度に達しない場合には、前記現像剤補給容器から所定量の現像剤が排出されていないと判断する
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
静電潜像を担持する像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、
前記現像剤補給容器から補給される現像剤を一時的に貯留し、貯留した現像剤を前記現像装置に補給する貯留部と、を備え、
前記被補給部は、前記貯留部である
ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
静電潜像を担持する像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置と、を備え、
前記被補給部は、前記現像装置である
ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記現像剤収容部は、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部を有し、前記駆動入力部に駆動力が入力されることで回転して、内部の現像剤を前記排出口に向けて搬送し、
前記駆動変換部は、前記現像剤収容部の外周面に形成されたカム溝と、片端部が前記ポンプ部に固定され、他端部に前記カム溝と係合する係合部が設けられたリンク部材とを有し、前記現像剤収容部が回転することで前記リンク部材が前記カム溝に沿って移動して前記ポンプ部を伸縮させる
ことを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機などの電子写真方式の画像形成装置には微粉末のトナーなどの現像剤が使用されている。このような画像形成装置においては、画像形成によって消費されてしまう現像剤を、現像剤補給容器から補う構成となっている。
【0003】
このような現像剤補給容器として、例えば、ポンプ部を伸縮させることで現像剤を排出させる構成が開示されている(特許文献1)。特許文献1に記載の現像剤補給容器では、現像剤を排出する排出口の大きさを、重力作用のみでは十分に排出されない程度の大きさに設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-256893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載のような排出口が小さい現像剤補給容器では、物流時に強い衝撃を受け続けた場合などに、現像剤補給容器内の現像剤の嵩密度が上昇し、安定排出されない状態まで凝集してしまう可能性がある。その結果、現像剤補給容器から画像形成装置本体に設けられたホッパや現像装置への現像剤の排出が安定せず、画像形成装置の画像安定性に影響を及ぼす可能性がある。
【0006】
本発明は、現像剤補給容器からの現像剤の排出を安定して行える構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、前記現像剤補給容器から現像剤が補給される被補給部と、前記被補給部内の現像剤の有無に関する情報を検出可能な現像剤検出部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記現像剤補給容器は、現像剤を収容可能な現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、前記制御部は、第1モードと、前記第1モードよりも少なくとも前記ポンプ部の伸長時の駆動速度が速い第2モードとを実行可能であり、前記駆動部の駆動を前記第1モードで開始し、駆動を開始してから所定時間の間、前記現像剤検出部の情報に基づいて前記現像剤補給容器から所定量の現像剤が排出されていないと判断した場合には、前記第2モードを実行可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、現像剤補給容器からの現像剤の排出を安定して行える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。
(a)現像剤補給装置の部分断面図、(b)装着部の斜視図、(c)装着部の断面図。
実施形態に係る現像剤補給容器と現像剤補給装置を示す拡大断面図。
現像剤補給の流れを説明するフローチャート。
現像剤補給装置の変形例を示す拡大断面図。
(a)現像剤補給容器を示す斜視図、(b)排出口周辺の様子を示す部分拡大図、(c)現像剤補給容器を現像剤補給装置の装着部に装着した状態を示す正面図。
(a)現像剤補給容器の断面斜視図、(b)ポンプ部が使用上最大限伸張された状態の部分断面図、(c)ポンプ部が使用上最大限収縮された状態の部分断面図。
(a)流動性エネルギーを測定する装置で用いるブレードの斜視図、(b)装置の模式図。
排出口の径と排出量との関係を示したグラフ。
容器内の充填量と排出量との関係を示したグラフ。
(a)ポンプ部が使用上最大限伸張された状態の現像剤補給容器の部分図、(b)ポンプが使用上最大限収縮された状態の現像剤補給容器の部分図、(c)フランジ部を現像剤収容部側から見た部分図。
現像剤補給容器のカム溝形状を示す展開図。
実施形態における閉塞時シーケンスのフローチャート。
通常シーケンス時と閉塞時シーケンス時における現像剤補給容器内に発生する圧力推移を示したグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態について、図1ないし図14を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1及び図2を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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