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公開番号2023070877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-22
出願番号2021183278
出願日2021-11-10
発明の名称電動弁
出願人株式会社不二工機
代理人個人
主分類F16K 31/04 20060101AFI20230515BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】作業性良く電動弁に基板を取付けると共に、基板付き電動弁の部品点数や製造工程数を削減する。
【解決手段】冷媒の流入路16及び冷媒の流出路15に連通する弁室13を有する弁本体12と、弁室内に形成した弁座14に対して進退動して冷媒流量を変更する弁体17と、弁体を駆動する電動機23と、電動機を制御する基板46と、基板を収容するケース43を含む基板収容部とを備えた電動弁で、基板は、当該基板をケース内に固定する固定孔を有し、ケースは、固定孔に挿入されて基板をケース内に支持する支持突起を有し、支持突起はケース部と一体に成形されている。支持突起が段部57を備え、この段部と、ケースを閉塞する蓋47の裏面に備えた押圧突起61とで基板を挟持することが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を導入する流入路および前記冷媒を排出する流出路に連通する弁室を有する弁本体と、
前記弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と前記弁座から離間した開弁状態との間で前記弁座に対して進退動することにより前記冷媒の流量を変更する弁体と、
前記弁体を駆動する電動機と、
前記電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、
前記制御基板を収容するケース部を含む基板収容部と
を備えた電動弁であって、
前記制御基板は、当該制御基板を前記ケース部内に固定する固定孔を有し、
前記ケース部は、その内部に、前記固定孔に挿入されることにより前記制御基板を当該ケース部内に支持する支持突起を有し、
当該支持突起は、前記ケース部と一体に成形されている
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記電動機のステータを覆う外殻成形部をさらに備え、
前記ケース部は、当該外殻成形部と一体に成形されている
請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記ステータ内に備えられたコイルを覆うコイル被覆成形部を前記外殻成形部の内側に備えた
請求項2に記載の電動弁。
【請求項4】
前記コイル被覆成形部を前記外殻成形部内に位置決めするための凹凸部を前記コイル被覆成形部に備えた
請求項3に記載の電動弁。
【請求項5】
外部接続端子を内部に支持して外部との電気的な接続を可能とするコネクタ部を備え、
当該コネクタ部が、前記外殻成形部および前記ケース部と一体に成形されている
請求項2から4のいずれか一項に記載の電動弁。
【請求項6】
前記ケース部は、前記制御基板を内部に設置することを可能とする開口を有し、
前記電動弁は、
前記開口を閉塞する蓋体と、
外部との電気的な接続を可能とする外部接続端子を含むコネクタ部と、
前記外部接続端子の中間部を覆って当該外部接続端子を前記コネクタ部に支持する端子被覆成形部と
を備え、
前記端子被覆成形部を覆って支持するように前記コネクタ部と前記蓋体とが一体に成形されている
請求項2から4のいずれか一項に記載の電動弁。
【請求項7】
前記端子被覆成形部を前記コネクタ部内に位置決めするための凹凸部を前記端子被覆成形部に備えた
請求項6に記載の電動弁。
【請求項8】
前記支持突起として、前記固定孔に圧入される圧入型突起を1以上備える
請求項1から7のいずれか一項に記載の電動弁。
【請求項9】
前記圧入型突起は、
棒状の突起本体と、
当該突起本体の長さ方向に延在し、且つ、当該突起本体の外周面から外方へ張り出して前記圧入型突起を前記固定孔に挿入したときに前記固定孔の内周面に当接する、凸条部と
を有する
請求項8に記載の電動弁。
【請求項10】
前記圧入型突起を前記固定孔に挿入するときに前記固定孔内で前記凸条部の少なくとも一部が押し潰され、これにより前記圧入型突起が前記固定孔に圧入される
請求項9に記載の電動弁。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に係り、特に、電動機を制御する基板とこれを収容する樹脂ケースを備えた電動弁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ステッピングモータ等の電動機を使用して弁の開度を制御する電動弁が空気調和機や冷蔵・冷凍装置などの冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
【0003】
またこのような電動弁として、コイルの励磁電流を制御するコントローラを備えた電動弁がある。コントローラはプリント基板に実装され、当該基板(本願では「制御基板」又は単に「基板」と言う)はステータに近接して備えられた樹脂ケースに収容される。
【0004】
また、このような電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-110409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のような制御基板を備えた電動弁では、基板の取付けは樹脂ケース内に設けた支持部にねじ止めし或いはかしめることにより行っており、基板の支持構造について未だ改良の余地を残している。ねじ止めやかしめによる取付作業は必ずしも作業効率が良いとは言えない一方で、基板の支持構造を簡略化できれば、部品点数や組立工程数の削減に繋がり、電動弁の製造コストを低減することが可能となるからである。
【0007】
さらに、この種の電動弁では水分の浸入を防ぐため、弁体を駆動する電動機(コイル及びヨークを含むステータ)を樹脂製のカバー(本願では「外殻成形部」又は「外殻カバー」と言う)により覆っているが、基板を収容する上記樹脂ケースは従来、外殻カバーとは別に成形し、これを外殻カバーに固定していた(前記特許文献1参照)。したがって、これらの樹脂成形部(外殻カバー及び樹脂ケース)についても、製造工程数を削減する余地がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、作業性良く電動弁に基板を取り付けることを可能とするとともに、基板付き電動弁の部品点数や製造工程数を削減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る電動弁は、冷媒を導入する流入路および冷媒を排出する流出路に連通する弁室を有する弁本体と、弁室内に形成した弁座に着座した閉弁状態と弁座から離間した開弁状態との間で弁座に対して進退動することにより冷媒の流量を変更する弁体と、弁体を駆動する電動機と、電動機を制御する電子部品が実装された制御基板と、制御基板を収容するケース部を含む基板収容部とを備えた電動弁であって、前記制御基板は、当該制御基板を前記ケース部内に固定する固定孔を有し、前記ケース部は、その内部に、前記固定孔に挿入されることにより前記制御基板を当該ケース部内に支持する支持突起を有し、当該支持突起は前記ケース部と一体に成形されている。
【0010】
本発明の電動弁では、制御基板をケース部内に支持するのに螺子やかしめによらず、ケース部内に備えた支持突起を制御基板の固定孔に挿入する構造とする。したがって、本願発明によれば、支持突起を固定孔に挿入しつつケース部内に差し入れるだけで基板をケース内に設置することができ、基板を支持するための螺子が不要となり、ねじ止めやかしめの作業も不要となるから、部品点数ならびに製造工程数の削減が可能となる。また、支持突起は、ケース部と一体に成形するから、基板を支持するための支持部をケース部とは別に成形したり取り付けるような手間も不要となる。
(【0011】以降は省略されています)

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