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公開番号2023070801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-22
出願番号2021183144
出願日2021-11-10
発明の名称荷物固定方法
出願人株式会社リンテック21
代理人個人
主分類B60P 7/06 20060101AFI20230515BHJP(車両一般)
要約【課題】架台と荷物の隙間が狭い場所での荷締め作業が容易で、ベルトの締め付け後には邪魔になる余分なベルトが残らない簡便な荷締め方法を提供する。
【解決手段】ベルト巻取り荷締め具10を用い、荷台50に積まれた荷物60を荷台へ固定する荷物固定方法であって、第1ベルト70を前記ベルト巻取り荷締め具から繰り出して前記第1ベルトの端部に接続された第1係止具を前記荷台の第1係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、第2ベルト71を移動可能に接続された第2係止具を前記荷台の第2係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、前記第2ベルトの端に取り付けられた接続具で前記ベルト巻取り荷締め具へ接続し、前記第1ベルトを前記ベルト巻取り荷締め具で締め付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベルト巻取り荷締め具を用い、荷台に積まれた荷物を荷台へ固定する荷物固定方法であって、
第1ベルトを前記ベルト巻取り荷締め具から繰り出して前記第1ベルトの端部に接続された第1係止具を前記荷台の第1係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、
第2ベルトを移動可能に接続された第2係止具を前記荷台の第2係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、前記第2ベルトの端に取り付けられた接続具で前記ベルト巻取り荷締め具へ接続し、
前記第1ベルトを前記ベルト巻取り荷締め具で締め付ける荷物固定方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第2ベルトがベルトの移動を固定する固定具を備え、該固定具に前記第2ベルトの一端が係止され、ベルトが折り返された折返し部分に第2係止具が取り付けられ他端が前記固定具の固定部へ挿通され引き出され、前記他端に前記ベルト巻取り荷締め具へ接続される接続係止具が設けられることを特徴とする請求項1に記載の荷物固定方法。
【請求項3】
前記第2ベルトが前記第2係止部へ係止され折返し部分が最長になった状態で、前記接続係止具の位置が前記第1係止部と前記第2係止部との距離の半分を超えないことを特徴とする請求項2に記載の荷物固定方法。
【請求項4】
前記第2ベルトを前記荷物へ掛ける際に、前記固定具の開放レバーで前記第2ベルトを開放して前記接続係止具が前記荷物の上に来るように調整し、前記開放レバーで前記第2ベルトを固定することを特徴とする請求項2又は3に記載の荷物固定方法。
【請求項5】
丸パイプへ係止される前記第1係止具又は前記第2係止具が、丸パイプへ嵌合する嵌合係止具であり、前記嵌合係止具が、前記丸パイプの外径に当たる2箇所の部分へ弾性部材を備え、前記2箇所の部分の間隔が前記丸パイプの外径よりも小さく、前記丸パイプと前記嵌合係止具が嵌合することで前記丸パイプへ固定されることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の荷物固定方法。
【請求項6】
前記弾性部材がビニールパイプであることを特徴とする請求項5に記載の荷物固定方法。
【請求項7】
前記弾性部材が前記第1係止具又は前記第2係止具へ取り付けられる折り畳まれたベルトであることを特徴とする請求項5に記載の荷物固定方法。
【請求項8】
前記弾性部材がベルトを接続されるフレームに嵌るように成形された合成樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の荷物固定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台やトラックの荷台の荷物の荷崩れを防止に用いられるベルトの締結を容易に行う荷物固定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近時、流通機構の拡大と運輸技術の進展に伴って輸送貨物の量も飛躍的に増大し、輸送手段も進歩するとともに多種多様になっている。それに伴って商品貨物の輸送時等における安全且つ確実な保持、固定のための手段が必要とされ、そのための進んだ用具としてラッシングベルトシステムが広く用いられてきている。ラッシングベルトシステムは、トラックの荷台のアオリなどに付いているフックやルートバンに取り付けた対応するトラックレールを利用してベルトによる貨物等を固定する方法を提供する。そしてベルトの締め付けには様々な装置が提供されている。
【0003】
たとえば、特許文献1に開示される荷締機は、ベルトを巻き取る巻取り装置とベルトの端部を固定する端部止装置を組み合わせて構成されている。巻取り装置はラチェット機能を有し、端部止装置はベルトの引張方向での移動のみを可能にする抑え部材を有していてベルトをロックするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-44107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される荷締機は、その構造上、ラチェットを駆動するハンドルが必須であり、荷物の上のハンドルが荷物を運搬する際の妨げになるという問題がある。また荷締機から繰り出したベルトの余長処理は実務上問題が大きい。
【0006】
ここで従来のラッシングベルトを用いた荷締機について説明する。図10(A)にラッシングベルトの外観図を示す。通常、ラッシングベルトは図10(A)の左に示すように荷物を締結するのに十分な長さを持つ延長ベルトと、このベルトを締める方向へ移動させるための図10(A)の右に示すにベルト駆動部から構成される。
【0007】
ラッシングベルトにより荷物を締結するにはフック93,94を荷台の係止場所へ係止して、延長ベルトを荷物へ掛け、図10(A),(B)に点線で囲んで示すにベルト保持部92へ通す。ここで問題になるのはベルト駆動部に固定されたベルトの長さは固定長なので、フック94を荷台の係止場所へ係止するとベルト駆動部の荷物に対する位置が決まりベルト駆動部の位置についての自由度が無い。
【0008】
そうすると、荷台の架台と荷物の隙間が狭い場合、ベルト駆動部は荷物と荷台の枠の間に入るので作業が非常にやりにくくなる。また、延長ベルトは多様な荷物へ対応するためにその長さが長くベルト保持部92へ通して長さ調整をすると荷締めに使われない余長ベルトが生じ、これの始末に手間が係る。また、ベルトをベルト保持部へ通して長さ調整をした段階でベルトの捩れに気がつく場合は、ベルトを外して、再度ベルトをベルト保持部へ通す作業が必要になる。上記の作業は初心者には難しく作業の効率化が強く求められていた。
【0009】
この発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたもので、荷締め作業が容易で、ベルトの締め付け後には邪魔になる余分なベルトが残らない簡便な荷締め方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の荷物固定方法は、ベルト巻取り荷締め具を用い、荷台に積まれた荷物を荷台へ固定する荷物固定方法であって、第1ベルトを前記ベルト巻取り荷締め具から繰り出して前記第1ベルトの端部に接続された第1係止具を前記荷台の第1係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、第2ベルトを移動可能に接続された第2係止具を前記荷台の第2係止部へ係止し前記荷物へ架け渡し、前記第2ベルトの端に取り付けられた接続具で前記ベルト巻取り荷締め具へ接続し、前記第1ベルトを前記ベルト巻取り荷締め具で締め付ける荷物固定方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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