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公開番号2023070790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-22
出願番号2021183128
出願日2021-11-10
発明の名称光電気複合コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 6/42 20060101AFI20230515BHJP(光学)
要約【課題】光ファイバへの引張荷重を軽減することが可能な光電気複合コネクタを提供する。
【解決手段】光電気複合コネクタ100は、光ファイバ及び複数の電線が収容された光電気複合ケーブルの一端と接続するためのコネクタである。光電気複合コネクタ100は、基板40aと、基板40a上に設けられ、複数の電線300のうち第1電線が接続される第1端子台60aと、複数の電線300のうち第2電線が接続される第2端子台60bとを備える。また、光電気複合コネクタ100は、基板40a上に設けられ、基板40aにおける同一平面上であって、第1端子台60aと、第2端子台60bとの間に位置し、光ファイバ200が接続される光電変換モジュールを備える。また、光電気複合コネクタ100は、第1電線及び第2電線に余長部分を持たせて保持するための凹凸形状の突出部81を有する第1ハウジング部及び第2ハウジング部を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバ及び複数の電線が収容された光電気複合ケーブルの一端と接続するための光電気複合コネクタであって、
基板と、
前記基板上に設けられ、前記複数の電線のうち第1電線が接続される第1端子台と、
前記基板上に設けられ、前記複数の電線のうち第2電線が接続される第2端子台と、
前記基板上に設けられ、前記基板における同一平面上であって、前記第1端子台と、前記第2端子台との間に位置し、前記光ファイバが接続される光電変換モジュールと、
前記第1端子台に接続され、前記第1電線の一部を収納する第1ハウジング部と、
前記第2端子台に接続され、前記第2電線の一部を収納する第2ハウジング部と、を備え、
前記第1ハウジング部及び前記第2ハウジング部は、前記第1電線及び前記第2電線に余長部分を持たせて保持するための凹凸形状の突出部を有する、
光電気複合コネクタ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記第1ハウジング部及び前記第2ハウジング部は、前記突出部により、前記第1電線及び前記第2電線を、蛇行状に前記余長部分を持たせて保持する、
請求項1に記載の光電気複合コネクタ。
【請求項3】
前記第1ハウジング部及び前記第2ハウジング部は、前記突出部により、前記第1電線及び前記第2電線を、らせん状に前記余長部分を持たせて保持する、
請求項1に記載の光電気複合コネクタ。
【請求項4】
前記光電変換モジュールにおける前記光ファイバの接続点は、前記基板の平面に対する垂直方向の上部からの平面視において、前記第1ハウジング部における前記第1電線の引出口と、前記第2ハウジング部における前記第2電線の引出口とを結ぶ直線上にある、
請求項1から3のいずれか一項に記載の光電気複合コネクタ。
【請求項5】
前記第1端子台に接続され、前記複数の電線のうち第3電線の一部を、余長部分を持たせて保持するための凹凸形状の突出部を有する第3ハウジング部をさらに備え、
前記光電変換モジュールにおける前記光ファイバの接続点は、前記基板の平面に対する垂直方向の上部からの平面視において、前記第1ハウジング部における前記第1電線の引出口と、前記第2ハウジング部における前記第2電線の引出口と、前記第3ハウジング部における前記第3電線の引出口と、を結んで形成される領域の内部に位置する、
請求項1に記載の光電気複合コネクタ。
【請求項6】
前記第2端子台に接続され、前記複数の電線のうち第4電線の一部を、余長部分を持たせて保持するための凹凸形状の突出部を有する第4ハウジング部をさらに備え、
前記光電変換モジュールにおける前記光ファイバの接続点は、前記基板の平面に対する垂直方向の上部からの平面視において、前記第1ハウジング部における前記第1電線の引出口と、前記第2ハウジング部における前記第2電線の引出口と、前記第3ハウジング部における前記第3電線の引出口と、前記第4ハウジング部における前記第4電線の引出口と、を結んで形成される矩形領域の内部に位置する、
請求項5に記載の光電気複合コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電気複合コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大量のデータを伝送するための光信号伝送を実現する光ファイバと、制御や電源用の信号を伝送するための電気信号伝送用の電気ワイヤとを複合させた光電気複合ケーブルがある。また、この光電気複合ケーブルの端部に取り付けられる光電気複合コネクタが提案されている。特許文献1には、ハウジング内に電気コネクタ部と、光コネクタ部とを備える光電気複合コネクタが開示されている。特許文献1に開示された光電気複合コネクタは、ハウジング内で電線及び光ファイバをそれぞれ電気コネクタ部及び光コネクタ部に接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-257432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、光電気複合ケーブルに使用される電線及び光ファイバは物理的強度が異なる。例えば、電線は、銅線等の心線周りに樹脂等で被覆を施したものであり、長手方向の引張荷重に対して耐久性がある。一方で、光ファイバは、ガラスやプラスチックで形成され、また、線径が細いため長手方向の伸び縮みに弱く、引張荷重に対する耐久性が低い。そのため、例えば、特許文献1で開示された光電気複合コネクタにおいては、引張荷重が、伸び縮みに弱い光ファイバへ集中した場合、光ファイバが破断する恐れがある
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、光ファイバへの引張荷重を軽減することが可能な光電気複合コネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る光電気複合コネクタは、光ファイバ及び複数の電線が収容された光電気複合ケーブルの一端と接続するための光電気複合コネクタであって、基板と、基板上に設けられ、複数の電線のうち第1電線が接続される第1端子台と、基板上に設けられ、複数の電線のうち第2電線が接続される第2端子台と、基板上に設けられ、基板における同一平面上であって、第1端子台と、第2端子台との間に位置し、光ファイバが接続される光電変換モジュールと、第1端子台に接続され、第1電線の一部を収納する第1ハウジング部と、第2端子台に接続され、第2電線の一部を収納する第2ハウジング部と、を備え、第1ハウジング部及び第2ハウジング部は、第1電線及び第2電線に余長部分を持たせて保持するための凹凸形状の突出部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光ファイバへの引張荷重を軽減することが可能な光電気複合コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る光電気複合コネクタが適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る送信部の構成を示す模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを、基板の平面に対する垂直方向の上部から見た場合の模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを、基板の平面に対する垂直方向の下部から見た場合の模式図である。
光電気複合ケーブルのコネクタにおける引張応力について説明するための模式図である。
光電気複合ケーブルのコネクタにおける引張応力について説明するための模式図である。
光電気複合ケーブルのコネクタにおける引張応力について説明するための模式図である。
光電気複合ケーブルのコネクタにおける引張応力について説明するための模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタの構成を示す模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタのハウジング部の一例を示す断面模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタのハウジング部の一例を示す断面模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを基板の平面に対する垂直方向から平面視した場合の模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを基板の平面に対する垂直方向から平面視した場合の模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを基板の平面に対する垂直方向から平面視した場合の模式図である。
本実施形態に係る光電気複合コネクタを基板の平面に対する垂直方向から平面視した場合の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係る光電気複合コネクタ100について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0010】
図1は、本実施形態に係る光電気複合コネクタ100が適用されるカメラシステムの構成を示すブロック図である。例えば、近年発展している自動運転を実現するには、車両にカメラや多数のセンサ等を設置し、カメラやセンサで取得した大量のデータを伝送する必要がある。また、カメラの解像度増加に伴うデータ転送速度の高速化により、大量のデータを伝送することが可能な光信号伝送が必要とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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