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公開番号2023070506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-19
出願番号2021182727
出願日2021-11-09
発明の名称機器収納用箱体
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人
主分類H05K 5/02 20060101AFI20230512BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】従来よりも簡易に、且つ、強固にアンカー固定することができるキャスター付きの機器収納用箱体を提供する。
【解決手段】台車3に、昇降可能な昇降台16を設けるとともに、昇降台16に、箱本体2に固定孔23、23が穿設された固定バー21、21を設置する一方、箱本体2の底部、すなわち下枠5及びチャンネルベース7に、上下に開口していてキャスター14、14・・が下方へ露出し、且つ、昇降台16が上方に露出する状態で台車3を収納可能な開口部を設けるとともに、下枠5側の開口の周縁に形成した取付片8、8に、固定バー21を固定するための取付孔9、9・・を穿設している。そして、開口内に収納された台車3と箱本体2とを一体化した状態で、昇降台16を上昇させることにより、箱本体2を床面から浮き上がらせることができる一方、昇降台16を下降させることにより、箱本体2を床面上に着座させることができようにした。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器を収納可能な箱本体と、キャスターを有する台車とを備えた機器収納用箱体であって、
前記台車に、昇降可能な昇降台が設けられているとともに、前記昇降台に、前記箱本体に固定するための固定部が設けられている一方、
前記箱本体の底部に、上下に開口していて前記キャスターが下方へ露出し、且つ、前記昇降台が上方に露出する状態で前記台車を収納可能な開口部が設けられているとともに、前記開口部の上部周縁に、前記固定部を固定可能な被固定部が設けられており、
前記開口内に収納された前記台車と前記箱本体とを一体化した状態で、前記昇降台を上昇させることにより、前記箱本体を床面から浮き上がらせることができる一方、前記昇降台を下降させることにより、前記箱本体を床面上に着座させることができ、
さらに、前記固定部と前記被固定部との固定/解除に伴い、前記箱本体と前記台車とを一体化/分離することができることを特徴とする機器収納用箱体。
続きを表示(約 86 文字)【請求項2】
前記箱本体の底部に、前記昇降台を昇降させるための昇降操作部を露出させる操作窓が開設されていることを特徴とする請求項1に記載の機器収納用箱体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばサーバや通信機器のような電気機器等が収納される機器収納用箱体に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たとえばサーバや通信機器のような電気機器等が収納される機器収納用箱体としては、機器収納用箱体の箱本体の底部にキャスターを備えてなるものがある(たとえば特許文献1)。そして、このようなキャスター付きの機器収納用箱体を設置するにあたっては、キャスターが床面に接地した状態のまま箱本体をアンカー固定するか、それとも設置位置へ移動させた後にキャスターを箱本体から取り外してアンカー固定するかしていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-98392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、キャスターが床面に接地した状態のままアンカー固定する構造では、固定に係る強度の面で不安が残るという問題がある。一方、キャスターを箱本体から取り外すとなると、設置現場での作業が非常に煩わしいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、従来よりも簡易に、且つ、強固にアンカー固定することができるキャスター付きの機器収納用箱体を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、電気機器を収納可能な箱本体と、キャスターを有する台車とを備えた機器収納用箱体であって、前記台車に、昇降可能な昇降台が設けられているとともに、前記昇降台に、前記箱本体に固定するための固定部が設けられている一方、前記箱本体の底部に、上下に開口していて前記キャスターが下方へ露出し、且つ、前記昇降台が上方に露出する状態で前記台車を収納可能な開口部が設けられているとともに、前記開口部の上部周縁に、前記固定部を固定可能な被固定部が設けられており、前記開口内に収納された前記台車と前記箱本体とを一体化した状態で、前記昇降台を上昇させることにより、前記箱本体を床面から浮き上がらせることができる一方、前記昇降台を下降させることにより、前記箱本体を床面上に着座させることができ、さらに、前記固定部と前記被固定部との固定/解除に伴い、前記箱本体と前記台車とを一体化/分離することができることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記箱本体の底部に、前記昇降台を昇降させるための昇降操作部を露出させる操作窓が開設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、台車に、昇降可能な昇降台を設けるとともに、昇降台に、箱本体に固定するための固定部を設ける一方、箱本体の底部に、上下に開口していてキャスターが下方へ露出し、且つ、昇降台が上方に露出する状態で台車を収納可能な開口部を設けるとともに、開口部の上部周縁に、固定部を固定可能な被固定部を設けている。そして、開口内に収納された台車と箱本体とを一体化した状態で、昇降台を上昇させることにより、箱本体を床面から浮き上がらせることができる一方、昇降台を下降させることにより、箱本体を床面上に着座させることができようにした。さらに、固定部と被固定部との固定/解除に伴い、箱本体と台車とを一体化/分離することができるようにした。したがって、箱本体のアンカー固定時には台車と箱本体とを分離させればよく、アンカー固定時の強度を向上することができる。また、台車と箱本体とを分離させるには、昇降台を下降させて箱本体を床面上に着座させた状態で固定部と被固定部との固定を解除すればよく、設置現場における作業の簡易化をも図ることができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、箱本体の底部に、昇降台を昇降させるための昇降操作部を露出させる操作窓を開設しているため、台車と箱本体とを一体化した状態において、昇降台を容易に昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
機器収納用箱体の前面、上面、及び右側面を示した斜視説明図である。
機器収納用箱体を前方から示した説明図である。
昇降台が下降位置にある台車を示した斜視説明図である。
昇降台が上昇位置にある台車を示した斜視説明図である。
(a)は、昇降台が下降位置にある台車を前方から示した説明図であり、(b)は、昇降台が上昇位置にある台車を前方から示した説明図である。
チャンネルベースを示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は前方から夫々示している。
機器収納用箱体における下枠よりも上側部分での水平断面を示した説明図である。
機器収納用箱体における台車の取付状態を示した断面説明図である。
機器収納用箱体を下方から示した斜視説明図である。
機器収納用箱体において箱本体から台車を取り外した状態を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる機器収納用箱体について、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、機器収納用箱体1の前面、上面、及び右側面を示した斜視説明図である。図2は、機器収納用箱体1を前方から示した説明図である。図3は、昇降台16が下降位置にある台車3を示した斜視説明図であり、図4は、昇降台16が上昇位置にある台車3を示した斜視説明図である。図5(a)は、昇降台16が下降位置にある台車3を前方から示した説明図であり、図5(b)は、昇降台16が上昇位置にある台車3を前方から示した説明図である。図6は、チャンネルベース7を示した説明図であり、(a)は上方から、(b)は前方から夫々示している。図7は、機器収納用箱体1における下枠5よりも上側部分での水平断面を示した説明図である。図8は、機器収納用箱体1における台車3の取付状態を示した断面説明図である。図9は、機器収納用箱体1を下方から示した斜視説明図である。図10は、機器収納用箱体1において箱本体2から台車3を取り外した状態を示した説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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