TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023070482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-19
出願番号2021182687
出願日2021-11-09
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 19/20 20060101AFI20230512BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 キャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供する。
【解決手段】 本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、を備える記録装置であって、前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持している。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、
前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、
を備える記録装置であって、
前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持していることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記キャリッジは、前記ガイド面と当接する摺動部材と、当該摺動部材と当接し前記摺動部材に対して前記走査方向へ移動して前記記録ヘッドの高さを変更する間隔制御部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記摺動部材は、前記キャリッジの前記搬送方向における上流側の第1規制面に当接する第1凸面と、前記キャリッジの前記搬送方向における下流側の第2規制面に当接する第2凸面とを有することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1規制面と前記第2規制面は、キャリッジの内側において対向していることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記摺動部材は、前記間隔制御部材を支持する第1支持面と、前記ガイド面によって支持される第2支持面とを有し、
前記第1支持面と前記第2支持面とは、前記搬送方向において重ならない位置であることを特徴とする請求項2ないし4の何れか1項に記載の記録装置。
【請求項6】
前記摺動部材は、前記キャリッジが前記搬送方向または鉛直方向に移動することを規制する規制部を有することを特徴とする請求項2ないし5の何れか1項に記載の記録装置。
【請求項7】
前記搬送方向において、前記ガイド部は前記規制部と前記摺動部材との間にあることを特徴とする請求項2ないし6の何れか1項に記載の記録装置。
【請求項8】
前記規制部の下端の位置は、前記ガイド部の下端の位置より低くないことを特徴とする請求項6または7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記ガイド部が締結されるフレームを備え、
前記フレームは、前記キャリッジの第1当接部と当接する第1摺動部と、前記キャリッジの第2当接部と当接する第2摺動部と、を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の記録装置。
【請求項10】
前記ガイド部が結合するフレームを備え、
前記フレームは、前記キャリッジの第1当接部と当接する第1摺動部と、前記キャリッジの第2当接部と当接する第2摺動部と、を有し、
前記ガイド部は、前記フレームにおいて前記第1摺動部と前記第2摺動部との間に設けられていることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドからシートにインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置は、シートにインクを吐出する記録ヘッド、シートを搬送方向に搬送する搬送部、記録ヘッドを搬送方向と交差する走査方向へ移動するキャリッジを備える。キャリッジは、ガイド部によって案内されて、走査方向に往復移動することができる。特許文献1には、記録ヘッドとシートの間隔を変更することができる記録装置が記載されている。このような記録装置では、キャリッジが移動する際、シートと記録ヘッドの間の間隔が振動によって変化することがある。そのため、キャリッジをばねなどの付勢手段によってガイド部に押圧することで、キャリッジの振動を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-23501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、このような付勢手段を用いる構成では、キャリッジの自重に付勢手段による押圧力が加わるため、ガイド部とキャリッジとの間の摺動負荷が大きくなる。この場合、キャリッジを移動させるために駆動力の大きなモーターを使用することになる。そのため、キャリッジの振動を抑制する機構としてはさらなる工夫が必要となる。そこで、本発明は付勢手段を使うことなくキャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の記録装置は、シートを搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されたシートに対向し、液体を吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを搭載し、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、前記キャリッジを支持し、前記キャリッジの前記走査方向への移動をガイドするガイド部と、を備える記録装置であって、前記ガイド部は、前記搬送方向の下流に進むにつれて上方に傾斜するガイド面によってキャリッジを支持している。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、キャリッジの振動を抑制できる機構を有する記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
インクジェット記録装置の主要部分の斜視図である。
キャリッジとフレームの構成を示す図である。
キャリッジとフレームの断面図である。
キャリッジとフレームの下部における断面図である。
キャリッジとフレームの上部における断面図である。
間隔制御部材の構造を示す図である。
摺動部材の構造を示す図である。
摺動部材が受ける力を示す模式図である。
摺動部材の支持面の位置関係を示す図である。
摺動部材の凸面を示す断面図である。
キャリッジとフレームの正面図である。
第2実施形態におけるキャリッジとフレームの断面図である。
第3実施形態における間隔制御部材と摺動部材の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0009】
<インクジェット記録装置>
図1にインクジェット記録装置の主要部分の斜視図を示す。インクジェット記録装置(以下、記録装置1)は、給送機構2、搬送部3、排送部4、及びキャリッジユニット5を備えている。記録装置1の背面側にあるトレイ42に載置された記録媒体であるシートは、給送機構2によって搬送部3まで給送される。給送機構2から給送されたシートは搬送部3によってプラテン8まで搬送方向(Y方向)に搬送される。
【0010】
記録ヘッド6は、液体であるインクを吐出するための吐出面を有し、吐出面が所定の間隔を保ってプラテン8と対向している。記録ヘッド6は、プラテン8で支持されたシートに対して、シートの搬送方向に対する走査方向(X方向)に往復移動しながら液体を吐出する。搬送部3によるシートの搬送動作と、記録ヘッド6によるインクの吐出動作とを交互に繰り返すことによってシートに画像を記録する。画像が記録されたシートは、排送部4によって記録装置の前側に排出される。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
6か月前
株式会社デュプロ
転写装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
9か月前
三菱製紙株式会社
転写用基材
6か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
5か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
2か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
10か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
3か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
6か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
3か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
3か月前
個人
日本一の力を示す代表者印
9か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
株式会社リコー
電子機器
1か月前
株式会社リコー
印刷装置
5か月前
株式会社リコー
印刷装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
2か月前
オムロン株式会社
押圧治具
8か月前
三光株式会社
感熱記録材料
7日前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
7か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
5か月前
三菱ケミカル株式会社
感熱記録体
7か月前
株式会社リコー
液滴吐出装置
7か月前
株式会社リコー
画像形成装置
10か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
16日前
株式会社リコー
画像形成装置
16日前
続きを見る