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公開番号2023070103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2022171054
出願日2022-10-26
発明の名称リストバンドの小型時計ケースへの組付け
出願人ロレックス・ソシエテ・アノニム,ROLEX SA
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G04B 37/16 20060101AFI20230511BHJP(時計)
要約【課題】リストバンドを小型時計胴部に、より一般的には小型時計ケースに固定する。
【解決手段】リストバンド10と小型時計胴部20に連結される連結要素11と、連結要素のハウジング11a内に退避された位置を占めることが可能なピン1と、受入要素21とを含む、リストバンドを小型時計胴部に固定する装置であって、少なくとも一つのインサート5を含み、固定装置は、ピンが連結要素内に退避された位置を占め、リストバンドを小型時計胴部から分離可能にさせる第一構成と、
ピンが連結要素から突出した位置を占め、受入要素の穴21a内に位置され、インサートは、ピンと穴との間の接合面を形成する、及びまたはハウジングはピンの受入要素及びまたは連結要素それぞれに対する、回転の際の摩擦摩耗を最小化する、第二構成と、
の少なくとも二つの構成を占めるよう設計される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リストバンド(10)または小型時計胴部(20)のそれぞれに連結されることを意図される連結要素(11)と、前記連結要素(11)から突出する位置と、前記連結要素(11)のハウジング(11a)内に退避された位置との、二つの位置を占めることが可能な少なくとも一つのピン(1)と、小型時計胴部 (20)またはリストバンド(10)のそれぞれに連結することを意図され、少なくとも一つの穴(21a)を含む、受入要素(21)と、を含む、リストバンドを小型時計胴部に固定する装置であって、前記固定装置は少なくとも一つのインサート(5)を含み、前記固定装置は、
前記少なくとも一つのピン(1)が前記連結要素(11)内に退避された位置を占め、リストバンドを小型時計胴部から分離可能にさせる、第一構成と、
前記少なくとも一つのピン(1)が前記連結要素から突出した位置を占め、前記受入要素(21)の前記少なくとも一つの穴(21a)内に位置され、前記少なくとも一つのインサート(5)は、前記少なくとも一つのピン(1)と前記少なくとも一つの穴(21a)との間の接合面を形成する、及びまたは前記ハウジング(11a)は前記少なくとも一つのピン(1)の前記受入要素(21)及びまたは前記連結要素(11)それぞれに対する、回転の際の摩擦摩耗を最小化する、第二構成と、
の少なくとも二つの構成を占めるよう設計される、リストバンドを小型時計胴部に固定する装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記受入要素(21)の前記少なくとも一つの穴(21a)及びまたは前記連結要素(11)の前記ハウジング(11a)は、止まり穴の形を取る、
請求項1に記載の固定装置。
【請求項3】
特にカバーの形を取る、少なくとも一つの取り付け要素(2)を含み、前記固定装置の前記第二構成において、前記取り付け要素(2)は前記連結要素(11)に及びまたは前記受入要素(21)に固定され、前記少なくとも一つのピン(1)と協働して前記連結要素から突出した位置に前記ピンを保持する、
請求項1または2に記載の固定装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つの取り付け要素(2)は、前記ピン(1)が前記ハウジング(11a)内で並進移動することを防ぎ、前記ピン(1)を前記連結要素から突出する位置に保持するため、前記第二構成における前記少なくとも一つのピン(1)の第一ストップ(1b)と協働する少なくとも一つの軸状第一ストップ(2b)を特徴とする、
請求項3に記載の固定装置。
【請求項5】
前記第二構成において、前記少なくとも一つのピン(1)は前記連結要素(11)に対してまたは前記受入要素(21)に対して回転しないよう不動化される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項6】
前記固定装置の前記第一構成において、前記少なくとも一つのピン(1)は前記連結要素(11)に対して自由に回転する、
請求項5に記載の固定装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つの取り付け要素(2)または前記連結要素(11)または前記受入要素(21)は、前記連結要素(11)に対するまたは前記受入要素(21)に対する前記少なくとも一つのピンの回転を防止するよう、前記退避位置にある及びまたは前記突出位置にある前記少なくとも一つのピン(1)と協働する、
請求項5または6に記載の固定装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つの取り付け要素(2)または前記連結要素 (11)または前記受入要素 (21)は、前記連結要素(11)に対してまたは前記受入要素(21)に対して前記少なくとも一つのピンが回転移動されることを防止するよう、前記退避位置及びまたは前記突出位置にある前記少なくとも一つのピン(1)の非円筒形部分(1c)と協働する、少なくとも一つの相補的部分(3)を有する、
請求項7に記載の固定装置。
【請求項9】
前記連結要素 (11)は、前記ハウジング(11a)の少なくとも一部がその中に配置される凹部(2a)を有し、及びまたは前記受入要素(21)は前記穴(21a)の少なくとも一部がその中に配置される凹部(2a)を有し、前記第二構成において、前記少なくとも一つの取り付け要素(2)が前記凹部(2a)を占め、その可視表面が前記連結要素(11)の及びまたは前記受入要素(21)の前記隣接する面に一致して実質的な連続面を形成するよう、前記少なくとも一つの取り付け要素(2)は前記凹部(2a)の体積に対応するまたは実質的に対応する体積を有するカバーの形を取る、
請求項3から8のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項10】
前記少なくとも一つのインサート(5)は、800HV以上の硬度を有する、
請求項1から9のいずれか一項に記載の固定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リストバンドを小型時計胴部に固定する装置に関する。本発明はまた、少なくとも一つの当該固定装置を含み、固定装置はリストバンドと時計の胴部との間に配置される、時計、特に腕時計に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リストバンドを、取り外し可能にかつ連接した態様で、腕時計の胴部に固定するために、様々な装置が使用される。例えば、従来技術における慣例の解決策において、小型時計胴部は二つの突出部対を有し、各突出部対はハウジングの範囲を定め、リストバンドの端に配置されたリンクを受ける。一つの突出部対の二つの突出部の間に延びるピンがリストバンドの当該リンクと係合し、それをこれら二つの突出の間の位置に保持する一方、当該ピンの周りを旋回することによりリストバンドと小型時計ケースとの相対的な連接を可能とする。
【0003】
リストバンドを小型時計ケース、特に胴部に固定するこの方法は、理想的には以下の目的を達成しなければならない。
-特にリストバンドのあらゆる意図しない離脱を防ぐため、信頼性を有しなければならない。
-頑丈でなければならず、特にその機能性を経年的に劣化させるようなあらゆる摩耗を防がなければならない。
-リストバンドのユーザフレンドリーな取り外し及び固定、例えばリストバンドの簡単かつ迅速な交換を可能としなければならない。
-魅力的な審美的外観を有しなければならず、特に最高の時計における最高の審美的要求に適合するものでなければならない。
【0004】
既存の解決策は上述した目的のいくつかは少なくとも達成するものの、さらなる改善の余地がある。そのため、本発明の目的はこの状況を改善することにある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そのため、本発明の全体的な目的は、リストバンドを小型時計胴部に、より一般的には小型時計ケースに、固定するための改善された解決策である。
【0006】
より詳細には、本発明の第一の目的は、リストバンドを小型時計ケースに固定するための信頼できる頑丈な解決策である。
【0007】
本発明の第二の目的は、リストバンドを小型時計ケースに固定するためのユーザフレンドリーな解決策である。
【0008】
本発明の第三の目的は、好ましくは、リストバンドを時計の文字盤に固定するための審美的な解決策である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このため、本発明はリストバンドを小型時計胴部に固定する装置に関し、リストバンドまたは小型時計胴部のそれぞれに連結されることを意図される連結要素と、前記連結要素から突出する位置と、前記連結要素のハウジング内に退避された位置との、二つの位置を占めることが可能な少なくとも一つのピンと、小型時計胴部またはリストバンドのそれぞれに連結することを意図され、少なくとも一つの穴を含む、受入要素と、を含み、前記固定装置は少なくとも一つのインサートを含み、前記固定装置は、
前記少なくとも一つのピンが前記連結要素内に退避された位置を占め、リストバンドを小型時計胴部から分離可能にさせる、第一構成と、
前記少なくとも一つのピンが前記連結要素から突出した位置を占め、前記受入要素の前記少なくとも一つの穴内に位置され、前記少なくとも一つのインサートは、前記少なくとも一つのピンと前記少なくとも一つの穴との間の接合面を形成する、及びまたは前記ハウジングは前記少なくとも一つのピンの受入要素及びまたは連結要素それぞれに対する、回転の際の摩擦摩耗を最小化する、第二構成と、
の少なくとも二つの構成を占めるよう設計される。
【0010】
本発明は、請求の範囲により詳細に定義される。
(【0011】以降は省略されています)

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