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公開番号2023070034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2022114003
出願日2022-07-15
発明の名称農作物の直販システム
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 50/02 20120101AFI20230511BHJP(計算;計数)
要約【課題】顧客が圃場から離れた場所にいても、購入を希望する農作物の生育状況を自分の目で確かめながら、圃場にいるような感覚で農作物を購入する農作物の直販システムを提供する。
【解決手段】農作物の直販システム100は、生産者システム110、1又は2以上の顧客端末120及びこれらに介在されるサーバ130がインターネットNに接続されて構成される。生産者システムは、農作物が栽培される圃場に設置されて収穫前の農作物の説明映像を撮影する撮影装置112と、撮影装置と接続される情報処理装置111と、を備える。サーバ130は、情報処理装置から受信した映像を顧客端末120に送信して表示させる映像送信手段131と、映像を視聴した顧客が顧客端末に入力した注文情報を受信して情報処理装置に送信する注文フォーム送信手段132と、注文フォームに入力された注文情報を受信して、情報処理装置に送信する注文送信手段133と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生産者システムと、1または2以上の顧客端末と、これらに介在されるサーバとがインターネット接続されてなる農作物の直販システムであって、
前記生産者システムは、農作物が栽培される圃場に設置されて収穫可能な前記農作物の映像を撮影する撮影装置と、該撮影手段と接続される情報処理装置とを備え、
前記サーバは、前記生産者システムの前記情報処理装置から受信した前記映像を前記顧客端末に送信して表示させる映像送信手段と、前記映像を視聴した顧客が前記顧客端末に入力した注文情報を受信して前記生産者システムの前記情報処理装置に送信する注文送信手段と、を備えることを特徴とする農作物の直販システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記情報処理装置は、前記撮影手段によって撮影された前記農作物の映像から、前記農作物の生育状況を解析し、この解析情報を前記サーバに送信する映像解析手段をさらに備え、
前記サーバは、前記映像解析手段から受信した前記解析情報を前記映像とともに前記顧客端末に表示させる解析情報送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の農作物の直販システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記解析情報と紐付けされた前記農作物の仮想画像を生成し前記顧客端末に表示させる仮想表示制御手段と、前記顧客が前記仮想画像に対して行う操作に関する情報を取得する操作情報取得手段と、前記操作情報取得手段によって取得された操作情報から前記農作物の注文情報を生成する注文生成手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の農作物の直販システム。
【請求項4】
前記仮想表示制御手段は、複数の前記仮想画像が配置された仮想空間画像を前記顧客端末に表示させることを特徴とする請求項3記載の農作物の直販システム。
【請求項5】
前記注文生成手段は、前記仮想空間画像の中に表示される複数の前記仮想空間ごとに注文情報を生成することを特徴とする請求項4記載の農作物の直販システム。
【請求項6】
前記サーバは、顧客が注文情報を入力する注文フォームを前記顧客端末に表示させる注文フォーム表示手段をさらに備えており、前記注文フォームでは、購入を希望する農作物の品種、サイズ、重量、同梱する農作物の割合の少なくとも一つを選択指定可能であることを特徴とする請求項1記載の農作物の直販システム。
【請求項7】
前記サーバは、顧客の情報をあらかじめ記憶して、該サーバに接続しようとする者が記憶された顧客情報と合致する者かどうかを認証する顧客認証手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の農作物の直販システム。
【請求項8】
前記サーバは、生産者と顧客との間で文字、音声又は映像を用いて直接対話可能とする対話通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の農作物の直販システム。
【請求項9】
前記情報処理装置は、受信した前記注文情報に基づいて購入代金を算出し、算出された金額情報を前記顧客端末に送信する代金算出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の農作物直販システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顧客が圃場に出向かなくても、圃場で栽培されている農作物の中から自身の好みに合った大きさや熟れ具合の農作物を選択して購入することができる農作物の直販システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、野菜や果物といった農作物を生産者から顧客に直接販売する手段として、自ら販売用のホームページを開設したり、インターネットのECサイトに出店したりすることが行われている。こうしたインターネット直販を利用すれば、顧客は全国の生産者から農作物を購入することができるので、例えば、近隣の店舗には入荷しないような品種や産地の農作物を、自宅に居ながらにして新鮮な状態で手に入れることができる。また、インターネット直販を行う生産者にとっても、組合や市場に支払う中間手数料が発生しないので利益を上げやすいといったメリットがある。
【0003】
しかしながら、インターネット直販では、サイトに掲載されている農作物の中から種類やサイズを選択することはできるが、実店舗で購入するときのように農作物1つ1つの状態(例えば、形状や熟れ具合等)を自分の目で確認して指定することまではできない。つまり、顧客が購入した農作物の状態はそれが手元の届いてからでなければわからないため、顧客がイメージしていたものと異なるといったことがあった。また、通常顧客は生産者が設定した個数や重量でしか購入することができず、これらを任意で設定して購入することはできなかった。
【0004】
一方、別の直販方法として、例えば、イチゴ狩りやブドウ狩りのように、顧客が圃場に出向いていき、自らの手で農作物を収穫してから購入する収穫体験型の販売方法が従来行われている。この販売方法によれば、顧客は農作物の状態を自らの目で確認することができるので、自分が望む状態の農作物を選択して購入することができるだけでなく、生産者から農作物や収穫に関する指導や説明を受けたりしながら、収穫作業を一種のレジャーとして楽しむことができる。また、生産者側としても、圃場に同時に入場している複数の顧客に対して指導や説明を一時に行うことができるので、効率良くサービスを提供することができる。そこで、インターネット直販の利便性と、収穫体験型販売のレジャー性とを両立できるような販売方法が模索されている。
【0005】
上記事情を鑑み、果実を栽培する農家のシステムと果実を購入する顧客の端末とこれらの仲介システムと運送会社の端末とがネットワーク接続され、農家システムは、ネットワークに接続された処理装置と撮像装置を含み果実の成育状況映像を送信する手段を有し、仲介システムは、顧客端末にアクセスされると収穫可能な果実とその栽培農家情報を表示し、果実の種別と栽培農家の指定情報、顧客の個人情報を取得する手段と、指定された栽培農家のシステムに果実映像の送信を要求しその映像を顧客端末に表示し、購入する果実の指定情報を取得する手段と、指定された果実の収穫指示を栽培農家のシステムに送信し、収穫された果実の顧客先への配送依頼情報を作成し、運送会社端末に送信する手段とを備えた果実の遠隔収穫システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、近年では、インターネットを利用したビデオ会議システムを用いて、顧客に対して圃場で栽培されている農作物の映像を見せたり、生産者が農作物の説明をしたりしながら、生産者と顧客とがリアルタイム的に対話をして農作物の収穫、販売をすることも行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-258983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の果実の遠隔収穫システムによれば、圃場で栽培されている果実の映像が顧客に対して送信され、顧客はその映像から果実の状況を把握して購入することができる。つまり、この遠隔収穫システムを顧客が利用することで、実際に手元に届いた果実が購入時のイメージとは異なるといった事態を防ぐことができるようになる。しかしながら、特許文献1のシステムでは、果実について顧客が得られる情報は画像が中心であって、生産者から直に説明を聞くといったような体験型販売の要素を含むものではない。
【0009】
一方、インターネット会議システムを用いた販売方法は、収穫体験型の販売方法をオンラインで実現しているといえる。しかし、このシステムを用いた販売は、生産者と顧客とが基本的に1対1となる構図で行われるため、生産者は1顧客ごとに30分~1時間程度のシステム利用時間を設定し、その都度説明等を行う必要があり販売効率が非常に悪いという問題がある。すなわち、インターネット会議システムを用いた販売方法は、複数の顧客に対して同時にサービスを提供するのには不適である。
【0010】
本発明は、インターネット直販の利便性はそのままに、顧客にとっては、購入しようとする収穫前の農作物の生育状況を自分の目で確かめることができかつ圃場にいるような感覚で買い物をすることができ、生産者にとっては、複数の顧客に対して同時に効率よくサービスの提供と販売とができる農作物の直販システムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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