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公開番号2023069968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021193630
出願日2021-11-04
発明の名称浮上外壁ユニット
出願人個人
代理人
主分類E04H 9/14 20060101AFI20230511BHJP(建築物)
要約【課題】水害時に浮上した建屋が降下する際に床下領域に流れ込む流木等の大型ゴミを防止することにより降下時に安定して所定の位置に戻すための浮上外壁ユニットを提供する。
【解決手段】建屋基礎部又は建屋を支える支柱部に連結された浮体物160と、前記浮体物には鉛直直下向きに突出するアンカーポール230と、前記アンカーポールを収容するために上部が開口した容器状のプールの底面700に鉛直方向に延びる筒状に形成された固定部材260から構成された水害時用の浮上建屋であって、前記浮体物の周辺を囲むように前記浮体物側面に固定された壁板450が備わったことを特徴とする浮上外壁ユニットである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建屋基礎部又は建屋を支える支柱部に連結された浮体物と、
前記浮体物には鉛直直下向きに突出するアンカーポールと、
前記アンカーポールを収容するために穿孔されたアンカーポール孔又は敷地内に上部が開口した容器状のプールの底面に鉛直方向に延びる筒状に形成された固定部材からなる水害時用の浮上建屋であって、
前記浮体物の周辺を囲むように前記浮体物側面に固定された壁板、ネット、柵又はそれらの組み合わせたものが備わったことを特徴とする浮上外壁ユニット。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
建屋の基礎部又は建屋を支える支柱部に連結された浮体物と、
前記浮体物には鉛直直下向きに突出するアンカーポールと、
前記アンカーポールを収容するために穿孔されたアンカーポール孔又は敷地内に上部が開口した容器状のプールの底面に鉛直方向に延びる筒状に形成された固定部材からなる水害時用の浮上建屋であって、
前記浮体物の周辺を囲むように前記浮体物とは独立した浮上壁板、浮上ネット、浮上柵又はそれらの組み合わせたものが備わったことを特徴とする浮上外壁ユニット。
【請求項3】
前記独立した浮上壁板、浮上ネット、浮上柵が浮上した際に前記独立した浮上壁、浮上ネット又はそれらの組み合わせたものの上面高さが前記浮上建屋の浮体物の上面高さよりも高くなることを特徴とする請求項2記載の外壁ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水害時に浮上した建屋が降下する際に床下領域に流れ込む流木等の大型ゴミを防止することにより降下時に安定して所定の位置に戻すための浮上外壁ユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
台風や長雨による河川氾濫及び地震による津波等の影響で浸水被害が生じるが、最近では地球温暖化の影響と思われるような異常気象が国内外で生じており、特にアジア圏に於いては長雨による家屋浸水にて甚大な被害が出ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-219534号公報
特許第5725464号公報
特開2013-86648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、地中に埋没され上面が開口し側壁および底面を備えた容器構造プール型基礎を備え、その基礎底面上に台船型浮体を乗せ置き、台船型浮体と一体で浮体底部から鉛直下方に伸びるアンカーポールを備え、基礎底部に基礎と一体に係止部材を備えてアンカーポールと係止部材が連結し一体となるように構成された浮上建屋である。
【0005】
特許文献2は、床構造の下に水圧で建築物を浮上させる浮体を取り付け、前記建築物の柱のうちの複数本を管形状でその内部に鉛直下方に伸張するアンカーポールを内蔵するアンカーポール内蔵柱とし、前記建造物の基礎は側壁と底面とを備えた容器形状として前記浮体を収納し、前記建築物の土台を構成する土台梁と前記アンカーポールを前記基礎の側壁に固定し、前記建築物が浮上した時、水面からの高さを計測できる水位計と水平度を調整できる浮力調整装置を有し、前記建築物は水位が所定以上に上昇した時に浮上し、前記建築物の水流により流動をアンカーポールで阻止するようにした浮上建屋である。
【0006】
特許文献3は、避難者を収容する板体状の避難台と、該避難台に取り付けられた鉛直方向に延びる複数の柱体部材と、地中に埋設され、内部にこれら柱体部材を昇降自在に各々収容する鉛直方向に延びる筒状に形成された複数の固定部材とを備え、上記各柱体部材は、いずれも内部が中空状に形成されていて、これらの全柱体部材によって上記避難台を水面に浮かせることが可能な浮力を有し、上記固定部材は上端側の開口から水害時の水を内部に流入可能であると共に、内部に上記柱体部材を収容した状態で水が流入可能な流入空間を備えていて、該内部に水を流入させることにより各柱体部材を上方にガイドしながら浮上させる構成である浮上建屋である。
【0007】
上述の如く、いずれの特許文献に於いても水害時に水の上昇による建築物の水没を防止する技術であって、実際には水だけでなく大型漂流物等が流れ込み浮上した建築物の床下に流れ込んだ状態で停留した際には水位の低下と共に建築部が下降し始め当該建築物を定位置に戻すことができなくなる。そうなれば、後の復旧に相当の作業時間と費用を要することになる。
【0008】
上記課題に鑑み、発明者は誠意工夫の結果、水害時に浮上した建屋が降下する際に安定して所定の位置に戻すための浮上外壁ユニットを提案する。
【0009】
第一の実施形態は、建屋基礎部又は建屋を支える支柱部に連結された浮体物と、浮体物には鉛直直下向きに突出するアンカーポールと、アンカーポールを収容するために穿孔されたアンカーポール孔又は敷地内に上部が開口した容器状のプールの底面に鉛直方向に延びる筒状に形成された固定部材からなる水害時用の浮上建屋であって、浮体物の周辺を囲むように浮体物側面に鉛直下方に固定された壁板、ネット又は柵が備わったことを特徴とする浮上外壁ユニットである。
【0010】
建屋基礎部又は建屋を支える支柱部に連結された浮体物については、浮き桟橋などに使用されている低密度ポリエチレン内にスチロールが充填されたものを高強度な枠体又は箱内に収納したものや中空構造とした繊維強化プラスティック(FRP)のような構造体を使用すればよい。該浮体物については上面に建造する建屋等の重量を勘案して浮体物が浮上するような浮力を与える厚みとする。
(【0011】以降は省略されています)

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