TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023069832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021181990
出願日2021-11-08
発明の名称電磁弁
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F16K 11/07 20060101AFI20230511BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】スリーブおよびスプールの軸長を短くすることができる電磁弁を提供する。
【解決手段】電磁弁100は、円筒壁108を有し円筒壁に複数のポートが形成されたスリーブ102と、スリーブ内をスリーブの軸方向に往復動することによりポートを切り換えるスプール104と、スプールを往復動させる電磁部106と、を備え、スリーブの円筒壁には、供給ポート110、112とドレンポート114とが周方向にずれて形成されていて、スプールは、その内部に軸方向に延びる中空形状を有する有底中空円筒であって、スプールの開口した先端132が制御ポート134となっていて、スプールの外周面には、供給ポートに連通される第1溝138と、ドレンポートに連通される第2溝140と、第1溝と制御ポートを連通する供給穴142と、第2溝と制御ポートを連通するドレン穴144とが形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
円筒壁を有し該円筒壁に複数のポートが形成されたスリーブと、
前記スリーブ内を該スリーブの軸方向に往復動することにより前記ポートを切り換えるスプールと、
前記スプールを往復動させる電磁部と、を備えた電磁弁であって、
前記スリーブの円筒壁には、供給ポートとドレンポートとが周方向にずれて形成されていて、
前記スプールは、その内部に軸方向に延びる中空形状を有する有底中空円筒であって、該スプールの開口した先端が制御ポートとなっていて、
前記スプールの外周面には、
前記供給ポートに連通される第1溝と、
前記ドレンポートに連通される第2溝と、
前記第1溝と前記制御ポートを連通する供給穴と、
前記第2溝と前記制御ポートを連通するドレン穴とが形成されていることを特徴とする電磁弁。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記供給ポートと前記ドレンポートは、前記スリーブの軸方向で重なっていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
【請求項3】
前記スリーブは、その内部に軸方向に貫通した貫通穴を有し、
前記供給ポートは、前記スリーブの前記貫通穴と交差して2つ形成されていて、
2つの供給ポート同士は、周方向に180°ずれていて、
前記2つの供給ポートと前記ドレンポートは、周方向に90°ずれて交互配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のポートが形成されたスリーブを有する電磁弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一例として電磁弁は、スリーブと、スリーブの内側に摺動可能に支持されたスプールとを備え、スリーブの一端に取り付けられた電磁部のソレノイドコイルが励磁されることで生じる吸引力によって、スプールを変位させて所定の制御圧を出力する。
【0003】
特許文献1には、フィードバックポート、供給ポート、制御ポートおよびドレンポートをスリーブの外周面に軸方向に配置し、スリーブの先端にスプリングおよび調整用アジャスタを配置した電磁弁が記載されている。
【0004】
この電磁弁では、スリーブの外周面に軸方向に4つのポートを配置しているため、スリーブの内側に形成されスプールと摺動する円筒部(ランド)が5箇所存在することになる。すなわち円筒部は、スリーブの内側において、スプリング-フィードバックポート間、フィードバックポート-供給ポート間、供給ポート-制御ポート間、制御ポート-ドレンポート間およびドレンポート-電磁部間の合計5箇所に存在する。これにより、この電磁弁は、スリーブおよびスプールの軸長が長くなり、それに伴い製造コストも高くなってしまう。
【0005】
これに対して特許文献2に記載の電磁比例弁では、スリーブの外周面に軸方向に供給ポートおよびドレンポートを配置し、スリーブの先端端面に制御ポートを配置している。このため、この電磁比例弁は、特許文献1の電磁弁に比べて、スリーブの外周面に制御ポートを配置しない分、スリーブおよびスプールの軸長を短くすることができる。
【0006】
また特許文献3に記載の電磁弁は、スリーブの外周面に軸方向に供給ポートおよびドレンポートを配置し、スリーブの先端端面に制御ポートを配置し、さらにスプールの内部に形成した穴を通してスプール端面に制御圧をかけることによりフィードバック力を発生させている。
【0007】
このため、この電磁弁では、スリーブにフィードバックポートを設ける必要がなく、特許文献1の電磁弁に比べて、スリーブの外周面に制御ポートおよびフィードバックポートを配置しない分、スリーブおよびスプールの軸長を短くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5907330号
国際公開第2018/180367号
特許第6093781号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし特許文献2、3に記載の電磁弁では、スリーブの外周面に軸方向に供給ポートおよびドレンポートを配置しているため、各ポート間に必要な間隔を確保する必要があり、その分、スリーブおよびスプールの軸長が長くなってしまう。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑み、スリーブおよびスプールの軸長を短くすることができる電磁弁を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
脚装置
1か月前
個人
配管固定金具
1か月前
個人
チェーン
3か月前
個人
ポール制振装置
2か月前
個人
家具
16日前
個人
ナット
4か月前
個人
管と容器の断熱装置
3か月前
個人
締結具
3か月前
個人
ジャイロの軸受装置
16日前
マフレン株式会社
自動給脂器
28日前
日東精工株式会社
シールねじ
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
株式会社フジキン
開度固定器
3か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
株式会社ジェイテクト
玉軸受
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
22日前
日星電気株式会社
多層チューブ
1か月前
コクヨ株式会社
固定部材
3か月前
株式会社ナジコ
自在継手
7日前
個人
圧入成形物の製造法
16日前
株式会社テイエルブイ
熱応動弁
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
イワブチ株式会社
締結具
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
株式会社伊藤製作所
連結具
22日前
株式会社ジェイテクト
転がり軸受
3か月前
株式会社トヨックス
可撓管
3か月前
株式会社アイシン
駆動機構
5か月前
株式会社ミクニ
比例制御弁
3か月前
明正工業株式会社
ねじ部材
2か月前
株式会社コスメック
位置決め装置
3か月前
株式会社エステック
減速機
16日前
株式会社テイエルブイ
複座弁装置
1か月前
続きを見る