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公開番号2023069739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021181838
出願日2021-11-08
発明の名称試料検査装置
出願人株式会社総合水研究所
代理人個人,個人
主分類C12M 1/34 20060101AFI20230511BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】小型化し易い試料検査装置を提供する。
【解決手段】試料検査装置10は、試料を収納する試料収納器15を複数個保持可能なホルダ20と、複数のホルダ20を、水平方向に出し入れ可能に、上下方向に間隔をおいて支持するキャリア30と、キャリア30を昇降させるキャリア昇降手段40と、所定の高さ位置にあるホルダ20をキャリア30に対して水平方向へ出し入れするホルダ移動手段60と、キャリア30から引き出されたホルダ20に保持された試料収納器15を撮像する撮像部80と、撮像部80をホルダ20の出し入れ方向と直交する水平方向に移動させる撮像部移動手段90と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
試料を収納する試料収納器を複数個保持可能なホルダと、
複数の前記ホルダを、水平方向に出し入れ可能に、上下方向に間隔をおいて支持するキャリアと、
前記ホルダを前記キャリアに対して水平方向へ出し入れするホルダ移動手段と、
前記キャリアから引き出された前記ホルダに保持された前記試料収納器を撮像する撮像部と、
を備える試料検査装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の試料検査装置であって、
前記キャリアを昇降させるキャリア昇降手段と、
前記撮像部を前記ホルダの出し入れ方向と直交する水平方向に移動させる撮像部移動手段と、
をさらに備える試料検査装置
【請求項3】
請求項1又は2に記載の試料検査装置であって、
前記ホルダ移動手段は、
前記ホルダの出し入れ方向と直交する左右方向の両側に位置する左右一対の第1揺動アームと、
前記左右一対の第1揺動アームのそれぞれの先端側に取り付けられ、前記キャリアに格納された前記ホルダを左右両側から挟持可能な左右一対の第1ローラと、
前記左右一対の第1ローラをそれぞれ回転させる左右一対の第1出入モータと、
前記ホルダの出し入れ方向において前記キャリアから離れた位置に配置された左右一対の第2揺動アームと、
前記左右一対の第2揺動アームのそれぞれの先端側に取り付けられ、前記キャリアから引き出された前記ホルダを左右両側から挟持可能な左右一対の第2ローラと、
前記左右一対の第2ローラをそれぞれ回転させる左右一対の第2出入モータと、
を有する試料検査装置。
【請求項4】
請求項1~3いずれか一項に記載の試料検査装置であって、
試料に含まれる微生物又は細胞が増殖可能な培養室を更に備え、
複数の前記ホルダ、前記キャリアおよび前記撮像部は、同じ培養室内に設けられている試料検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培養された微生物又は細胞(以下「微生物等」という。)がコロニーを形成した試料を検査する試料検査装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
試料検査装置として、様々なものが提案されている。例えば、特許文献1に開示されている試料検査装置は、トレイ(31~36)上に載置された試料を培養する複数の培養室(11~16)と、培養により形成されたコロニーを計測する検査室(10)と、トレイ搬送装置(41~46)とを備える試料検査装置であって、複数の培養室(11~16)は、温度,湿度,酸素濃度,二酸化炭素濃度の内の少なくともいずれか一つの室内環境条件を独立的に制御可能な構成を備え、検査室(10)は、前記コロニーを撮像する撮像装置(61)を備える。撮像装置(61)は、上下方向に移動する撮像装置駆動部(51)と、水平方向に移動する撮像装置駆動部(52)と、により、3次元的に移動可能となっている。さらに、複数の培養室(11~16)の各部屋の周囲側面は断熱材で覆われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-261260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の培養室(11~16)の室内環境条件を独立的に制御するためには、特許文献1の図面には示されていないが、各培養室に温度制御装置(1)等の環境調整装置をそれぞれ設ける必要がある。さらに、複数の培養室(11~16)の各部屋の周囲側面は断熱材で覆われている。これにより、当該試料検査装置は、大型のものとなる。
【0005】
本発明は、上記の実情に鑑みて創案されたものであり、小型化し易い試料検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る試料検査装置は、試料を収納する試料収納器を複数個保持可能なホルダと、複数の前記ホルダを、水平方向に出し入れ可能に、上下方向に間隔をおいて支持するキャリアと、前記ホルダを前記キャリアに対して水平方向へ出し入れするホルダ移動手段と、前記キャリアから引き出された前記ホルダに保持された前記試料収納器を撮像する撮像部と、を備える。
【0007】
さらに、本発明の第2の態様に係る試料検査装置は、試料を収納する試料収納器を複数個保持可能なホルダと、複数の前記ホルダを、水平方向に出し入れ可能に、上下方向に間隔をおいて支持するキャリアと、前記キャリアを昇降させるキャリア昇降手段と、所定の高さ位置にある前記ホルダを前記キャリアに対して水平方向へ出し入れするホルダ移動手段と、前記キャリアから引き出された前記ホルダに保持された前記試料収納器を撮像する撮像部と、前記撮像部を前記ホルダの出し入れ方向と直交する水平方向に移動させる撮像部移動手段と、を備える。
【0008】
かかる構成を備える試料検査装置によれば、キャリアが昇降することによって、撮像部は上下方向の移動を必要としないので、撮像部の下方に環境調整装置を配置することができ、キャリアの下方に環境調整装置を配置する場合に比べて、試料検査装置全体の高さを小さくすることができる。
【0009】
本発明の第3の態様に係る試料検査装置は、前記第1の態様に係る試料検査装置であって、前記ホルダ移動手段は、前記ホルダの出し入れ方向と直交する左右方向の両側に位置する左右一対の第1揺動アームと、前記左右一対の第1揺動アームのそれぞれの先端側に取り付けられ、前記キャリアに格納された前記ホルダを左右両側から挟持可能な左右一対の第1ローラと、前記左右一対の第1ローラをそれぞれ回転させる左右一対の第1出入モータと、前記ホルダの出し入れ方向において前記キャリアから離れた位置に配置された左右一対の第2揺動アームと、前記左右一対の第2揺動アームのそれぞれの先端側に取り付けられ、前記キャリアから引き出された前記ホルダを左右両側から挟持可能な左右一対の第2ローラと、前記左右一対の第2ローラをそれぞれ回転させる左右一対の第2出入モータと、を有する。
【0010】
本発明の第4の態様に係る試料検査装置は、前記第1の態様または前記第2の態様に係る試料検査装置であって、試料に含まれる微生物又は細胞が増殖可能な培養室を更に備え、複数の前記ホルダ、前記キャリアおよび前記撮像部は、同じ培養室内に設けられている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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