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公開番号2023069558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021181499
出願日2021-11-05
発明の名称太物電線
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/04 20060101AFI20230511BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】柔軟性に優れた太物電線を提供する。
【解決手段】導体と、前記導体の外表面を覆う絶縁層とを備え、100A以上の大電流、かつ30V以上の高電圧に用いられる電気自動車用の太物電線であって、
前記導体は、複数本の素線を撚り合わせた第1撚線と、複数本の前記第1撚線を撚り合わせた第2撚線とを含み、
前記素線の素線径が0.18mm以上0.35mm以下であり、
前記絶縁層のセカントモジュラスが15MPa以上41MPa以下である太物電線。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
導体と、前記導体の外表面を覆う絶縁層とを備え、100A以上の大電流、かつ30V以上の高電圧に用いられる電気自動車用の太物電線であって、
前記導体は、複数本の素線を撚り合わせた第1撚線と、複数本の前記第1撚線を撚り合わせた第2撚線とを含み、
前記素線の素線径が0.18mm以上0.35mm以下であり、
前記絶縁層のセカントモジュラスが15MPa以上41MPa以下である太物電線。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記導体は公称断面積が70SQであり、
前記太物電線を屈曲部で屈曲させ、前記屈曲部の曲率半径を100mmから50mmに変化させた場合の反発力が55N以下であり、
前記導体と前記絶縁層との密着力である導体密着力が50N以下である請求項1に記載の太物電線。
【請求項3】
前記導体は公称断面積が95SQであり、
前記太物電線を屈曲部で屈曲させ、前記屈曲部の曲率半径を100mmから50mmに変化させた場合の反発力が70N以下であり、
前記導体と前記絶縁層との密着力である導体密着力が50N以下である請求項1に記載の太物電線。
【請求項4】
前記導体は公称断面積が120SQであり、
前記太物電線を屈曲部で屈曲させ、前記屈曲部の曲率半径を100mmから50mmに変化させた場合の反発力が140N以下であり、
前記導体と前記絶縁層との密着力である導体密着力が50N以下である請求項1に記載の太物電線。
【請求項5】
前記導体が、複数本の前記第2撚線を撚り合わせた第3撚線を含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の太物電線。
【請求項6】
前記絶縁層が絶縁樹脂を含有し、
前記絶縁樹脂は、エチレン-エチルアクリレート共重合体を含む請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の太物電線。
【請求項7】
前記エチレン-エチルアクリレート共重合体が、エチルアクリレートを10質量%より多く35質量%未満含む請求項6に記載の太物電線。
【請求項8】
前記絶縁樹脂が、ポリエチレン樹脂を含有し、前記エチレン-エチルアクリレート共重合体と、前記ポリエチレン樹脂の含有量の合計を100質量%とした場合に、前記エチレン-エチルアクリレート共重合体の含有量が20質量%より多く90質量%未満である請求項6または請求項7に記載の太物電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、太物電線に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、導体と該導体を被覆する絶縁体とを備えた絶縁電線において、前記絶縁体がハロゲンフリー樹脂組成物で構成されていることを特徴とする絶縁電線が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-127040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば特許文献1に開示されているように、従来から自動車等の配線に絶縁電線が用いられている。ところで、近年では環境負荷を低減する観点から電気自動車等の開発、実用化が進んでおり、充電時間の短縮等の観点から、大電流、高電圧に対応するように、断面積の大きい導体を含む電線も用いられるようになっている。
【0005】
しかしながら、断面積の大きい導体を含む電線は硬く、曲げにくくなる。このため、該電線を電気自動車の車両に取り付ける際等の作業性が低下するという問題があった。そこで、電気自動車の車両に取り付ける際に容易に曲げることができる柔軟性に優れた断面積の大きい電気自動車用の電線が求められていた。
【0006】
そこで、本開示は、柔軟性に優れた太物電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の太物電線は、導体と、前記導体の外表面を覆う絶縁層とを備え、100A以上の大電流、かつ30V以上の高電圧に用いられる電気自動車用の太物電線であって、
前記導体は、複数本の素線を撚り合わせた第1撚線と、複数本の前記第1撚線を撚り合わせた第2撚線とを含み、
前記素線の素線径が0.18mm以上0.35mm以下であり、
前記絶縁層のセカントモジュラスが15MPa以上41MPa以下である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、柔軟性に優れた太物電線を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一態様に係る太物電線の長手方向と垂直な面での断面図である。
図2は、本開示の一態様に係る太物電線の長手方向と垂直な面での断面図である。
図3は、本開示の一態様に係るシールド層、外周被覆を備えた太物電線の長手方向と垂直な面での断面図である。
図4Aは、反発力を評価する際の、屈曲部の曲率半径が100mm時の状態説明図である。
図4Bは、反発力を評価する際の、屈曲部の曲率半径が50mm時の状態説明図である。
図5は、導体密着力の評価方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施するための形態について、以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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