TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023069432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021181275
出願日2021-11-05
発明の名称口唇化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/31 20060101AFI20230511BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の課題は、マットな質感を有しながらも、色移りの無さ、膜の収縮感が無さ、高温での亀裂抑制効果及びワックスの析出抑制効果に優れる口唇化粧料を提供することである。
【課題の解決手段】次の(a)~(e);
(a)炭化水素ワックス
(b)揮発性炭化水素油
(c)シリコーン被膜形成剤
(d)有機変性粘土鉱物
(e)25℃で液状の不揮発性油
を含有し、成分(a)の含有量が5~20質量%であり、成分(b)の含有量が20~60質量%であり、成分(e)の含有量が2~18質量%であることを特徴とする25℃でペースト状の口唇化粧料。


特許請求の範囲【請求項1】
次の(a)~(e);
(a)炭化水素ワックス
(b)揮発性炭化水素油
(c)シリコーン被膜形成剤
(d)有機変性粘土鉱物
(e)25℃で液状の不揮発性油
を含有し、成分(a)の含有量が5~20質量%であり、成分(b)の含有量が20~60質量%であり、成分(e)の含有量が2~18質量%であることを特徴とする30℃でペースト状の口唇化粧料。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記成分(a)がポリエチレンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、及び(エチレン/プロピレン)コポリマーよりなる群から選択される1種または2種以上である請求項1に記載の口唇化粧料。
【請求項3】
前記成分(c)がトリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、及びアクリル-シリコーングラフト共重合体よりなる群から選択される1種または2種以上である請求項1または2に記載の口唇化粧料。
【請求項4】
前記成分(e)に対する成分(b)の含有質量割合(b)/(e)が2.8~25である請求項1~3のいずれか1項に記載の口唇化粧料。
【請求項5】
前記成分(e)の分子量が450以下であることを特徴請求項1~4のいずれか1項に記載の口唇化粧料。
【請求項6】
さらに成分(f)デキストリン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の口唇化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口唇化粧料に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
口唇化粧料は、口唇に色彩を付与し、華やかな印象に仕上げる等の化粧効果を有するものであり、その時節の流行に合わせて、ツヤのある仕上がりやツヤを抑えたマットな仕上がり等、多様な仕上がり効果が求められている。中でも、近年はマットな質感に仕上がる口唇化粧料の需要が高まってきている。また、マットな仕上がり効果に加えて、使用感や色移りの無さ等の機能性の向上が求められており、これまでに様々な技術開発が行われている。
例えば、非揮発性炭化水素油または非揮発性エステル油、非揮発性シリコーン油及び1~10μmの粉末を一定の割合で組み合わせることで、塗布後の耐移り性、塗布時の伸びの良さ、仕上がりのマットさに優れる油中油型乳化型化粧料に関する技術(例えば、特許文献1参照)、特定のロウ、ダイマー酸エステル及びモノグリセリンまたはポリグリセリンのエステルを特定の割合で組み合わせることで、滑らかな使用感とマットな質感、しっとり感の持続性に優れる口唇化粧料に関する技術(例えば、特許文献2参照)、不揮発性油、フェニルシリコーン、ジメチコン、粘土鉱物を組み合わせることでマットな質感、塗布時のなめらかさに優れる口唇化粧料に関する技術(例えば、特許文献3参照)等があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-130629号公報
特開2019-178074号公報
特開2020-105142号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では一定量以上の粉体を有するため、乾燥感や塗膜の収縮感を感じる場合があった。特許文献2の技術では、高温時に油剤の排液が生じる場合や、排液部分にワックスの析出が生じる場合があった。また、特許文献3の技術では粘土鉱物の配合に伴い、高温時の化粧料の収縮による亀裂が発生する場合があった。
従って本発明の課題は、マットな質感を有しながらも、色移りの無さ、膜の収縮感の無さ、高温での亀裂抑制効果及びワックスの析出抑制効果に優れる口唇化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる実情において、本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ペースト状の口唇化粧料において、特定量の炭化水素ワックス、揮発性炭化水素油及び25℃で液状の不揮発性油並びにシリコーン被膜形成剤及び有機変性粘土鉱物を組み合わせることでマットな質感を有しながらも、色移りの無さ、膜の収縮感の無さ、高温での亀裂抑制効果及びワックスの析出抑制効果に優れる口唇化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、次の(a)~(e);
(a)炭化水素ワックス
(b)揮発性炭化水素油
(c)シリコーン被膜形成剤
(d)有機変性粘土鉱物
(e)25℃で液状の不揮発性油
を含有し、成分(a)の含有量が5~20質量%であり、成分(b)の含有量が20~60質量%であり、成分(e)の含有量が2~18質量%であることを特徴とする30℃でペースト状の口唇化粧料に関するものである。
【0007】
前記成分(a)がポリエチレンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、及び(エチレン/プロピレン)コポリマーよりなる群から選択される1種または2種以上である前記記載の口唇化粧料に関するものである。
【0008】
前記成分(c)がトリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、及びアクリル-シリコーングラフト共重合体よりなる群から選択される1種または2種以上である前記記載の口唇化粧料に関するものである。
【0009】
前記成分に(e)対する成分(b)の含有質量割合(b)/(e)が2.8~25である前記記載の口唇化粧料に関するものである。
【0010】
前記成分(e)の分子量が450以下であることを特徴とする前記記載の口唇化粧料に関するものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
帽子
3か月前
個人
X線用貼付剤
2か月前
個人
エアリフター
1か月前
個人
逆流防止用具
1か月前
個人
段差昇降装置
1か月前
個人
肩甲骨下制器具
3か月前
個人
足指活性パッド
4か月前
個人
シミ皮膚改善剤
1か月前
個人
鼻腔拡張具
16日前
株式会社東亜産業
温熱具
28日前
株式会社コーセー
組成物
28日前
個人
全身麻酔用枕
4か月前
個人
透析装置の洗浄方法
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
16日前
個人
アーシング青竹踏台
2か月前
個人
電動式孫の手
1か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
16日前
株式会社ニデック
検眼装置
16日前
株式会社ファンケル
洗浄料
3か月前
個人
マジカルフェイシャル
4か月前
個人
医療用チューブ保護具
2か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
3か月前
個人
光脱毛器
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
3か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
3か月前
個人
座椅子型排泄介護装置
3か月前
個人
排泄信号事前検出装置
4か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
1か月前
個人
根管治療用のファイル
3日前
大正製薬株式会社
外用組成物
2か月前
株式会社ダリヤ
不快臭抑制剤
3か月前
株式会社ニデック
OCT装置
14日前
大正製薬株式会社
飲用組成物
4か月前
株式会社コーセー
油性化粧料
3か月前
続きを見る