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公開番号2023068879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021180301
出願日2021-11-04
発明の名称融雪器具
出願人株式会社 秩父イワサキ
代理人個人,個人
主分類H05B 3/10 20060101AFI20230511BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本発明は、ヒータを利用した効率の良い融雪器具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る融雪器具は、一面において、内部空洞が形成されたケーシングと、該内部空洞に設置されたヒータとを有し、該ケーシングは該ヒータからの赤外線発光を通す一面が開放されている融雪器具であって、赤外線発光の照射エネルギー分布のピーク波長は1.4~1.5μmであり、この結果、積雪の液相(水)を効率よく加熱することを特徴とする。
【選択図】図3C
特許請求の範囲【請求項1】
内部空洞が形成されたケーシングと、該内部空洞に設置されたヒータとを有し、該ケーシングは該ヒータからの赤外線発光を通す一面が開放されている融雪器具であって、
赤外線発光の照射エネルギー分布のピーク波長は1.4~1.5μmであり、積雪の液相(水)を効率よく加熱することを特徴とする、融雪器具。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の融雪器具において、
前記赤外線照射エネルギー分布のピーク波長は、1.5μmである、融雪器具。
【請求項3】
請求項1に記載の融雪器具において、
前記ヒータの赤外線発光を通す一面は、金属製網で覆われ、該金属製網の網目は人間の指が入らないサイズに形成されている、融雪器具。
【請求項4】
請求項1に記載の融雪器具において、
前記ヒータは、フィラメントの線径0.334mm、線長8463mm、色温度は1930Kである、融雪器具。
【請求項5】
請求項1に記載の融雪器具において、
前記ヒータのフィラメントは、シングルコイルのフィラメントを更に二重巻きしたダブルコイルの形態である、融雪器具。
【請求項6】
請求項1に記載の融雪器具において、
前記ヒータのフィラメントは、ハロゲンランプで構成される、融雪器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、融雪器具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
積雪地域において、雪は、建築物に対する負荷、交通を妨げる障害物等の障害を生む。この障害を除去する処理として、除雪・排雪、融雪等が有る。除雪・排雪は、雪を固体のまま移動する処理である。これに対して、融雪は、雪を融かして水に変える処理であり、その後は雨と同じように処理している。
【0003】
車道で除雪・排雪された雪は、歩行者の通行障害となり、狭い歩道では標識・看板・専有物があるため機械除雪が困難であり、多雪期にタイムリーに除雪するには人手不足の問題点が指摘されている。
【0004】
従来から、舗装道路の路面に設置する散水設備、又は舗装道路に埋めるロードヒーティング設備も広く採用されている。しかし、散水設備及びロードヒーティング設備は、舗装道路に対する付帯工事の手間及び費用が多大である。補修工事に関しても手間及び費用が多大である。
【0005】
このため、次の利点が挙げられる雪を融かす赤外線融雪装置に関心が集まっている。
(1)機械除雪のような人手は必要ない。
(2)設置場所の制約が緩和できる。即ち、舗装道路から離れた位置に照明灯的な形で設置が可能である。
(3)施工及び維持管理が容易である。
【0006】
赤外線融雪装置として、ヒータを利用した融雪器具は、従来から存在し、市場で商業的に販売もされている。下記特許文献1では、「本考案において、ヒータ4から出力される光のピーク波長は1.0μm~1.3μm程度に設定するのが好ましい。……一方、ピーク波長が1.3μmよりも長くなると空気に吸収され易くなって所期の効果が得られない。」(段落0013)とされ、本発明に係る融雪器具のピーク波長を否定する内容となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3173536号「凍結防止機能付の照明装置」(発行日:2012.2.9)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明者等は、ヒータを利用した融雪器具を入手して調査したところ、その特性はいろいろであった。そこで、融雪処理に必要とされる特性を検討し、その検討結果に基づき、効率の良い効果的な融雪器具の開発を行ってきた。従って、本発明は、ヒータを利用した効率の良い融雪器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る融雪器具は、一面において、内部空洞が形成されたケーシングと、該内部空洞に設置されたヒータとを有し、該ケーシングは該ヒータからの赤外線発光を通す一面が開放されている融雪器具であって、赤外線発光の照射エネルギー分布のピーク波長は1.4~1.5μmであり、積雪の液相(水)を効率よく加熱することを特徴とする。
【0010】
更に、上記融雪器具において、前記赤外線照射エネルギー分布のピーク波長は、1.5μmであってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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