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公開番号2023068802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021180145
出願日2021-11-04
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類F16H 57/04 20100101AFI20230511BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】車体の前後傾斜を考慮して前後進クラッチに必要な時だけ油を供給して効率よく潤滑する作業車両を提供する。
【解決手段】トランスミッションケース5内における上部に前後進クラッチ56を備え、前後進クラッチ56の下方に潤滑油を拡散する回転体41,57を備え、前後進クラッチ56の上方にパワーステアリングユニット95の戻り油路96を分岐して潤滑油の供給口97を設け、車両の前後傾斜を検知する傾斜センサ100を備え、パワーステアリングユニット95の戻り油路96の分岐点よりも下流に可変の絞り弁99を設け、回転体41,57による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると傾斜角に応じて可変の絞り弁99を閉じて供給口97から潤滑油を供給するように構成した。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
トランスミッションケース(5)内における上部に前後進クラッチ(56)を備え、前後進クラッチ(56)の下方に潤滑油を拡散する回転体(41,57)を備え、前後進クラッチ(56)の上方に、パワーステアリングユニット(95)の戻り油路(96)から分岐して供給される潤滑油の供給口(97)を設け、回転体(41,57)による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると供給口(97)から潤滑油が供給されるよう構成する作業車両。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
車両の前後傾斜を検知する傾斜センサ(100)を備え、パワーステアリングユニット(95)の戻り油路(96)の分岐点よりも下流に可変の絞り弁(99)を設け、回転体(41,57)による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると傾斜角に応じて可変の絞り弁(99)を閉じて供給口(97)から潤滑油を供給するように構成した請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
パワーステアリングユニット(95)の戻り油路(96)の分岐点よりも下流に振り子弁(101)を設け、回転体(41,57)による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると振り子弁(101)を閉じて供給口(97)から潤滑油を供給するように構成した請求項1に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機を使用して圃場に対して耕耘や収穫、薬剤散布、田植え等の作業を行う作業車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トランスミッションケース内前部における上部に前後進クラッチを備え、トランスミッションケース内前部における下部に回転体を有しない作業車両において、潤滑油を確実に供給するために作業機昇降油圧シリンダの排出部からの戻り油を前後進クラッチに供給する管路をトランスミッションケース内に設けた作業車両が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6900948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように構成すると、油圧シリンダの排出部から延びる供給管路で前後進クラッチ部に排油を供給することで、車両が傾斜して油がミッションケース内で偏っても、車両の姿勢に関わらず駆動伝達系の潤滑を円滑に行うことができる。しかしながら、上記の技術では要不要にかかわらず常に潤滑油が供給されているため、油路内の抵抗が大きくなり、無駄が生じていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、前後進クラッチに必要な時だけ油を供給して効率よく潤滑する作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、トランスミッションケース5内における上部に前後進クラッチ56を備え、前後進クラッチ56の下方に潤滑油を拡散する回転体41,57を備え、前後進クラッチ56の上方に、パワーステアリングユニット95の戻り油路96から分岐して供給される潤滑油の供給口97を設け、回転体41,57による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると供給口97から潤滑油が供給されるよう構成する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、車両の前後傾斜を検知する傾斜センサ100を備え、パワーステアリングユニット95の戻り油路96の分岐点よりも下流に可変の絞り弁99を設け、回転体41,57による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると傾斜角に応じて可変の絞り弁99を閉じて供給口97から潤滑油を供給するように構成した。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、パワーステアリングユニット95の戻り油路96の分岐点よりも下流に振り子弁101を設け、回転体41,57による潤滑油の拡散が減少する角度に車両が傾斜すると振り子弁101で供給口97から潤滑油を供給するように構成した。
【発明の効果】
【0009】
請求項1から請求項3に記載の発明によれば、回転体41,57による潤滑油の拡散が減少する時に潤滑油を供給するため、効率良く潤滑できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の作業車両の実施形態にかかる農用トラクタの側面図である。
同トラクタのミッションケース及び周辺構造を示す側面図である。
同トラクタの油圧回路図である。
(A)(B)同トラクタの振り子弁側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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