TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023068761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021180062
出願日2021-11-04
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/242 20210101AFI20230511BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電装置の大型化および重量の増加を抑制しつつ、蓄電装置が備える蓄電素子を外部の衝撃から保護すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電素子100と、補強部材50とを備える。複数の蓄電素子100は第一方向(Y軸方向)に並んで配置されている。補強部材50は、複数の蓄電素子100のうちの隣り合う2つの蓄電素子100の間に配置される第一プレート部53と、第一プレート部53と交差する第二プレート部54と、を有する。第一プレート部53と第二プレート部54とは、Y軸方向と直交する第二方向(X軸方向)に延びる接続部51において接続されている。第一プレート部53及び第二プレート部54の少なくとも一方のX軸方向における幅は、当該2つの蓄電素子100の少なくとも一方の蓄電素子100のX軸方向における幅よりも大きい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電素子と、補強部材とを備える蓄電装置であって、
前記複数の蓄電素子は第一方向に並んで配置されており、
前記補強部材は、
前記複数の蓄電素子のうちの隣り合う2つの蓄電素子の間に配置される第一プレート部と、
前記第一プレート部と交差する第二プレート部と、を有し、
前記第一プレート部と前記第二プレート部とは、前記第一方向と直交する第二方向に延びる接続部において接続されており、
前記第一プレート部及び前記第二プレート部の少なくとも一方の前記第二方向における幅は、前記2つの蓄電素子の少なくとも一方の蓄電素子の前記第二方向における幅よりも大きい、
蓄電装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第一プレート部及び前記第二プレート部の両方の前記第二方向における幅は、前記少なくとも一方の蓄電素子の前記第二方向における幅よりも大きい、
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記接続部の前記第二方向における幅は、前記少なくとも一方の蓄電素子の前記第二方向における幅よりも大きい、
請求項2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記少なくとも一方の蓄電素子は、電極端子が配置された第一端部を有し、
前記補強部材は金属製であり、
前記第二プレート部は、前記少なくとも一方の蓄電素子の前記第一端部とは反対側の端部である第二端部に対向して配置される、
請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記少なくとも一方の蓄電素子は、電極端子が配置された第一端部を有し、
前記補強部材は金属製であり、
前記第一プレート部は、前記接続部から前記第一端部に向けて、前記少なくとも一方の蓄電素子に沿って延び、かつ、前記第一方向から見た場合に前記電極端子と重ならない形状である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第二プレート部は、前記第一方向において、前記少なくとも一方の蓄電素子を越える長さに形成されている、
請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池組立体と、電池組立体同士の間に位置する隔壁と、電池組立体と隔壁を挟持構造で囲むエンドプレートと、電池組立体、隔壁とエンドプレートの下側に位置するベースプレートとを含む電池モジュールが開示されている。この電池モジュールにおいて、隔壁は、電池組立体と平行に設けられ、電池組立体同士間の領域からそれぞれ突出して電池組立体から露出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-506828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、電池セル(蓄電素子)は外部から大きな衝撃を受けると圧壊し易い。上記従来の電池モジュール(蓄電装置)では、電池組立体から露出する隔壁(補強部材)により、隔壁の配列方向(複数の蓄電素子の並び方向)と垂直な方向から外力が加えられるときに、電池組立体に外力が直接伝達されることを防止することができるとされている。しかしながら、上記従来の電池モジュール(蓄電装置)の構造では、隔壁(補強部材)の厚みによっては電池セル(蓄電素子)を衝撃から十分に保護できない場合があることを本願発明者は見出した。蓄電素子の保護を強化するためには、補強部材の曲げ剛性を大きくする必要がある。補強部材の曲げ剛性を大きくするために、衝撃が加わる方向に垂直な方向における補強部材の厚みを大きくすることが考えられるが、補強部材の厚みを大きくすると、蓄電装置の外形が大きくなったり、蓄電装置の重量が増加したりする。また、蓄電装置の外形を大きくしない場合には、厚みの大きな補強部材を配置することが困難な場合がある。そこで、本願発明者は蓄電装置の大型化および重量の増加を抑制しつつ、蓄電装置が備える蓄電素子を外部の衝撃から保護することを鋭意検討した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、複数の蓄電素子と、補強部材とを備える蓄電装置であって、前記複数の蓄電素子は第一方向に並んで配置されており、前記補強部材は、前記複数の蓄電素子のうちの隣り合う2つの蓄電素子の間に配置される第一プレート部と、前記第一プレート部と交差する第二プレート部と、を有し、前記第一プレート部と前記第二プレート部とは、前記第一方向と直交する第二方向に延びる接続部において接続されており、前記第一プレート部及び前記第二プレート部の少なくとも一方の前記第二方向における幅は、前記2つの蓄電素子の少なくとも一方の蓄電素子の前記第二方向における幅よりも大きい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、蓄電装置の大型化および重量の増加を抑制しつつ、蓄電装置が備える蓄電素子を外部の衝撃から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。
実施の形態に係る蓄電素子ユニットにおける複数の補強部材の配置位置及び姿勢の一例を示す側面図である。
実施の形態に係る補強部材と蓄電素子の容器との境界部分の拡大図である。
実施の形態に係る蓄電素子及び補強部材の斜視図である。
実施の形態に係る蓄電素子及び補強部材の正面図である。
実施の形態の変形例1に係る補強部材の一部を示す側面図である。
実施の形態の変形例2に係る補強部材を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、複数の蓄電素子と、補強部材とを備える蓄電装置であって、前記複数の蓄電素子は第一方向に並んで配置されており、前記補強部材は、前記複数の蓄電素子のうちの隣り合う2つの蓄電素子の間に配置される第一プレート部と、前記第一プレート部と交差する第二プレート部と、を有し、前記第一プレート部と前記第二プレート部とは、前記第一方向と直交する第二方向に延びる接続部において接続されており、前記第一プレート部及び前記第二プレート部の少なくとも一方の前記第二方向における幅は、前記2つの蓄電素子の少なくとも一方の蓄電素子の前記第二方向における幅よりも大きい。
【0009】
前述の通り、本願発明者は蓄電装置の大型化および重量の増加を抑制しつつ、蓄電素子を外部の衝撃から保護することを鋭意検討した。具体的には、本願発明者は、補強部材の形状を工夫することにより、補強部材の曲げ剛性を大きくすることを検討し、上記態様に係る蓄電装置を考案した。
【0010】
この構成によれば、補強部材は、互いに交差する方向に広がり、かつ、接続部で互いに接続された第一プレート部及び第二プレート部を有し、第一プレート部は第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子のうちの隣り合う2つの蓄電素子の間に配置される。接続部の延びる方向であり、第一方向に垂直な第二方向において、第一プレート部及び第二プレート部の少なくとも一方の幅が蓄電素子の幅よりも大きい。そのため、第二方向から衝撃が与えられた場合に、補強部材はその衝撃の少なくとも一部を受ける。これにより、第二方向から衝撃が与えられた場合に、補強部材はその衝撃から当該蓄電素子を保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
電動車両用バッテリーケース
19日前
アズビル株式会社
洗浄装置
12日前
アズビル株式会社
洗浄装置
12日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
13日前
株式会社豊田中央研究所
触媒層
12日前
大阪瓦斯株式会社
発電システム
4日前
株式会社巴川製紙所
静電チャック装置
19日前
株式会社豊田中央研究所
触媒層
12日前
株式会社巴川製紙所
静電チャック装置
19日前
キヤノン株式会社
通信装置
11日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
中国電力株式会社
誤接続防止装置
4日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
三洲電線株式会社
撚線導体
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
4日前
オムロン株式会社
電磁継電器
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
12日前
富士電機株式会社
超接合半導体装置
4日前
Flag Counter
続きを見る