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公開番号2023068618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-17
出願番号2022139912
出願日2022-09-02
発明の名称車両用ドア装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05D 15/10 20060101AFI20230510BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】構成簡素に開閉動作の自由度を向上させる。
【解決手段】車両用ドア装置20は、車体2に対する第1の回動連結点X1と車両のドア5に対する第2の回動連結点X2とを有する第1及び第2のリンクアーム11,12を備える。そして、車両用ドア装置20は、これら第1及び第2のリンクアーム11,12が形成するリンク機構15の動作に基づいて、そのドア5が開閉動作する。また、車両用ドア装置20は、第2のリンクアーム12に設けられて、その第1及び第2の回動連結点X1,X2間の連結長を変更可能とする連結長可変機構35を備える。そして、車両用ドア装置20は、この連結長可変機構35の動作に基づいて、その第1及び第2のリンクアーム11,12が形成するリンク機構15を介して車体2に支持されたドア5の開閉動作軌跡が変化するように構成される。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームと、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかに設けられて前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構と、を備え、
前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、
前記連結長可変機構の動作に基づいて、前記ドアの開閉動作軌跡が円弧状軌跡と直線状軌跡とで変化するように構成された車両用ドア装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドア装置において、
前記連結長可変機構は、
前記第1の回動連結点を有した車体側リンクと前記第2の回動連結点を有したドア側リンクとを回動可能に連結してなる関節リンク機構であること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記ドア側リンクは、前記車体側リンクを挟み込む状態で該車体側リンクに対して回動可能に連結されるとともに上下方向に離間した位置において前記ドアに対して回動可能に連結される一対の挟持部を備えてなること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の車両用ドア装置において、
前記車体側リンク及び前記ドア側リンクを相対回動させる付勢力を発生する付勢部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用ドア装置において、
前記関節リンク機構は、前記ドアが全閉位置から開動作することにより、前記車体側リンク及び前記ドア側リンクの相対回動に基づいて、連結長方向に沿った前記付勢力の分力が、前記全閉位置よりも強くなるように構成されること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記連結長可変機構と組み合わせて前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかに設けられた係合突部と、
前記係合突部が係合するカム溝を有して前記ドア又は前記車体に設けられたカム部材と、を備え、
前記ドアの開閉動作に基づき前記カム溝内を前記係合突部が移動することにより、前記ドアの開閉動作軌跡が規定されること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項7】
請求項6に記載の車両用ドア装置において、
前記カム溝は、該カム溝内における前記係合突部の係合位置に基づいて、前記連結長を規定するように構成されること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項8】
請求項6に記載の車両用ドア装置において、
前記カム部材は、前記ドアに設けられるとともに、
前記カム溝は、該カム溝内における前記係合突部の係合位置に応じて、前記第2の回動連結点周りに前記ドアの回動を規制するように構成されること、
を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項9】
請求項6に記載の車両用ドア装置において、
前記連結長可変機構の動作に基づき接離する第1及び第2の当接部を有したストッパ機構を備え、
前記第1及び第2の当接部が当接して前記連結長の変更が規制されることにより、前記ドアの開閉動作軌跡が前記直線状軌跡から前記円弧状軌跡に移行するとともに、
前記カム溝は、
前記円弧状軌跡に対応する円弧形状部と、
前記直線状軌跡に対応する直線形状部と、
前記円弧形状部と前記直線形状部との間を連続的に接続する湾曲形状を有した湾曲接続部と、を備え、
前記カム溝内の前記係合突部が前記直線形状部から前記円弧形状部に移動する際には、前記湾曲接続部に前記係合突部が摺接する状態で、前記直線形状部から前記円弧形状部に向かう前記係合突部の移動が案内されること、を特徴とする車両用ドア装置。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア装置において、
前記ドアが全開位置にある場合に前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかと前記車体との間に挟み込まれる緩衝部材を備えること、を特徴とする車両用ドア装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームを備える車両用ドア装置がある。このような車両用ドア装置は、第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づいて、そのドア開口部に設けられたドアが開閉動作する。また、例えば、特許文献1には、リンク機構を形成する各リンクアームを、ドアが閉状態にある場合に、車体側部の端末部に装着されるドアオープニングの外側、且つドアの車内側に装着されるウェザストリップの内側となる位置に格納する構成が記載されている。そして、例えば、特許文献2には、このような各リンクアームが形成するリンク機構を、車体側のガイドレールとドア側のガイドローラユニットとが係合する構造に組み合わせる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-90097号公報
特開2008-163693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなリンク機構を介して車体にドアを支持する構成においては、そのリンク機構を構成する第1及び第2のリンクアームの回動に基づいて、ドアの開閉動作軌跡が規定される。そして、開閉動作の自由度を高めるべく、上記従来技術のようにガイドレールを組み合わせることで、その構成が複雑になるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両用ドア装置の各態様を記載する。
態様1の車両用ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームと、前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかに設けられて前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構と、を備え、前記第1及び第2のリンクアームが形成するリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、前記連結長可変機構の動作に基づいて、前記ドアの開閉動作軌跡が円弧状軌跡と直線状軌跡とで変化するように構成される。
【0006】
上記構成によれば、簡素な構成にて、開閉動作の自由度を高めることができる。即ち、連結長可変機構の動作に基づき連結長が変化することで、例えば、全閉位置近傍において、そのドアの開閉動作軌跡を円弧状軌跡から直線状軌跡に変化させることができる。そして、これにより、ドアが全閉位置から開動作又は全閉位置に閉動作する際、車体に干渉することなく円滑に開閉動作させることができる。
【0007】
態様2の車両用ドア装置は、態様1に記載の車両用ドア装置において、前記連結長可変機構は、前記第1の回動連結点を有した車体側リンクと前記第2の回動連結点を有したドア側リンクとを回動可能に連結してなる関節リンク機構であることが好ましい。
【0008】
上記構成によれば、車体側リンク及びドア側リンクが形成する関節リンク機構の中間連結点を頂点とする三角形の底辺が、その第1及び第2の回動連結点間の連結長となる。そして、これにより、車体側リンクとドア側リンクとの相対回動に基づいて、その連結長を変更することができる。
【0009】
また、このような関節リンク機構には、例えば、埃やゴミ等の異物、或いは凍結等、使用環境の影響を受け難いという特徴がある。そして、これにより、高い信頼性及び耐久性を確保することができる。
【0010】
更に、関節リンク機構には、その車体側リンク及びドア側リンクの形状自由度が高いという利点がある。例えば、車体側リンクを折曲形状として、ドア開口部との干渉を回避する。そして、これにより、そのドアの全開動作時、より大きなドア開口量を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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