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公開番号2023068600
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-17
出願番号2021191586
出願日2021-11-02
発明の名称スピーカー箱のインシュレーター
出願人個人
代理人
主分類H04R 1/00 20060101AFI20230510BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スピーカー箱の前方正面バッフルに設けているスピーカーユニットの振動によって生じる前後方向に動く水平方向の反動、反作用成分を、スリップしないで上下方向運動に変換することで当該スピーカー箱からの振動による歪音を減らし、また正面バッフルからの歪音を減らすことである。
【解決手段】スピーカー箱を支えるインシュレーターとして、棒状の部材を一対として互に向き合わせ、球欠の窪みを設け、その間に球を挿入し、転がるようにし、当該一対の棒状の部材と球を弾性体で包み込み、外側をパイプ状の外装として設けることで前記スピーカーユニットからの水平方向振動による歪音を上下方向の振動に変換し前記スピーカー箱からの歪音を減らすことである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スピーカーを支えるインシュレーターであって、棒状の部材の両端の断面が当該棒状の部材の長手方向に対して直角な平面とする一対の棒状の部材の当該平面を互いに向き合わせ、当該平面に窪みを設けて、当該窪みの形状は球形の一部を切り取った球欠とし、同じものとし、当該窪みの間に球を挿入し、転がるようにし、当該棒状の部材の外側に当該棒状の部材の外径より大きいパイプを設けこれを内蔵し、当該パイプと当該一対の棒状の部材の間に隙間を設けて、当該隙間に弾性体を挿入する構造を特徴とするインシュレーター。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
スピーカーを支えるインシュレーターであって、棒状の部材の両端の断面が当該棒状の部材の長手方向に対して直角な平面とする一対の棒状の部材の当該平面を互いに向き合わせ当該平面に窪みを設けて、当該窪みの形状は丸棒の断面が丸い形状の一部を切り取った形状とし、同じものとし、当該窪みの間に丸い棒を挿入し、転がるようにし、当該棒状の部材の外側に当該棒状の部材の外径より大きいパイプを設けこれを内蔵し、当該パイプと当該一対の棒状の部材の間に隙間を設け、当該隙間に弾性体を挿入する構造を特徴とするインシュレーター。
【請求項3】
スピーカーを支えるインシュレーターであって、上部位と下部位に板の部材を設け、当該板の部材のたがいに面する部位のそれぞれに球欠の窪みを設け、当該窪みの間に球を挿入し、転がるようにすることを特徴とするインシュレーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
スピーカー箱と床面との間に取り付けるインシュレーターに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカー箱は内蔵しているスピーカーユニットによる振動で、当該スピーカー箱が床に設置されているために当該スピーカー箱と床面が振動し、音の歪の発生源となる。そのため前記スピーカー箱と前記床面との間にインシュレーターが用いられている。
【先行技術文献】
【0003】
特開昭54-140527号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スピーカーシステムはボイスコイルや振動版などの振動系とスピーカー箱などの構造系から成り立っているが、当該振動系の動きがその反動、反作用として当該構造系を振動させ歪音となって発生し当該振動系に混変調歪をもたらしまた、当該スピーカー箱そのものが歪音の発生源となっている。
【0005】
このためインシュレーターが用いられ、種々のものが市販されている。それには主に前記スピーカー箱の振動エネルギーを床面に放散するものと、前記スピーカ―箱と当該床面とを振動系として遮断し、床面からの振動を遮断し、前記スピーカー箱を自由振動に任すものとがある。一般にはインシュレーターを設置することで音が変化することは物理的には説明がつくが良い音になるかどうかは聴く側の主観による要素が多い。また、前記スピーカー箱の振動モードを変えて歪の音質が変ることがあっても振動エネルギーを減少することは難しい。
【0006】
本発明によるインシュレーターは、前記スピーカー箱の前方正面バッフルに設置されているスピーカーユニット等の振動系の前後変化によって水平方向に生じる反動、反作用による振動をスリップすることなく上下方向運動に変換することである。これにより前記スピーカー箱を含めた前記スピーカーシステムの全重量で前記反動、反作用による振動エネルギーを上下運動として持ち上げ前記スピーカー箱自体の振動による歪音を減らし、また、上下方向に振動歪音を向かわせて当該スピーカー箱の正面バッフルからの振動歪音を減らす。前記スピーカー箱から生じる歪成分を偶数高調波として変換して心地よい響にすることである。
【発明を解決する手段】
【0007】
請求項1について本発明は前記課題の解決のため以下の手段を案出した。
スピーカーを支えるインシュレーターであって、棒状の部材の両端の断面が当該部材の両端の断面が当該棒状の部材の長手方向に対して直角な平面とする一対の棒状の部材の当該平面を互いに向き合わせ、当該平面に窪みを設けて、当該窪みの形状は球形の一部を切り取った球欠とし、同じものとし、当該窪みの間に球を設け転がるようにし当該棒状の部材の外側に当該棒状の部材の外径より大きいパイプを設けこれを内蔵し当該パイプと当該一対の棒状の部材の間に隙間を設け当該隙間に弾性体を挿入する構造を有するインシュレーターとする。
【0008】
請求項2について本発明は前記課題の解決のため以下の手段を案出した。
スピーカーを支えるインシュレーターであって、棒状の部材の両端の断面が当該棒状の部材の長手方向に対して直角な平面とする一対の棒状の部材の当該平面を互いに向き合わせ当該平面に窪みを設けて、当該窪みの形状は丸棒の断面が丸い形状の一部を切り取った形状とし、同じものとし、当該窪みの間に丸い捧を挿入し転がるようにし、当該棒状の部材の外側に当該棒状の部材の外径より大きいパイプを設けこれを内蔵し、当該パイプと当該一対の棒状の部材の間に隙間を設け、当該隙間に弾性体を挿入する構造とするインシュレーター。
【0009】
請求3について本発明は前記課題の解決のため以下の手段を案出した。
スピーカーを支えるインシュレーターであって、上部位と下部位に板の部材を設け当該板の部材のたがいに面する部位のそれぞれに球欠の窪みを設け、当該窪みの間に球を挿入し、転がるようにする インシュレーターである。
【発明の効果】
【0010】
スピーカー箱の正面バッフルにスピーカーユニットが取り付けられており、その振動による反動、反作用は水平方向にベクトルが向いているが、本願によるインシュレーターは当該水平方向に向いているベクトルを上下方向に反動、反作用成分として変換し、当該スピーカー箱の全重量とその加速度成分をもって持ち上げている。これにより反動、反作用による振動が抑制され、前記スピーカー箱の振動は抑制され歪となる音圧は減少する。
(【0011】以降は省略されています)

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