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公開番号2023068508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-17
出願番号2021179679
出願日2021-11-02
発明の名称作業機装着の作業車
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01B 71/00 20060101AFI20230510BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、PTO軸駆動の作業機を装着した作業車で圃場の作物上を走行しても作物を傷付けないようにすることを課題とする。
【解決手段】左右の前後輪3,4で走行する車体2の後部に作業機90を装着して車体2側から作業機90にPTO軸9で動力を伝動する作業機装着の作業車において、PTO軸9の動力伝動部の底部に作物を抑えながら後方へ誘導する作物誘導具81を設けたことを特徴とする作業機装着の作業車とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
左右の前後輪（３，４）で走行する車体（２）の後部に作業機（９０）を装着して車体（２）側から作業機（９０）にＰＴＯ軸（９）で動力を伝動する作業機装着の作業車において、ＰＴＯ軸（９）の動力伝動部の底部に作物を抑えながら後方へ誘導する作物誘導具（８１）を設けたことを特徴とする作業機装着の作業車。
続きを表示（約 200 文字）【請求項２】
ＰＴＯ軸（９）の動力伝動部の底部を覆う伝動部カバー（８０Ａ）を設け、伝動部カバー（８０Ａ）と作業機（９０）の連結フレーム（９３Ｌ、９３Ｒ）の間隙下部に作物誘導具（８１）を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項１に記載の作業機装着の作業車。
【請求項３】
作物誘導具（８１）の前底を傾斜にしたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の作業機装着の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、作業車の後部にＰＴＯ軸で駆動する中耕作業機等を装着する作業機装着の作業車に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
作業車は、農作物を栽培する圃場を走行するために走行車体の前後に左右一対の前後輪を備えている。そして、特許文献１の作業車に記載の如く、作物を走行車体の底部で押し倒さないために走行車体の底面が作物に接触しても引っ掛って作物を傷つけないようにカバーで覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１―５４３１５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、この作業車に中耕作業機等を装着した場合には、作業車側から後方へ伸ばすＰＴＯ軸で作業機を駆動するが、このＰＴＯ軸とその連結部が作物に接触するようになるために、作物の葉先が引っ掛って破損することがある。
【０００５】
本発明は、ＰＴＯ軸駆動の作業機を装着した作業車で圃場の作物上を走行しても作物を傷付けないようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
【０００７】
請求項１の発明は、左右の前後輪３，４で走行する車体２の後部に作業機９０を装着して車体２側から作業機９０にＰＴＯ軸９で動力を伝動する作業機装着の作業車において、ＰＴＯ軸９の動力伝動部の底部に作物を抑えながら後方へ誘導する作物誘導具８１を設けたことを特徴とする作業機装着の作業車とする。
【０００８】
請求項２の発明は、ＰＴＯ軸９の動力伝動部の底部を覆う伝動部カバー８０Ａを設け、伝動部カバー８０Ａと作業機９０の連結フレーム９３Ｌ、９３Ｒの間隙下部に作物誘導具８１を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項１に記載の作業機装着の作業車とする。
【０００９】
請求項３の発明は、作物誘導具８１の前底を傾斜にしたことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の作業機装着の作業車とする。
【発明の効果】
【００１０】
請求項１の発明で、作業車の前後輪３，４で圃場の作物を跨いで走行しながら作業機９０で中耕作業などを行う際に、車体２の底面カバーで抑えられた作物が車体２と作業機９０の連結部で立ち上がっても作物誘導具８１で先端が抑えられてＰＴＯ軸９の連結部に引っ掛ることを防がれて作物が傷付けられるのを防ぎ、作物の成長が阻害されることが無い。
（【００１１】以降は省略されています）

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