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公開番号2023068101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2023045165,2019057279
出願日2023-03-22,2019-03-25
発明の名称時計
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人,個人
主分類G04B 43/00 20060101AFI20230509BHJP(時計)
要約【課題】 文字板の耐衝撃性を向上させることができる時計を提供する。
【解決手段】 ベース板13上に装飾板14が設けられた文字板12と、この文字板12を収容する腕時計ケース1と、を備え、文字板12は、装飾板14が腕時計ケース1に対して非接触状態で腕時計ケース1内に収容されている。従って、文字板12の装飾板14が腕時計ケース1に対して非接触状態で腕時計ケース1内に収容されているので、腕時計ケース1が外部から衝撃を受けても、装飾板14が腕時計ケース1に接触することがない。このため、腕時計ケース1が受けた衝撃によって装飾板14が傷付いたり破損したりすることがないので、耐衝撃性を向上させることができる。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
ベース部材上に装飾部材が設けられた文字板と、
前記文字板を収容するケースと、
を備え、
前記文字板は、前記装飾部材が前記文字板の面方向の全周囲において、前記ケースから第1の距離以上離間した位置に配置され、且つ前記ベース部材が前記文字板の面方向の全周囲において、前記ケースから前記第1の距離より接近した位置に配置されるよう前記ケース内に収容されていることを特徴とする時計。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の時計において、前記装飾部材は、脆性素材によって板状に形成されていることを特徴とする時計。
【請求項3】
請求項2に記載の時計において、前記装飾部材は、前記脆性素材として、アヴェンチュリン、サファイア、ヒスイなどの天然または人工の貴石、あるいは夜光貝、鮑貝などの貝の素材を含むことを特徴とする時計。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに記載の時計において、前記文字板は、前記ベース部材が前記ケースに前記ベース部材の面方向と直交する厚み方向に押し当てられて保持されていることを特徴とする時計。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれかに記載の時計において、前記ベース部材の外周に対応して前記ケースの内周部に設けられ、前記ベース部材の面方向の位置ずれを規制する押え部材を備えていることを特徴とする時計。
【請求項6】
請求項5に記載の時計において、前記装飾部材の外周よりも突出する前記ベース部材の外周側の端面と前記押え部材の内周面とが、前記第1の距離よりも短い第2の距離だけ面方向において離間して配置されることを特徴とする時計。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれかに記載の時計において、前記装飾部材と前記ケースとの間の間隔を覆って前記装飾部材の外周部を隠すカバー部材を備えていることを特徴とする時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、文字板を備えた腕時計などの時計に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、腕時計の文字板においては、特許文献1に記載されているように、金属板上にペーストを塗布して焼成した後、この焼成されたペーストの上面を研磨することにより、貴石感をもたせたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭54-98882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような腕時計では、文字板の金属板上に焼成されたペーストが脆性素材であるから、文字板を腕時計ケース内に組み込んだ状態で、腕時計ケースが外部から衝撃を受けた際に、その衝撃によってペーストが腕時計ケースに当接して破損し易いため、耐衝撃性に欠けるという問題がある。
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、文字板の耐衝撃性を向上させることができる時計を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、ベース部材上に装飾部材が設けられた文字板と、前記文字板を収容するケースと、を備え、前記文字板は、前記装飾部材が前記文字板の面方向の全周囲において、前記ケースから第1の距離以上離間した位置に配置され、且つ前記ベース部材が前記文字板の面方向の全周囲において、前記ケースから前記第1の距離より接近した位置に配置されるよう前記ケース内に収容されていることを特徴とする時計である。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、文字板の耐衝撃性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明を腕時計に適用した一実施形態を示した拡大正面図である。
図1に示された腕時計のA-A矢視における要部を示した拡大断面図である。
図2に示された文字板を示し、(a)はその拡大斜視図、(b)はその拡大正面図である
図3に示された文字板のベース板と装飾板とを示し、(a)はベース板を示した拡大正面図、(b)は装飾板を示した拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図4を参照して、この発明を腕時計に適用した一実施形態について説明する。
この腕時計は、図1に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1の12時側と6時側とには、時計バンド(図示せず)が取り付けられるバンド取付部2がそれぞれ設けられている。また、この腕時計ケース1の2時側、3時側、および4時側には、スイッチ部3がそれぞれ設けられている。
【0010】
この腕時計ケース1は、図1および図2に示すように、第1ケース4と第2ケース5とを備えている。第1ケース4は、本体ケースであり、金属または硬質の合成樹脂によって形成されている。第2ケース5は、ベゼルであり、第1ケース4と同様、金属または硬質の合成樹脂によって形成され、第1ケース4の上部に一体的に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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