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公開番号2023067699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2022041095
出願日2022-03-16
発明の名称断線監視システム
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類H04L 12/437 20060101AFI20230509BHJP(電気通信技術)
要約【課題】上位装置から電装機器までの配線の断線を監視して信頼性を向上させる断線監視システムを提供する。
【解決手段】断線監視システムにおいて、上位装置110に対して2台の端末装置100が設けられ、2台の所定の操作で閉成されるスイッチSW1、SW2と端子台30が夫々の端末装置に設けられ、上位装置からの外部信号線102、106と外部コモン線104が端末装置のスイッチSW1、SW2を介して端末装置100-2のスイッチSW1、SW2まで段階的に接続されている。上位装置の操作スイッチ112をオンして外部リレー制御線108を経由した電源の供給が開始されると、リレーXの非通電時常閉接点X1、X2が開成し、その後操作スイッチをオフされてもリレーXの開成状態を維持される。これにより、外部信号線102から端末装置の内部配線を経由して外部コモン線104に至るループ線路が形成され、上位装置の断線監視状態に入る。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
上位装置に対して電装機器が接続された設備の断線監視システムであって、
前記上位装置と前記電装機器とを第1配線及び第2配線により接続し、
前記電装機器における前記第1配線の第1接続点と前記第2配線の第2接続点との間を終端器を介した第3配線により接続することで、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線を経由する前記上位装置から前記上位装置までのループ線路を形成し、
前記上位装置は、当該ループ線路の断線を監視することを特徴とする断線監視システム。
続きを表示(約 4,900 文字)【請求項2】
上位装置に対して複数の電装機器が接続された設備の断線監視システムであって、
上位装置から全ての電装機器の第1接続点を直列接続するように配線された第1配線と、
上位装置から全ての電装機器の第2接続点を直列接続するように配線された第2配線と、
により前記上位装置と前記複数の電装機器とを接続し、
前記第1配線による上位装置との接続で最も遠い位置となる最終段の電装機器における前記第1接続点と前記第2配線による上位装置との接続で最も遠い位置となる最終段の電装機器における前記第2接続点との間を終端器を介した第3配線により接続することで、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線を経由した前記上位装置から前記上位装置までのループ線路を形成し、
前記上位装置は、当該ループ線路の断線を監視することを特徴とする断線監視システム。
【請求項3】
上位装置に対して複数の電装機器が接続された設備の断線監視システムであって、
上位装置から各電装機器の第1接続点に対して個別に配線された第1配線と、
上位装置から全ての電装機器の第2接続点を直列接続するように配線された第2配線と、
により前記上位装置と前記複数の電装機器を接続し、
各電装機器における前記第1接続点と前記第2配線による上位装置との接続で最も遠い位置となる最終段の電装機器における前記第2接続点との間の各々を終端器を介して配線された第3配線により接続することで、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線を経由する前記上位装置から前記上位装置までの電装機器毎に異なるループ線路を形成し、
前記上位装置は、当該ループ線路の各々の断線を監視することを特徴とする断線監視システム。
【請求項4】
上位装置に対して複数の電装機器が接続された設備の断線監視システムであって、
前記複数の電装機器は、複数の群に分けられ、
上位装置から群毎に個別に配線され、群に属する全ての電装機器の第1接続点を直列接続するように配線された第1配線と、
上位装置から全ての電装機器の第2接続点を直列接続するように配線された第2配線と、
により前記上位装置と前記複数の電装機器を接続し、
各群の前記第1配線による上位装置との接続で最も遠い位置となる最終段の電装機器における前記第1接続点と前記第2配線による上位装置との接続で最も遠い位置となる最終段の電装機器における前記第2接続点との間の各々を終端器を介して配線された第3配線により接続することで、前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線を経由した前記上位装置から前記上位装置までの群毎に異なるループ線路を形成し、
前記上位装置は、当該ループ線路の各々の断線を監視することを特徴とする断線監視システム。
【請求項5】
請求項1記載の断線監視システムであって、
前記電装機器は、端子台を備えた端末装置に配置され、
前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線は前記端子台を利用して配線され、
前記第1配線は、
前記上位装置から前記端子台の第1端子までの外部配線と、
前記端子台の第1端子から前記電装機器の第1接続点までの内部配線と、
であり、
前記第2配線は、
前記上位装置から前記端子台の第4端子までの外部配線と、
前記端子台の第4端子から前記電装機器の第2接続点までの内部配線と、
であり、
前記第3配線は、
前記端子台の第2端子から前記電装機器の第1接続点までの内部配線と、
前記端子台の第3端子から前記電装機器の第2接続点までの内部配線と、
前記端子台の第2端子から第3端子までの内部配線と、
であり、
前記終端器は、前記端子台の第2端子から第3端子までの内部配線に設けられたことを特徴とする断線監視システム。
【請求項6】
請求項2記載の断線監視システムであって、
前記複数の電装機器は、端子台を備えた複数の端末装置に対応して配置され、
前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線は前記端子台を利用して配線され、
前記第1配線は、
前記上位装置から前記第1配線による前記上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器に対応した端子台の第1端子までの外部配線と、
各電装機器に対応した端子台の第1端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
前記第1配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第2端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
前記第1配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第2端子から前記第1配線による接続において次段となる電装機器に対応した端子台の第1端子までの外部配線の各々と、
であり、
前記第2配線は、
前記上位装置から前記第2配線による上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器に対応した端子台の第4端子までの外部配線と、
各電装機器に対応した端子台の第4端子から対応した電装機器の第2接続点までの内部配線の各々と、
前記第2配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第3端子から対応した電装機器の第2接続点までの内部配線の各々と、
前記第2配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第3端子から前記第2配線による接続において次段となる電装機器に対応した端子台の第4端子までの外部配線の各々と、
であり、
前記第3配線は、
前記第1配線による接続において最終段の電装機器に対応した端子台の第2端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線と、
前記第2配線による接続において最終段の電装機器に対応した端子台の第3端子から対応した電装機器の第2接続点までの内部配線と、
当該最終段の電装機器に対応した端子台の第2端子から第3端子までの内部配線と、
であり、
前記終端器は、前記第3配線における端子台の第2端子から第3端子までの内部配線に設けられたことを特徴とする断線監視システム。
【請求項7】
請求項3記載の断線監視システムであって、
前記電装機器は、端子台を備えた端末装置に配置され、
前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線は前記端子台を利用して配線され、
前記第1配線は、
前記上位装置から各電装機器に対応した端子台の第1端子までの外部配線の各々と、
各電装機器に対応した端子台の第1端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
であり、
前記第2配線は、
前記上位装置から全ての電装機器で共通とした端子台の第4端子までの外部配線と、
前記端子台の第4端子から前記第2配線による上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器の第2接続点までの内部配線と、
前記第2配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器の第2接続点から前記第2配線による接続において次段となる電装機器の第2接続点までの内部配線の各々と、
であり、
前記第3配線は、
各電装機器に対応した前記端子台の第2端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
各電装機器に対応した前記端子台の第2端子から全ての電装機器で共通とした第3端子までの内部配線の各々と、
前記第3端子から前記第2配線による接続において最終段の電装機器の第2接続点までの内部配線と、
であり、
前記終端器は、各電装機器に対応した端子台の第2端子の各々から全ての電装機器で共通とした第3端子までの内部配線の各々に設けられたことを特徴とする断線監視システム。
【請求項8】
請求項4記載の断線監視システムであって、
前記複数の電装機器は、端子台を備えた複数の端末装置に対応して配置され、
前記第1配線、前記第2配線及び前記第3配線は前記端子台を利用して配線され、
前記第1配線は、
前記上位装置から各群の前記第1配線による上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器に対応した端子台の第1端子までの外部配線の各々と、
各電装機器に対応した端子台の第1端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
前記第1配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第2端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
前記第1配線による接続において最終段の電装機器を除く各電装機器に対応した端子台の第2端子から前記第1配線による接続において次段となる電装機器に対応した端子台の第1端子までの外部配線の各々と、
であり、
前記第2配線は、
前記上位装置から前記第2配線による上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器が配置された端末装置の端子台の当該端末装置に配置された全ての電装機器で共通とした第4端子までの外部配線と、
各端末装置の端子台の第4端子から同じ端末装置内で前記第2配線による上位装置との接続で最も近い位置となる初段の電装機器の第2接続点までの内部配線と、
電装機器の第2接続点から前記第2配線による接続において次段となり、同じ端末装置に配置された電装機器の第2接続点までの内部配線の各々と、
同じ端末装置に配置された全ての電装機器で共通とした端子台の第3端子から前記第2配線による接続において次段となる電装機器が別の端末装置に配置された電装機器の第2接続点までの内部配線の各々と、
端子台の第3端子から前記第2配線による接続において次段となる電装機器が配置された端末装置に配置された端子台の第4端子までの外部配線の各々と、
と、
であり、
前記第3配線は、
各群の前記第1配線による接続において最終段の電装機器に対応した端子台の第2端子から対応した電装機器の第1接続点までの内部配線の各々と、
前記第2配線による接続において最終段の電装機器が配置された端末装置の端子台の当該端末装置に配置された全ての電装機器で共通とした第3端子から前記第2配線による接続において最終段の電装機器の第2接続点までの内部配線と、
各群の第1配線による接続において最終段の電装機器に対応した端子台の第2端子の各々から第3端子までの内部配線の各々と、
であり、
前記終端器は、前記第3配線における端子台の第2端子の各々から第3端子までの内部配線の各々に設けられたことを特徴とする断線監視システム。
【請求項9】
請求項5乃至8何れかに記載の断線監視システムであって、
更に、前記端末装置に設けられた前記端子台の前記第2端子と前記第3端子の間の各々に表示灯が接続されたことを特徴とする断線監視システム。
【請求項10】
請求項5乃至9何れかに記載の断線監視システムであって、
前記上位装置と前記端末装置の間に移報線が設けられ、
前記端末装置は、前記ループ線路の断線を検出して前記上位装置に断線移報信号を送信する断線移報部を備えたことを特徴とする断線監視システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上位装置に対して電装機器が接続された設備、例えば防災受信盤に対して消火栓装置に配置された電装機器が接続されたトンネル非常用設備等の断線を監視する断線監視システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。消火栓装置は、消火栓扉を備えた筐体内の消火栓収納部に消火用ホースと消火栓弁を含むバルブ類が収納され、消火器扉を備えた筐体内の消火器収納部に、例えば2本の消火器が収納されている。また一般的に、消火栓装置はトンネル長手方向に所定の間隔、例えば50メートル間隔で設置されている。
【0003】
また、消火栓装置には、電装機器として、赤色表示灯、発信機(手動通報装置)、消防隊が消火ポンプを起動するときに使用するポンプ起動押釦、消火栓弁の操作に連動するポンプ起動連動装置、発信機が押されたことを示す応答ランプ、及びメンテナンス時等に電気室に設置される防災受信盤との間で通話を行うための電話ジャック等が配置されている。
【0004】
図21は防災受信盤から消火栓装置に配置された電装機器に対する配線の一部を示した説明図である。図21に示すように、消火栓装置には電装機器の内、発信機24、ポンプ起動押釦32、ポンプ起動連動装置34、応答ランプ26及び電話ジャック28に対して、消火栓装置の筐体内に配置された端子台30を使用して、防災受信盤から引き出され、消火栓装置の筐体内に引き込まれた電話線T、電話コモン線TC、ポンプ起動線HA、手動通報線M、手動通報コモン線MC、応答線MF、応答コモン線FCが接続されている。尚、赤色表示灯については、別の端子台を使用するため、説明、図示を省略している。
【0005】
これらの電装機器の内、火災が発生した場合に特に重要な機能を果たす発信機24、ポンプ起動押釦32及びポンプ起動連動装置34に接続される手動通報線M、ポンプ起動線HAおよび手動通報コモン線MCについては、端子台30において、手動通報線Mと手動通報コモン線MCが接続される端子間に終端抵抗48を接続し、ポンプ起動線HAと手動通報コモン線MCが接続される端子間に終端抵抗50を接続することで断線を監視している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-055073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の断線監視にあっては、端子台30から消火栓装置内の電装機器、特に火災発生時に重要な機能を果たす発信機24、ポンプ起動押釦32及びポンプ起動連動装置34までの内部配線の断線については断線監視ができておらず、非常用設備の定期点検時に行う機能確認検査等で初めて当該内部配線の断線が確認されるまで断線状態は不明であり、火災が発生した場合に、非常用設備が正常に機能しない可能性がある。
【0008】
また、当該内部配線の断線は、内部配線のケーブルや端子台の端子の経年劣化による断線等が想定され、当該断線の発生の事例が過去の定期点検で極稀ではあるが発見されるケースが確認されており、トンネル内のような厳しい環境下の非常用設備にあっては、非常用設備の信頼度を更に向上させることが望まれている実情もある。
【0009】
本発明は、上位装置に対して電装機器が接続された設備、例えば防災受信盤に対して消火栓装置に配置された電装機器が接続されたトンネル非常用設備等で、装置内部の端子台から電装機器までの内部配線を含む配線の断線を監視可能として信頼性を向上させる断線監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(第1発明:上位装置に対して電装機器が接続された設備の断線監視)
本発明は、上位装置に対して電装機器が接続された設備の断線監視システムであって、
上位装置と電装機器とを第1配線及び第2配線により接続し、
電装機器における第1配線の第1接続点と第2配線の第2接続点との間を終端器を介した第3配線により接続することで、第1配線、第2配線及び第3配線を経由する上位装置から上位装置までのループ線路を形成し、
上位装置は、当該ループ線路の断線を監視することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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