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公開番号2023067675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021199278
出願日2021-12-08
発明の名称折り畳み式塀
出願人積水樹脂株式会社
代理人
主分類E04H 17/16 20060101AFI20230509BHJP(建築物)
要約【課題】上下二段に配置されたパネル体を有する塀において、上パネル体を下パネル体側に折り畳みやすく、しかも、上下二段に配置した際は、パネル体の間に隙間が生じない折り畳み式塀を提供する。
【解決手段】支柱10と、支柱10間に固定される下パネル20と、下パネル20の上方に配置されて、支柱10間に着脱可能に配置された上パネル30と、上パネル30と下パネル20とを連結する弾性変形可能な板状部材40とを備え、下パネル20及び上パネル30は、矩形状の板材21、31と、板材21、31の左右の縦枠材22、32と、板材21、31の上下の上枠材23、33、下枠材24、34とからなる枠体25、35を備え、下枠材34と上枠材23とにわたって、板状部材40が左右方向に沿って固定されており、板状部材40を軸として、上パネル30が下パネル20に向けて折り畳み可能となされているように構成する。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
設置面に立設された複数の支柱と、
前記支柱間に固定される下パネルと、
前記下パネルの上方に配置されて、前記支柱間に着脱可能に配置された上パネルと、前記上パネルと下パネルとを連結する弾性変形可能な板状部材と、を備えた折り畳み式塀であって、
前記下パネル及び上パネルは、矩形状の板材と、前記板材の左右に配置された二個の縦枠材と、前記板材の上下に配置された上枠材、下枠材とからなる枠体を備え、
前記上パネルの下枠材と前記下パネルの上枠材とにわたって、前記板状部材が左右方向に沿って固定されており、
前記板状部材を軸として、上パネルが下パネルに向けて折り畳み可能となされている
ことを特徴とする折り畳み式塀。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記上パネルの起立姿勢において、該上パネルの下枠材と前記下パネルの上枠材との間は、左右方向に連続して隙間が形成されるとともに、前記下枠材の後側壁と前記上枠材の後側壁には、前記板状部材が左右方向に連続して取付けられており、前記隙間が前記板状部材によって塞がれている
ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式塀。
【請求項3】
前記支柱の前面側には、前記上パネルの起立姿勢において、該上パネルと相対向して格子材又は透明性を有する前パネルが固定されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の折り畳み式塀。
【請求項4】
前記支柱の後面側には、折り畳み状態の前記上パネルの移動を規制する規制部材が取付けられるとともに、
前記規制部材は、前記上パネルの移動を規制する規制位置と前記支柱に沿って取付けられる収納位置との間で取付位置を変更可能となされている
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の折り畳み式塀。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅やマンション等の敷地境界部や隣地境界部に沿って設けられ、上側のパネルを下方に折り畳むことができる折り畳み式塀に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、住宅や工場等の敷地の境界部に沿って設けられる塀は、金属、木材、合成樹脂等からなる矩形状の板材に対して、外周に枠材を取付けたパネルを形成し、それを高さ方向、又は幅方向(左右方向)に多数連結して、塀を形成するものが多数提案されている。
【0003】
高さ方向にパネル体を連結する場合は、上下二段の場合が多く、パネルの板材は通常は不透明な金属板、樹脂板、又はこれらを組み合わせた複合板が利用されている。このような不透明なパネル体を上下二段配置した場合、いわゆる、メッシュフェンスや縦格子フェンスといった形態と比較すると、めかくし機能があり、敷地外側から敷地内側に侵入しにくくなるが、敷地内から見ると日が当たりにくく暗くなるので、圧迫感がある。
【0004】
例えば、学校のプール周りに設置する塀を想定すると、プールが使用される夏場は、敷地外からプール側が見えないように上下二段にパネル体を配置し、プールを使用しない時期は、防犯性を重視して上パネルがない状態が好ましい。そこで、不透明な板材を上下二段配置した場合において、必要に応じて、上下二段の状態と、下側に折り畳むことによって、パネルを一段のみ配置された状態を選択可能な塀がのぞまれている。
【0005】
この場合、例えば、下パネルに上パネルを積み上げる形態の場合、上パネルを一端上方に持ち上げる必要があるため、作業性はよいとはいえず、また、作業中、誤って、上パネルと下パネルとの間に作業者の手や服が挟まれてしまうおそれがある。作業性を改善するためには、特許文献1に示されるように、上下のパネルの縦枠材同士、又は上下のパネル同士が固定されている支柱を上下に分割してヒンジ部材で連結した形態、特許文献2に示されるように、上パネルの下枠材と下パネル体の上枠材とを嵌合して、軸部材で回動可能に連結した形態、によって上のパネル体を下のパネル体側に折り畳み可能なとしたものを挙げることができる。
【0006】
特開2004-222600号公報
特開2005-256376号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に示された形態の場合、左右方向にパネルを連設する形態には不向きであり、操作性を確保するために左右に間隔をあけて配置することになるが、そうすると、めかくし性能が低下してしまうおそれがある。一方、特許文献2に示された形態の場合は、前述のような隙間は生じないが、上パネル体の自重により、軸部材が下方向に撓んでしまうおそれがあり、そうなると、折り畳み作業に支障が生じるおそれがある。
【0008】
本発明は、前記の如き問題点を解消し、上下二段に配置されたパネル体を有する塀において、上パネル体を下パネル体側に折り畳みやすく、しかも、上下二段に配置した際は、パネル体の間に隙間が生じない折り畳み式塀を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち本発明に係る折り畳み型塀は、設置面に立設された複数の支柱と、前記支柱間に固定される下パネルと、前記下パネルの上方に配置されて、前記支柱間に着脱可能に取付けられた上パネルと、を備えた折り畳み式塀であって、前記下パネル及び上パネルは、矩形状の板材と、前記板材の左右に配置された二個の縦枠材と、前記板材の上下に配置された上枠材、下枠材とからなる枠体とを備え、前記上パネルの下枠材と前記下パネルの上枠材とにわたって、弾性変形可能な板状部材が左右方向に沿って固定されており、前記板状部材を軸として、上パネルが下パネルに向けて折り畳み可能となされていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明において、前記上パネルの起立姿勢において、該上パネルの下枠材と前記下パネルの上枠材との間は、左右方向に連続して隙間が形成されるとともに、前記下枠材の後側壁と前記上枠材の後側壁には、前記板状部材が左右方向に連続して取付けられており、前記隙間が前記板状部材によって塞がれているものが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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