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公開番号2023067631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021179044
出願日2021-11-01
発明の名称映像表示処理装置及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人
主分類G06T 19/00 20110101AFI20230509BHJP(計算;計数)
要約【課題】3DCGモデル映像及び360度映像を相補的に提示し、3DCGモデル映像の一部が欠落等しないようにし、両映像を幾何学的に一致させ、見た目の連続性を実現する。
【解決手段】映像表示処理装置1のトランジション機能部2の状態管理部12は、距離distance(t)がトランジション開始閾値dist_th_inよりも小さい場合、トランジションの状態SSを拡大中S2へ遷移させ、360度映像の開始、最前面マテリアル、拡大及び他のオブジェクトの非表示を示す制御信号を生成する。アタッチされた球型オブジェクト3には、徐々に大きくなるスクリーン球の大きさ、再生360度映像を示す球型映像及び最前面マテリアル等が設定され、他のオブジェクトには、非表示を示す表示可否情報等が設定される。これにより、3DCGモデル映像の世界から360度映像の世界へ移行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
フォトグラメトリーによる複数の3DCGオブジェクトが配置されたバーチャル空間に、複数の球型オブジェクトを配置し、前記バーチャル空間内のユーザの視点位置及び視線方向に応じて、前記複数の3DCGオブジェクトのうち前記ユーザの視界に入る前記3DCGオブジェクトを含む3DCGモデル映像を表示すると共に、前記複数の球型オブジェクトのうち前記ユーザの視界に入る前記球型オブジェクトの360度映像をアイコンとして表示する映像表示処理装置であって、
前記複数の球型オブジェクトのうち1つの対応する球型オブジェクトをアタッチしており、
前記対応する球型オブジェクトのトランジションの状態を、待機S1、拡大中S2、拡大済みS3、縮小中S4及び縮小済みS5へ順次遷移させ、前記トランジションの状態に応じた所定データを当該球型オブジェクトに設定するトランジション機能部を複数備えると共に、
前記複数のトランジション機能部のうち1つの対応するトランジション機能部にアタッチされており、前記対応するトランジション機能部により前記所定データが設定される球型オブジェクトを複数備え、さらに、
前記複数の3DCGオブジェクトを含むオブジェクトであって、前記複数の3DCGオブジェクトのそれぞれについて所定データが設定される3DCGモデルオブジェクトと、
前記ユーザの前記視点位置及び前記視線方向を含む所定データが設定されるカメラオブジェクトと、
前記カメラオブジェクトに設定された前記ユーザの前記視点位置及び前記視線方向に基づいて、前記ユーザの視界に入る前記球型オブジェクト及び前記3DCGオブジェクトを特定し、特定された前記球型オブジェクトをレンダリングすると共に、特定された前記3DCGオブジェクトを含む前記3DCGモデルオブジェクトをレンダリングし、表示映像を生成して表示装置に出力するレンダラと、を備え、
前記トランジション機能部は、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトから第1の所定距離以上離れている場合、前記トランジションの状態を前記待機S1に設定し、前記360度映像の静止画をサムネイルとして表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが当該球型オブジェクトに対し、前記第1の所定距離よりも近づいた場合、前記トランジションの状態を前記待機S1から前記拡大中S2へ遷移させ、前記360度映像を徐々に拡大して最前面に表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第1の所定サイズに到達した場合、前記トランジションの状態を前記拡大中S2から前記拡大済みS3へ遷移させ、前記360度映像の拡大を停止するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザのキー入力があった場合、または前記360度映像の再生が完了した場合、前記トランジションの状態を前記拡大済みS3から前記縮小中S4へ遷移させ、前記360度映像を徐々に縮小して表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第2の所定サイズよりも小さくなった場合、前記トランジションの状態を前記縮小中S4から前記縮小済みS5へ遷移させ、前記360度映像の縮小を停止して最前面の表示の適用を解除するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトに対し、第2の所定距離よりも離れた場合、前記トランジションの状態を前記縮小済みS5から前記待機S1へ遷移させる、ことを特徴とする映像表示処理装置。
続きを表示(約 7,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の映像表示処理装置において、
前記球型オブジェクトは、
前記複数のトランジション機能部のうち1つの対応するトランジション機能部にアタッチされており、
前記対応する球型オブジェクトの前記360度映像の撮影位置を当該球型オブジェクトの配置位置とする球型オブジェクト位置、当該球型オブジェクトの映像の大きさ、当該球型オブジェクトが表示される映像を示す球型映像、当該球型オブジェクトのレンダリング規則を定めるマテリアル、及び、前記球型映像の表示または非表示を示す表示可否情報を含む前記所定データが設定され、
前記3DCGモデルオブジェクトは、
前記複数の3DCGオブジェクトを含むオブジェクトであって、前記複数の3DCGオブジェクトのそれぞれについて、当該3DCGオブジェクトの位置、及び、当該球型オブジェクトの映像の表示または非表示を示す表示可否情報を含む前記所定データが設定され、
前記トランジション機能部は、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトから第1の所定距離以上離れている場合、前記トランジションの状態を前記待機S1に設定し、前記360度映像の冒頭フレームの静止画を示す前記球型映像を当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが当該球型オブジェクトに対し、前記第1の所定距離よりも近づいた場合、前記トランジションの状態を前記待機S1から前記拡大中S2へ遷移させ、当該球型オブジェクトの映像を徐々に拡大させるための前記大きさ、再生された前記360度映像を再生360度映像とした場合の当該再生360度映像を示す前記球型映像、及び、前記再生360度映像が最前面に表示されることを示す最前面マテリアルを当該球型オブジェクトに設定すると共に、非表示を示す表示可否情報を、前記複数の球型オブジェクトのうち当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第1の所定サイズに到達した場合、前記トランジションの状態を前記拡大中S2から前記拡大済みS3へ遷移させ、当該球型オブジェクトの映像の拡大を停止させるための前記大きさを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザのキー入力があった場合、または前記360度映像の再生が完了した場合、前記トランジションの状態を前記拡大済みS3から前記縮小中S4へ遷移させ、当該球型オブジェクトの映像を徐々に縮小させるための前記大きさを当該球型オブジェクトに設定すると共に、表示を示す表示可否情報を、前記複数の球型オブジェクトのうち当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第2の所定サイズよりも小さくなった場合、前記トランジションの状態を前記縮小中S4から前記縮小済みS5へ遷移させ、当該球型オブジェクトの映像の縮小を停止させるための前記大きさ、前記360度映像の冒頭フレームの静止画を示す前記球型映像、及び、前記最前面マテリアルの適用が解除されたアンリットマテリアルを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトに対し、第2の所定距離よりも離れた場合、前記トランジションの状態を前記縮小済みS5から前記待機S1へ遷移させ、
前記レンダラは、
前記トランジションの状態が前記待機S1の場合、当該球型オブジェクトについて、球面の内側に前記静止画を張り付け、カリングにより前記球面の外側を対象外とし内側のみを対象として、前記カメラオブジェクトに設定された前記視点位置及び前記視線方向にてレンダリングすることで、前記ユーザの視点から見たアイコン球のサムネイルを生成し、前記アイコン球のサムネイルを含む前記表示映像を生成し、
前記トランジションの状態が前記拡大中S2の場合、当該球型オブジェクトについて、前記球面の内側に前記再生360度映像を張り付け、前記カメラオブジェクトに設定された前記視点位置及び前記視線方向にてレンダリングすることで、前記大きさに応じて時間の経過と共に大きくなり、かつ前記最前面マテリアルに従い最前面に表示されるスクリーン球の映像を生成し、当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトについて、前記非表示を示す表示可否情報に従ってレンダリングを行わず、前記スクリーン球の映像を含み、当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクトの映像及び前記複数の3DCGオブジェクトの映像を含まず、前記スクリーン球の映像が最前面に表示される前記表示映像を生成し、
前記トランジションの状態が前記拡大済みS3の場合、当該球型オブジェクトについてレンダリングすることで、前記拡大が停止し、かつ最前面に表示されるスクリーン球の映像を生成し、当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクトの映像及び前記複数の3DCGオブジェクトの映像を含まず、前記スクリーン球の映像が最前面に表示される前記表示映像を生成し、
前記トランジションの状態が前記縮小中S4の場合に、当該球型オブジェクトについて、前記球面の内側に前記再生360度映像の冒頭フレームを張り付け、前記カメラオブジェクトに設定された前記視点位置及び前記視線方向にてレンダリングすることで、前記大きさに応じて時間の経過と共に小さくなり、かつ最前面に表示されるスクリーン球の映像を生成し、特定された当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトについて、前記表示を示す表示可否情報に従ってレンダリングを行い、特定された当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクトの映像及び前記複数の3DCGオブジェクトの映像を含み、前記スクリーン球の映像が最前面に表示される前記表示映像を生成し、
前記トランジションの状態が前記縮小済みS5の場合、当該球型オブジェクトについてレンダリングすることで、前記アイコン球のサムネイルを生成し、最前面の表示の適用が解除された前記アイコン球のサムネイルを含む前記表示映像を生成する、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の映像表示処理装置において、
前記トランジション機能部は、
前記カメラオブジェクトに設定された前記ユーザの前記視点位置、及び当該球型オブジェクトに設定された前記球型オブジェクト位置を用いて、前記ユーザの前記視点位置と前記球型オブジェクト位置との間の距離distance(t)を算出する距離算出部と、
前記ユーザによるキー操作に伴い、キー制御信号を出力するキー入力部と、
前記スクリーン球の半径を予め設定された前記アイコン球の半径で除算することで、当該球型オブジェクトの映像の前記大きさとして拡大縮小率scale_magni(t)を算出する拡大縮小部と、
前記距離算出部により算出された前記距離distance(t)が予め設定されたトランジション開始閾値dist_th_inよりも小さい場合、前記トランジションの状態を前記待機S1から前記拡大中S2へ遷移させ、
前記拡大縮小部により算出された前記拡大縮小率scale_magni(t)が予め設定された拡大完了閾値max_scale_magni以上の場合、前記トランジションの状態を前記拡大中S2から前記拡大済みS3へ遷移させ、
前記キー入力部から出力された前記キー制御信号を入力した場合、または、前記360度映像の再生が完了した場合、前記トランジションの状態を前記拡大済みS3から前記縮小中S4へ遷移させ、
前記拡大縮小率scale_magni(t)が予め設定された縮小完了閾値min_scale_magniよりも小さい場合、前記トランジションの状態を前記縮小中S4から前記縮小済みS5へ遷移させ、
前記距離distance(t)が予め設定されたトランジション完了閾値dist_th_outよりも大きい場合、前記トランジションの状態を前記縮小済みS5から前記待機S1へ遷移させる状態管理部と、
を備えたことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の映像表示処理装置において、
前記トランジション完了閾値dist_th_outを、前記トランジション開始閾値dist_th_inよりも大きい値とする、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載の映像表示処理装置において、
前記縮小完了閾値min_scale_magniを1.0とする、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項6】
請求項3から5までのいずれか一項に記載の映像表示処理装置において、
前記トランジション機能部は、さらに、
マテリアル変更部、映像再生処理部及び他オブジェクト表示制御部を備え、
前記状態管理部は、
前記トランジションの状態を前記待機S1から前記拡大中S2へ遷移させたときに、前記360度映像の開始を示す制御信号を前記映像再生処理部に、前記最前面マテリアルを示す制御信号を前記マテリアル変更部に、拡大を示す制御信号を前記拡大縮小部に、前記非表示を示す制御信号を前記他オブジェクト表示制御部にそれぞれ出力し、
前記トランジションの状態を前記拡大中S2から前記拡大済みS3へ遷移させたときに、拡大停止を示す制御信号を前記拡大縮小部に出力し、
前記トランジションの状態を前記拡大済みS3から前記縮小中S4へ遷移させたときに、前記360度映像の頭出しを示す制御信号を前記映像再生処理部に、縮小を示す制御信号を拡大縮小部に、前記表示を示す制御信号を前記他オブジェクト表示制御部にそれぞれ出力し、
前記トランジションの状態を前記縮小中S4から前記縮小済みS5へ遷移させたときに、縮小停止を示す制御信号を前記拡大縮小部に、前記360度映像の終了を示す制御信号を前記映像再生処理部に、前記アンリットマテリアルを示す制御信号を前記マテリアル変更部にそれぞれ出力し、
前記拡大縮小部は、
前記状態管理部から前記拡大を示す制御信号を入力すると、当該球型オブジェクトの映像が徐々に拡大するように前記大きさを算出し、前記大きさを当該球型オブジェクトに設定し、
前記拡大停止を示す制御信号を入力すると、当該球型オブジェクトの映像の拡大が停止するように前記大きさの算出を停止し、前記大きさを当該球型オブジェクトに設定し、
前記縮小を示す制御信号を入力すると、当該球型オブジェクトの映像が徐々に縮小するように前記大きさを算出し、前記大きさを当該球型オブジェクトに設定し、
前記縮小停止を示す制御信号を入力すると、当該球型オブジェクトの映像の縮小が停止するように前記大きさの算出を停止し、前記大きさを当該球型オブジェクトに設定し、
前記マテリアル変更部は、
前記状態管理部から前記最前面マテリアルを示す制御信号を入力すると、前記最前面マテリアルを当該球型オブジェクトに設定し、
前記アンリットマテリアルを示す制御信号を入力すると、前記アンリットマテリアルを当該球型オブジェクトに設定し、
前記映像再生処理部は、
前記状態管理部から前記360度映像の開始を示す制御信号を入力すると、前記360度映像を再生し、前記再生360度映像を示す前記球型映像を当該球型オブジェクトに設定し、
前記360度映像の頭出しを示す制御信号を入力すると、前記360度映像の頭出しを行い、前記再生360度映像の冒頭フレームを示す前記球型映像を当該球型オブジェクトに設定し、
前記360度映像の終了を示す制御信号を入力すると、前記360度映像から冒頭フレームを抽出し、前記冒頭フレームの静止画を示す前記球型映像を当該球型オブジェクトに設定し、
前記他オブジェクト表示制御部は、
前記状態管理部から前記非表示を示す制御信号を入力すると、前記非表示を示す表示可否情報を、前記複数の球型オブジェクトのうち当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトに設定し、
前記状態管理部から前記表示を示す制御信号を入力すると、前記表示を示す表示可否情報を、前記複数の球型オブジェクトのうち当該球型オブジェクト以外の前記球型オブジェクト及び前記複数の3DCGオブジェクトに設定する、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の映像表示処理装置において、
前記映像再生処理部は、
動作モードとして、ループ設定、停止設定及び終了設定のうちのいずれかが予め設定されており、
前記ループ設定が予め設定されている場合、前記360度映像の再生が完了すると、前記360度映像の冒頭フレームから再生を継続し、
前記停止設定が予め設定されている場合、前記360度映像の再生が完了すると、前記360度映像の最終フレームにて一時停止し、
前記終了設定が予め設定されている場合、前記360度映像の再生が完了すると、再生完了の再生状態を前記状態管理部に出力し、
前記状態管理部は、
前記映像再生処理部から前記再生完了の再生状態を入力すると、前記トランジションの状態を前記縮小中S4に設定する、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項8】
請求項2に記載の映像表示処理装置において、
前記トランジション機能部は、
さらに、前記トランジションの状態または前記状態の遷移に応じた効果音を示す音声情報を当該球型オブジェクトに設定し、
前記レンダラは、
前記球型オブジェクトに設定された前記音声情報の前記効果音を再生する、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項9】
請求項2または8に記載の映像表示処理装置において、
前記トランジション機能部は、
さらに、前記トランジションの状態が前記待機S1の場合、動作を示す運動情報を当該球型オブジェクトに設定し、
前記レンダラは、
前記球型オブジェクトに設定された前記運動情報が前記動作を示している場合、前記アイコン球の表示を所定速度にて上下に移動させる、ことを特徴とする映像表示処理装置。
【請求項10】
フォトグラメトリーによる複数の3DCGオブジェクトが配置されたバーチャル空間に、複数の球型オブジェクトを配置し、前記バーチャル空間内のユーザの視点位置及び視線方向に応じて、前記複数の3DCGオブジェクトのうち前記ユーザの視界に入る前記3DCGオブジェクトを含む3DCGモデル映像を表示すると共に、前記複数の球型オブジェクトのうち前記ユーザの視界に入る前記球型オブジェクトの360度映像をアイコンとして表示する映像表示処理装置を構成するコンピュータを、
前記複数の球型オブジェクトのうち1つの対応する球型オブジェクトをアタッチしており、
前記対応する球型オブジェクトのトランジションの状態を、待機S1、拡大中S2、拡大済みS3、縮小中S4及び縮小済みS5へ順次遷移させ、前記トランジションの状態に応じた所定データを当該球型オブジェクトに設定するトランジション機能部を複数備えた場合の前記複数のトランジション機能部、
前記複数のトランジション機能部のうち1つの対応するトランジション機能部にアタッチされており、前記対応するトランジション機能部により前記所定データが設定される球型オブジェクトを複数備えた場合の前記複数の球型オブジェクト、
前記複数の3DCGオブジェクトを含むオブジェクトであって、前記複数の3DCGオブジェクトのそれぞれについて所定データが設定される3DCGモデルオブジェクト、
前記ユーザの前記視点位置及び前記視線方向を含む所定データが設定されるカメラオブジェクト、及び、
前記カメラオブジェクトに設定された前記ユーザの前記視点位置及び前記視線方向に基づいて、前記ユーザの視界に入る前記球型オブジェクト及び前記3DCGオブジェクトを特定し、特定された前記球型オブジェクトをレンダリングすると共に、特定された前記3DCGオブジェクトを含む前記3DCGモデルオブジェクトをレンダリングし、表示映像を生成して表示装置に出力するレンダラとして機能させるためのプログラムであって、
前記トランジション機能部は、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトから第1の所定距離以上離れている場合、前記トランジションの状態を前記待機S1に設定し、前記360度映像の静止画をサムネイルとして表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが当該球型オブジェクトに対し、前記第1の所定距離よりも近づいた場合、前記トランジションの状態を前記待機S1から前記拡大中S2へ遷移させ、前記360度映像を徐々に拡大して最前面に表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第1の所定サイズに到達した場合、前記トランジションの状態を前記拡大中S2から前記拡大済みS3へ遷移させ、前記360度映像の拡大を停止するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザのキー入力があった場合、または前記360度映像の再生が完了した場合、前記トランジションの状態を前記拡大済みS3から前記縮小中S4へ遷移させ、前記360度映像を徐々に縮小して表示するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
当該球型オブジェクトの大きさが第2の所定サイズよりも小さくなった場合、前記トランジションの状態を前記縮小中S4から前記縮小済みS5へ遷移させ、前記360度映像の縮小を停止して最前面の表示の適用を解除するためのデータを当該球型オブジェクトに設定し、
前記ユーザが前記対応する球型オブジェクトに対し、第2の所定距離よりも離れた場合、前記トランジションの状態を前記縮小済みS5から前記待機S1へ遷移させる、ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フォトグラメトリーによる3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)モデルの映像及び360度映像を表示する映像表示処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フォトグラメトリーを用いて、災害現場等を3DCGモデル化する動きが加速している(例えば、非特許文献1を参照)。フォトグラメトリーは、大量の写真、映像等から抽出した連番静止画を用いて、立体的な3DCGモデルをコンピュータにて生成する手法である。
【0003】
フォトグラメトリーでは、写真等から被写体の特徴点が抽出され、複数の写真等から抽出された同一の特徴点に対する三角測量によって、特徴点及び撮影地点の3次元位置が特定される。
【0004】
このため、フォトグラメトリーは、複数の写真等における被写体の特徴点の位置が動いたり、見た目が変化したりする場合に、生成される3DCGモデルの一部が欠落または変形する等の欠点がある。特徴点の位置が動く被写体には、例えば旗、動物があり、見た目が変化する被写体には、例えば鏡等の反射物、水等の透過物がある。
【0005】
一方、特にVR(仮想現実)の分野では、360度カメラにより、ある1点から全方位的に撮影を行う全天球映像(360度映像)の撮影が盛んになっている。水平方向で11K(単眼)または10K(両眼、ステレオ視)の解像度にて、高精細な360度映像を撮影するカメラも販売されている(例えば、非特許文献2を参照)。
【0006】
このようなカメラは、360度映像の撮影だけでなく、フォトグラメトリーによる3DCGモデルを生成するための撮影カメラとしても利用することができる。このようなカメラにより撮影された映像は、複数のレンズによって撮影された複数の映像が1つの映像に合成されるスティッチという処理が行われる。しかし、この映像は、基本的にはありのままの外界を映したものであり、見た目はフォトグラメトリーによる3DCGモデルと比べてより真実に近い。
【0007】
360度映像は、フォトグラメトリーによる3DCGモデルの映像と異なり、視聴時には視点を上下左右前後に併進移動させることができない。このため、360度映像を視聴するユーザは、撮影位置に固定された視聴体験(後述する3DoF(スリードフ、回転3自由度)の体験)をすることとなる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
“熱海の土石流災害、現場の3Dモデルを有志が公開 ドローン像を基に作成”、[online]、令和3年7月5日、アイティメディア株式会社、[令和3年10月7日検索]、インターネット<https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/05/news154.html>
“Insta360 TITAN”、[online]、[令和3年10月7日検索]、インターネット<https://www.insta360.com/jp/product/insta360-titan>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前述のとおり、フォトグラメトリーによる3DCGモデルの映像には、その一部が欠落したり変形したりするという欠点がある。
【0010】
例えば災害等の報道において、フォトグラメトリーによる3DCGモデルの映像の一部が欠落等している場合、それがフォトグラメトリーの欠点によるものなのか、または被災によって実際にそのような状況になっているのかを判別することは困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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