TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023067482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021178762
出願日2021-11-01
発明の名称通信親機
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H04L 47/28 20220101AFI20230509BHJP(電気通信技術)
要約【課題】全ての通信子機の通信が完了するまでに要する時間を短くできる通信親機を提供する。
【解決手段】通信親機1は、複数の通信子機2との間で通信を行う。複数の通信子機2は、第1通信子機と、第2通信子機とを含む。第1通信子機は、通信親機1と直接通信を行う。第2通信子機は、複数の通信子機2のうちの少なくとも一台の他の通信子機を介して通信親機1と通信を行う。複数の通信子機2はそれぞれ、通信親機1との間に確立された少なくとも一つのリンクLを介して通信親機1と通信を行う。第1通信子機のリンクLの数を示すホップ数HPは1を示す。第2通信子機のホップ数HPは、通信親機1との間に介在する他の通信子機の台数に対応して増加する。通信親機1は、設定部15を備える。設定部15は、複数の通信子機2のそれぞれの通信開始時刻Tを、複数の通信子機2のそれぞれのホップ数HPに基づいて設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の通信子機との間で通信を行う通信親機であって、
前記複数の通信子機は、
前記通信親機と直接通信を行う第1通信子機と、
前記複数の通信子機のうちの少なくとも一台の他の通信子機を介して前記通信親機と通信を行う第2通信子機と
を含み、
前記複数の通信子機はそれぞれ、前記通信親機との間に確立された少なくとも一つのリンクを介して前記通信親機と通信を行い、
前記第1通信子機の前記リンクの数を示すホップ数は1を示し、
前記第2通信子機の前記ホップ数は、前記通信親機との間に介在する前記他の通信子機の台数に対応して増加し、
前記通信親機は、前記複数の通信子機のそれぞれの通信開始時刻を、前記複数の通信子機のそれぞれの前記ホップ数に基づいて設定する設定部を備える、通信親機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記設定部は、前記複数の通信子機のそれぞれの前記ホップ数に基づいて、前記通信親機との間で通信を開始する時刻の時間間隔を前記通信子機ごとに決定し、前記時間間隔に基づいて、前記複数の通信子機のそれぞれの前記通信開始時刻を設定し、
前記時間間隔は、
前記ホップ数が第1ホップ数の通信子機の通信開始後に設ける第1時間間隔と、
前記ホップ数が前記第1ホップ数よりも大きい第2ホップ数の通信子機の通信開始後に設ける第2時間間隔と
を含み、
前記設定部は、前記第2時間間隔が前記第1時間間隔よりも大きくなるように前記時間間隔を決定する、請求項1に記載の通信親機。
【請求項3】
センタ装置と通信を行い、前記センタ装置から設定時刻を受信する通信部を更に備え、
前記設定部は、前記設定時刻と、前記時間間隔とに基づいて、前記複数の通信子機のそれぞれの前記通信開始時刻を設定する、請求項2に記載の通信親機。
【請求項4】
前記通信開始時刻は、前記通信子機がメータの計測値を前記通信親機に送信するための通信を開始する時刻を示す、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信親機。
【請求項5】
前記複数の通信子機の各々から前記計測値を受信した時刻である各受信時刻を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記各受信時刻を記憶する記憶部と
を更に備え、
前記設定部は、前記各受信時刻に基づいて、前記複数の通信子機のそれぞれの前記通信開始時刻を更新する、請求項4に記載の通信親機。
【請求項6】
前記設定部は、前記複数の通信子機のうち、前記通信開始時刻と前記受信時刻との差が最大となる通信子機が前記通信親機と最後に通信を開始するように、前記複数の通信子機のそれぞれの前記通信開始時刻を更新する、請求項5に記載の通信親機。
【請求項7】
前記設定部は、前記通信開始時刻と前記受信時刻との差が小さい順に前記通信親機と通信を行うように、前記複数の通信子機のそれぞれの前記通信開始時刻を更新する、請求項5又は請求項6に記載の通信親機。
【請求項8】
前記設定部は、前記通信子機の各々が前記メータの計測値を取得する時刻を更に設定する、請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の通信親機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信親機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、複数の通信端末装置と、データ集積サーバと、ネットワークとを備える通信システムが開示されている。特許文献1の通信システムは、各通信端末装置のデータ送信時刻を分散させて、輻輳の発生を回避することができる。詳しくは、特許文献1の通信システムでは、各通信端末装置が、各通信端末装置のデータ送信時刻が分散するように、各通信端末装置に共通の設定時刻に対する自機の遅延時刻を算出し、設定時刻に自機の遅延時刻を加算してデータ送信時刻を決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-175481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、各通信端末装置のデータ送信時刻の時間間隔が一律に同じ時間間隔に設定される。したがって、通信端末装置の台数が増加すると、全ての通信端末装置の通信が完了するまでに要する時間が、通信端末装置の台数に比例して長くなる。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、各通信子機の通信開始時刻の時間間隔を一律に同じ時間間隔に設定する構成と比べて、全ての通信子機の通信が完了するまでに要する時間を短くできる通信親機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面によれば、通信親機は、複数の通信子機との間で通信を行う。前記複数の通信子機は、第1通信子機と、第2通信子機とを含む。前記第1通信子機は、前記通信親機と直接通信を行う。前記第2通信子機は、前記複数の通信子機のうちの少なくとも一台の他の通信子機を介して前記通信親機と通信を行う。前記複数の通信子機はそれぞれ、前記通信親機との間に確立された少なくとも一つのリンクを介して前記通信親機と通信を行う。前記第1通信子機の前記リンクの数を示すホップ数は1を示す。前記第2通信子機の前記ホップ数は、前記通信親機との間に介在する前記他の通信子機の台数に対応して増加する。通信親機は、設定部を備える。前記設定部は、前記複数の通信子機のそれぞれの通信開始時刻を、前記複数の通信子機のそれぞれの前記ホップ数に基づいて設定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る通信親機によれば、各通信子機の通信開始時刻の時間間隔を一律に同じ時間間隔に設定する構成と比べて、全ての通信子機の通信が完了するまでに要する時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る通信親機を含む通信システムを示す図である。
本発明の実施形態に係る通信親機の構成を示すブロック図である。
通信子機の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態に係る通信親機の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る通信親機の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
時間間隔の一例を示す図である。
通信開始時刻の一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る通信親機の動作の一例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態に係る通信親機の動作の一例を示すシーケンス図である。
通信子機の動作の一例を示すシーケンス図である。
通信子機の動作の一例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態に係る通信親機の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
通信時間の一例を示す図である。
更新後の通信開始時刻の一例を示す図である。
通信子機の動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面(図1~図15)を参照して本発明の通信親機に係る実施形態を説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る通信親機1を含む通信システム100を示す図である。本実施形態において、通信システム100は、テレメータシステムであり、複数のメータ3の計測値をセンタ装置4で収集する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シャープ株式会社
空気調和機
5日前
シャープ株式会社
画像形成装置
今日
シャープ株式会社
画像復号装置および画像符号化装置
今日
シャープ株式会社
ブラシ装置及びこれを備えた画像形成装置
6日前
シャープ株式会社
多次元データの符号化におけるエンドツーエンド特徴圧縮のためのシステム及び方法
今日
シャープ株式会社
ビデオ符号化においてニューラルネットワークポストフィルタ情報更新をシグナリングするためのシステム及び方法
5日前
個人
挿耳装置
12日前
個人
通話装置
12日前
個人
暗号化記憶媒体
29日前
個人
非常時の情報伝達システム
28日前
個人
イラストの著作権保護方法
20日前
キヤノン株式会社
表示装置
13日前
富士通株式会社
光送信装置
13日前
富士通株式会社
光受信装置
13日前
船井電機株式会社
表示装置
今日
リオン株式会社
補聴器
20日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
25日前
株式会社パロマ
リモコン
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
27日前
日本無線株式会社
通信システム
6日前
トヨタ自動車株式会社
車両
21日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
13日前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
26日前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
20日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
18日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
今日
三菱電機株式会社
送信機
13日前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
6日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
14日前
株式会社デンソー
通信装置
28日前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
25日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
29日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
8日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
続きを見る