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公開番号2023067453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021178708
出願日2021-11-01
発明の名称忌避剤
出願人個人
代理人弁理士法人G-chemical
主分類A01N 31/08 20060101AFI20230509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】衛生的であり、且つ学習による効果の低下が生じにくく、長期に亘って優れた忌避効果を発揮する忌避剤を提供する。
【解決手段】ジ(C1-8)アルキルクレゾールを有効成分として含有する忌避剤(但し、オオカミの尿を含有する場合は除く)であって、前記忌避剤は有害鳥獣用忌避剤として特に有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジ(C
1-8
)アルキルクレゾールを有効成分として含有する忌避剤(但し、オオカミの尿を含有する場合は除く)。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記ジ(C
1-8
)アルキルクレゾールが、下記式(1-1)~(1-3)、及び(2-1)~(2-4)で表される化合物から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の忌避剤。
TIFF
2023067453000004.tif
134
169
(式中、R
1
~R
14
は、同一又は異なって、炭素数1~8のアルキル基を示す)
【請求項3】
有害鳥獣用忌避剤である、請求項1又は2に記載の忌避剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規の忌避剤に関する。本発明の忌避剤は、特に、シカ、イノシシ、サル、アライグマ、ハクビシン、ネコ、カラス等の有害鳥獣用忌避剤として有効である。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、都市部において、カラス、ネコにより生ゴミを食い散らかされる被害が問題となっている。カラス、ネコは集積場に出される生ゴミが入ったゴミ袋を破り、中身の残飯を食い荒らし、道路に散乱させる。そして、散乱した残飯に、犬、ハト、スズメの他、ハエ等の昆虫が群がり不衛生となる。そのため、この問題は極めて深刻である。ネコについては、家の玄関や庭に入り込んで排泄することも問題となっている。また、地方においては、シカ、イノシシ等による農作物被害及び森林被害や、サルによる家屋被害や人的被害が深刻化している。
【0003】
上記カラスの被害を解消する方法としては、例えば、ゴミ集積場において、ゴミ袋にネットをかぶせてカラスによる食い散らかしを防止する方法があるが、美観が損なわれる上、ネットの隙間からゴミ袋を突いて破く等、完全に被害を防止することはできなかった。また、ネコ、シカ、イノシシなどによる被害を解消する方法としては、これらの動物が嫌う音を発することにより追い払う方法が知られている。しかし、学習により忌避効果が低減することが問題である。また、人工的に合成された忌避剤を使用する方法も知られている。この方法は比較的安価で時間や手間がかからない点では優れているが、人体に与える影響が懸念される。その他、防護柵の設置などの物理的に防御する方法もあるが、手間がかかり、費用が嵩む上、確実な効果が期待できないといったことが問題であった。
【0004】
果樹栽培等においては、カラス、アライグマ、ハクビシン等による被害が多く、これらの被害を防止する方法としては、防御ネットと電気柵を組み合わせて設けるのが一般的であるが、ネットや電気柵の設置にかかる費用や手間があり、さらに、電気柵の下に穴を掘っての侵入も防ぐ必要がある。
【0005】
一方、トラやライオン等の猛獣の排泄物(尿、糞)が、シカなどの動物に対して忌避効果を有することは以前から知られていた。これは天敵であるという本能に基づく忌避効果であるため学習されにくい。しかし、トラやライオン等の猛獣の排泄物(尿、糞)を散布することは衛生面で問題がある。
【0006】
衛生面での問題を解決する方法として、特許文献1には、ライオンの糞由来のオクタデセンアミドとC
12-18
脂肪酸アミドを有効成分とする動物忌避剤が記載されているが、実用化に至っていない。
【0007】
また、特許文献2には、オオカミの尿に含まれる分子量30000以上の高分子化合物がシカ等の忌避剤として有用であることが記載されている。しかし、忌避効果を有する低分子化合物については記載されていない。
【0008】
さらに、特許文献3には、メチルプロピルケトン、2-エチルヘキサノール、エチルメチルスルフィド、メチルペンチルケトン、及びジ-n-オクチルフタレートが、シカの忌避剤として有用なことが記載されている。しかし、ジ(C
1-8
)アルキルクレゾールについては一切記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2007-254385号公報
特開2013-189418号公報
特開2020-33308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従って、本発明の目的は、衛生的であり、優れた忌避効果を発揮する新たな忌避剤を提供することにある。
本発明の他の目的は、衛生的であり、且つ学習による効果の低下が生じにくく長期に亘って優れた忌避効果を発揮する忌避剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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