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公開番号2023067434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021178668
出願日2021-11-01
発明の名称扱胴
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類A01F 12/22 20060101AFI20230509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】基台部の外周部に設けられた螺旋羽根を有し、扱室に投入された作物を掻き込む掻込み部と、掻込み部からの作物を扱き処理する扱き処理部に、扱き処理部の周方向に間隔を空けた状態で並ぶ複数の扱歯支持部材と、複数の扱歯支持部材それぞれに支持された扱歯と、が備えられた扱胴において、掻込み部からの作物を扱き処理部にスムーズに受け継がせることを可能にする。
【解決手段】少なくとも一つの扱歯支持部材40が、掻込み部30の周方向において扱歯支持部材40の前端部位置と螺旋羽根33の終端部位置とが同じになるように設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
収穫された作物の全体が投入される扱室に前記扱室の前後方向に沿う姿勢で回転可能に設けられる扱胴支軸と、前記扱胴支軸の前部に支持され、投入された作物を前記扱室の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記扱胴支軸のうちの前記掻込み部よりも後側の部分に支持され、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、
前記掻込み部に、基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、
前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱き処理部の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱き処理部の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、
少なくとも一つの前記扱歯支持部材が、前記掻込み部の周方向において前記扱歯支持部材の前端部位置が前記螺旋羽根の終端部位置と同じになるように設けられている扱胴。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記螺旋羽根が複数備えられ、
前記掻込み部の周方向において隣り合う前記螺旋羽根の終端部どうしの間に、前記扱歯支持部材が一つ以上位置している請求項1に記載の扱胴。
【請求項3】
前記複数の前記扱歯支持部材に、前記扱歯支持部材の前記複数の扱歯のうちの最も扱歯支持部材前端側に位置する扱歯と前記基台部の後端部との間隔が狭い第1扱歯支持部材、および、前記扱歯支持部材の前記複数の扱歯のうちの最も扱歯支持部材前端側に位置する扱歯と前記基台部の後端部との間隔が広い第2扱歯支持部材が備えられ、
前記掻込み部の周方向において、前記螺旋羽根の終端部位置と、前記第2扱歯支持部材の前端部位置と、が同じである請求項1または2に記載の扱胴。
【請求項4】
前記螺旋羽根が複数備えられ、
前記掻込み部の周方向において、全ての前記螺旋羽根の終端部位置と、前記扱歯支持部材の前端部位置と、が同じである請求項1から3のいずれか一項に記載の扱胴。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扱胴に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、扱胴には、収穫された作物の全体が投入される扱室に扱室の前後方向に沿う姿勢で回転可能に設けられる扱胴支軸(回転支軸)と、扱胴支軸の前部に支持され、投入された作物を扱室の後方に向けて掻き込む掻込み部と、扱胴支軸のうちの掻込み部よりも後側の部分に支持され、掻込み部によって掻き込まれた作物を扱き処理する扱き処理部と、が備えられたものがある。また、この種の扱胴には、掻込み部に、基台部と、基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、扱き処理部に、扱胴支軸に沿った状態、かつ、扱き処理部の周方向に間隔を空けた状態で扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の扱歯支持部材それぞれにおいて、扱歯支持部材から扱き処理部の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-4765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した扱胴にあっては、掻込み部よりも後側において複数の扱歯支持部材が扱き処理部の周方向に間隔を空けて並んでいるので、掻込み部によって扱き処理部の前端部に掻き込まれた作物が扱歯支持部材どうしの間の隙間に入り込んでしまうと、扱き処理部による脱穀処理物である作物の受け継ぎがうまくいかず、扱き処理部における脱穀処理物の流れが悪くなる。
【0005】
本発明は、掻込み部によって扱き処理部に掻き込まれた作物を扱き処理部にスムーズに受け継がせることができる扱胴を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による扱胴は、
収穫された作物の全体が投入される扱室に前記扱室の前後方向に沿う姿勢で回転可能に設けられる扱胴支軸と、前記扱胴支軸の前部に支持され、投入された作物を前記扱室の後方に向けて掻き込む掻込み部と、前記扱胴支軸のうちの前記掻込み部よりも後側の部分に支持され、前記掻込み部によって掻き込まれた作物を扱き処理する扱き処理部と、が備えられ、前記掻込み部に、基台部と、前記基台部の外周部に設けられた螺旋羽根と、が備えられ、前記扱き処理部に、前記扱胴支軸に沿った状態、かつ、前記扱き処理部の周方向に間隔を空けた状態で前記扱胴支軸に支持された複数の棒状の扱歯支持部材と、複数の前記扱歯支持部材それぞれにおいて、前記扱歯支持部材から前記扱き処理部の径方向外側に向けて突出する状態、かつ、前記扱胴支軸に沿った方向に間隔を空けた状態で前記扱歯支持部材に支持された複数の棒状の扱歯と、が備えられ、少なくとも一つの前記扱歯支持部材が、前記掻込み部の周方向において前記扱歯支持部材の前端部位置が前記螺旋羽根の終端部位置と同じになるように設けられている。
【0007】
本構成によると、掻込み部によって扱き処理部の前端部に掻き込まれて螺旋羽根から外れた作物が少なくとも一つの扱歯支持部材によって受け止められるので、掻込み部からの脱穀処理物としての作物を扱き処理部にスムーズに受け継がせることができる。
【0008】
本発明においては、
前記螺旋羽根が複数備えられ、前記掻込み部の周方向において隣り合う前記螺旋羽根の終端部どうしの間に、前記扱歯支持部材が一つ以上位置していると好適である。
【0009】
本構成によると、掻込み部の周方向において隣り合う螺旋羽根の終端部の間隔があまり狭くならないので、各螺旋羽根による扱き処理部への作物の掻き込みが密にならなくて作物を扱き処理部に詰まらないようにスムーズに受け継がせることができる。
【0010】
本発明においては、
前記複数の前記扱歯支持部材に、前記扱歯支持部材の前記複数の扱歯のうちの最も扱歯支持部材前端側に位置する扱歯と前記基台部の後端部との間隔が狭い第1扱歯支持部材、および、前記扱歯支持部材の前記複数の扱歯のうちの最も扱歯支持部材前端側に位置する扱歯と前記基台部の後端部との間隔が広い第2扱歯支持部材が備えられ、前記掻込み部の周方向において、前記螺旋羽根の終端部位置と、前記第2扱歯支持部材の前端部位置と、が同じであると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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