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公開番号2023067054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177993
出願日2021-10-29
発明の名称エアバッグ
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 21/2338 20110101AFI20230509BHJP(車両一般)
要約【課題】胸部のうち特に損傷の恐れがある肋軟骨に作用する力を軽減する一方、頭部と頸部に過度な力が作用しないようにするエアバッグを提供する。
【解決手段】第1テザー62、第2テザー64及び第3テザー66の他端をエアバッグ100に取り付ける位置と第1テザー62、第2テザー64及び第3テザー66の長さは、エアバッグ100が膨張した状態で、第1テザー62、第2テザー64及び第3テザー66の一端が連結されている第1連結部分72、第2連結部分74及び第3連結部分76においてエアバッグ100の膨張が規制されて、膨張したエアバッグ100を乗員から見たときにエアバッグ100の中心軸11から6時の方向に延びる第1面42、2時の方向に延びる第2面44及び10時の方向に延びる第3面46に沿って、膨張したエアバッグ100に窪み52,54,56が形成されるように決められている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用のエアバッグであって、
リテーナリングによってインフレータに取り付けられたリアパネルと、
乗員に対向するフロントパネルと、
前記リアパネルと前記フロントパネルを互いに連結する円筒状のサイドパネルとを有し、
前記エアバッグは、
前記エアバッグの内部に配置された第1テザー、第2テザー及び第3テザーを備えており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーは、膨張した前記エアバッグを前記乗員から見たときに前記エアバッグの中心軸から6時の方向に延びる第1面、2時の方向に延びる第2面及び10時の方向に延びる第3面にそれぞれ沿って配置されており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの一端はそれぞれ、前記フロントパネル又は前記サイドパネルに連結されており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの他端を前記エアバッグに取り付ける位置と前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの長さは、前記エアバッグが膨張した状態で、前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの前記一端が連結されている第1連結部分、第2連結部分及び第3連結部分において前記エアバッグの膨張が前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーによって規制されて、前記第1面、前記第2面及び前記第3面に沿って、膨張した前記エアバッグに窪みが形成されるように決められている、ことを特徴とするエアバッグ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーのそれぞれの前記他端は、前記エアバッグの中心軸上において互いに連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
【請求項3】
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーのそれぞれの前記他端は、前記リテーナリング又は前記リアパネルに連結されている、ことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ。
【請求項4】
前記サイドパネルは、前記エアバッグが膨張した状態で、前記サイドパネルの外周から前記第1面、前記第2面及び前記第3面に沿って前記エアバッグの中心に向かって楔状にそれぞれ延びる第1窪み部、第2窪み部及び第3窪み部を有し、
前記第1窪み部、前記第2窪み部及び前記第3窪み部の内側端部が前記第1連結部分、前記第2連結部分及び前記第3連結部分を構成している、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエアバッグ。
【請求項5】
乗物用のエアバッグであって、
リテーナリングによってインフレータに取り付けられたリアパネルと、
乗員に対向するフロントパネルと、
前記リアパネルと前記フロントパネルを互いに連結する円筒状のサイドパネルとを有し、
前記エアバッグは、
前記エアバッグの内部に配置されたテザーを備えており、
前記テザーの一端は、膨張した前記エアバッグを前記乗員から見たときに前記エアバッグの中心軸から6時の方向に延びる第1面に沿って前記サイドパネルと前記フロントパネルに連結されており、
前記テザーの他端は、前記第1面に沿って前記リテーナリング又は前記リアパネルに連結されており、
前記テザーの長さは、前記エアバッグが膨張した状態で、前記テザーの前記一端が連結された第1連結部分において前記エアバッグの膨張が前記テザーによって規制されて、膨張した前記エアバッグに前記第1面に沿った窪みが形成されるように決められている、ことを特徴とするエアバッグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアバッグに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両衝突時の衝撃から乗員の身体を保護するために、ステアリングホイールなどの車体部品に取り付けられているインフレータから供給されるガスによって膨張するエアバッグが知られている。
【0003】
このようなエアバッグは、衝突時、乗員の身体を受け止めながら衝突エネルギーを吸収し、乗員の身体を保護する。
【0004】
例えば、乗員の正面に配置されたエアバッグの場合、膨張するエアバッグから乗員に加わる力は、主に乗員の前頭部と胸部に作用する。これらの身体部位のうち、前頭部は比較的頑丈な前頭骨によって保護されているのに対し、胸部の肋軟骨は変形し易く、損傷し肺挫傷を生じる虞がある。
【0005】
そこで、胸部に作用する衝撃を小さくするために、例えば特許文献1には、乗員の胸部に対応する中央部分に窪みを設けたエアバッグが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-55696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のエアバッグによれば、衝突時、乗員の胸部に作用する力が小さくなる一方で、頭部と胸部を繋ぐ頸部に作用する力が大きくなり、乗員の頭部と頸部に作用する力が大きくなることが考えられる。
【0008】
そこで、本発明は、胸部のうち特に損傷の恐れがある肋軟骨に作用する力を軽減する一方、主に肋軟骨の両側にある比較的硬い肋骨や鎖骨に対応するエアバッグ部分で、胸部に作用する衝突エネルギーを吸収することによって、頭部と頸部に過度な力が作用しないようにするエアバッグを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
【0010】
まず、本発明は、乗物用のエアバッグであって、
リテーナリングによってインフレータに取り付けられたリアパネルと、
乗員に対向するフロントパネルと、
前記リアパネルと前記フロントパネルを互いに連結する円筒状のサイドパネルとを有し、
前記エアバッグは、
前記エアバッグの内部に配置された第1テザー、第2テザー及び第3テザーを備えており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーは、膨張した前記エアバッグを前記乗員から見たときに前記エアバッグの中心軸から6時の方向に延びる第1面、2時の方向に延びる第2面及び10時の方向に延びる第3面にそれぞれ沿って配置されており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの一端はそれぞれ、前記フロントパネル又は前記サイドパネルに連結されており、
前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの他端を前記エアバッグに取り付ける位置と前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの長さは、前記エアバッグが膨張した状態で、前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーの前記一端が連結されている第1連結部分、第2連結部分及び第3連結部分において前記エアバッグの膨張が前記第1テザー、前記第2テザー及び前記第3テザーによって規制されて、前記第1面、前記第2面及び前記第3面に沿って、膨張した前記エアバッグに窪みが形成されるように決められている、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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