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公開番号2023066931
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177808
出願日2021-10-29
発明の名称圃場用散布機
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01C 15/00 20060101AFI20230509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】施肥装置の散布資材である肥料を貯留するホッパーに肥料を供給するには、作業者が肥料袋を持って、上部の蓋を開けたホッパーの左右方向に長い開口から左右方向に肥料袋を移動させながら供給する。然しながら、重い肥料袋を左右に移動させて行う供給作業は、重労働であり、作業性及び作業効率も悪いものであった。そこで、容易に且つ作業性及び作業効率良く散布資材の供給が行える圃場用散布機を提供する。
【解決手段】機体に装備した散布資材タンク30,37に貯留した散布資材を圃場に散布する圃場用散布機において、散布資材タンク30,37の上面から上方に突出する散布資材供給口35,40を設け、散布資材タンク30,37内部において散布資材供給口35,40の下方から散布資材タンク30,37端部に向けて低く傾斜し、散布資材タンク30,37内に散布資材を拡散する分配シュート体を設ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
機体に装備した散布資材タンク（３０，３７）に貯留した散布資材を圃場に散布する圃場用散布機において、散布資材タンク（３０，３７）の上面から上方に突出する散布資材供給口（３５，４０）を設け、散布資材タンク（３０，３７）内部において散布資材供給口（３５，４０）の下方から散布資材タンク（３０，３７）端部に向けて低く傾斜し、散布資材タンク（３０，３７）内に散布資材を拡散する分配シュート体（３６，４１）を設けたことを特徴とする圃場用散布機。
続きを表示（約 470 文字）【請求項２】
散布資材供給口（３５，４０）が筒状で上部の開口（３５ａ）から散布資材を入れた容器（４ａ，４ｂ）から、散布資材を投入可能に構成したことを特徴とする請求項１に記載の圃場用散布機。
【請求項３】
分配シュート体（３６，４１）が散布資材を下方に落下する孔（３６ａ，４１ａ）が多数設けられた板体であることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の圃場用散布機。
【請求項４】
散布資材タンク（３０，３７）の散布資材減少センサ（Ｓ１，Ｓ２）が散布資材の減少を検出すると、現在位置と散布資材が減少した情報を通知し、該通知に基づいて容器（４ａ，４ｂ）を保持した小型航空機（３）が散布資材タンク（３０，３７）の散布資材供給口（３５，４０）に散布資材を供給することを特徴とする請求項１～請求項３の何れか１項に記載の圃場用散布機。
【請求項５】
小型航空機（３）が圃場用散布機に対して所定距離内に接近すると進行速度をそれまでの速度より低速にするか停車することを特徴とする請求項４に記載の圃場用散布機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、圃場に肥料や薬剤や種子等を散布する圃場用散布機に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、水田圃場に肥料を散布する圃場用散布機の一種である施肥装置がある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－０１４４２９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
施肥装置の散布資材である肥料を貯留するホッパーに肥料を供給するには、作業者が肥料袋を持って、上部の蓋を開けたホッパーの左右方向に長い開口から左右方向に肥料袋を移動させながら供給する。然しながら、重い肥料袋を左右に移動させて行う供給作業は、重労働であり、作業性及び作業効率も悪いものであった。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に且つ作業性及び作業効率良く散布資材の供給が行える圃場用散布機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１記載の発明は、機体に装備した散布資材タンク３０，３７に貯留した散布資材を圃場に散布する圃場用散布機において、散布資材タンク３０，３７の上面から上方に突出する散布資材供給口３５，４０を設け、散布資材タンク３０，３７内部において散布資材供給口３５，４０の下方から散布資材タンク３０，３７端部に向けて低く傾斜し、散布資材タンク３０，３７内に散布資材を拡散する分配シュート体３６，４１を設けた圃場用散布機である。
【０００７】
請求項１記載の発明によれば、散布資材タンク３０，３７の上面から上方に突出する散布資材供給口３５，４０を設け、散布資材タンク３０，３７内部において散布資材供給口３５，４０の下方から散布資材タンク３０，３７端部に向けて低く傾斜し、散布資材タンク３０，３７内に散布資材を拡散する分配シュート体３６，４１を設けたので、散布資材供給口３５，４０に散布資材を供給すると分配シュート体３６，４１にて散布資材タンク３０，３７内に拡散して貯留され、容易に且つ作業性及び作業効率良く散布資材の供給が行える。
【０００８】
請求項２記載の発明は、散布資材供給口３５，４０が筒状で上部の開口３５ａから、散布資材を入れた容器４ａ，４ｂから散布資材を投入可能に構成した請求項１に記載の圃場用散布機である。
【０００９】
請求項３記載の発明は、分配シュート体３６，４１が散布資材を下方に落下する孔３６ａ，４１ａが多数設けられた板体である請求項１または請求項２に記載の圃場用散布機である。
【００１０】
請求項４記載の発明は、散布資材タンク３０，３７の散布資材減少センサＳ１，Ｓ２が散布資材の減少を検出すると、現在位置と散布資材が減少した情報を通知し、該通知に基づいて容器４ａ，４ｂを保持した小型航空機３が散布資材タンク３０，３７の散布資材供給口３５，４０に散布資材を供給する請求項１～請求項３の何れか１項に記載の圃場用散布機である。
（【００１１】以降は省略されています）

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