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公開番号2023066911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177773
出願日2021-10-29
発明の名称ドア錠装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類E05B 81/76 20140101AFI20230509BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】配線の本数を少なくできるドア錠装置を提供する。
【解決手段】ドア錠12をロック操作、又はアンロック操作するときのドアハンドル19へのユーザ操作を電極21で検出する。静電検出モジュール27は、電極21の静電容量を入力するとともに、静電容量変化からユーザ操作を検出する。静電検出モジュール27が制御装置8に検出結果を出力する配線30は、1線のみで構成されている。静電検出モジュール27は、どの電極21でユーザ操作を検出しても、検出結果として操作検出通知Skを、配線30を介して制御装置8に出力する。制御装置8は、静電検出モジュール27から入力する操作検出通知Skに基づき、ドア11の施錠及び解錠の少なくとも一方の作動を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの身体を操作部に接触又は接近させるユーザ操作を検出する複数の電極と、
前記電極の静電容量を入力するとともに、静電容量変化から前記ユーザ操作を検出する静電検出モジュールと、
前記静電検出モジュールの検出結果に基づき、ドアの施錠及び解錠の少なくとも一方の作動を制御する制御装置とを備え、
前記静電検出モジュールが前記制御装置に前記ユーザ操作の検出結果を出力する配線は、1線のみで構成され、
前記静電検出モジュールは、どの前記電極で前記ユーザ操作を検出しても、前記ユーザ操作の検出結果としての操作検出通知を、前記配線を介して前記制御装置に出力するドア錠装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記静電検出モジュールから前記操作検出通知を入力する度に、施錠及び解錠を交互に切り替える
請求項1に記載のドア錠装置。
【請求項3】
前記操作部の操作面は、互いに異なる箇所に配置されることによって複数設けられ、
前記複数の電極の各々は、異なる前記操作面に配置されている
請求項1又は請求項2に記載のドア錠装置。
【請求項4】
前記操作部は、前記ドアの開閉時に操作するドアハンドルである
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のドア錠装置。
【請求項5】
前記複数の電極は、各々異なる大きさに形成されている
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のドア錠装置。
【請求項6】
前記制御装置は、無線通信によって前記ドアのキーを認証し、前記認証の成立を、ドア錠の作動を許可する際の一条件とする
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のドア錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電極の静電容量の変化に基づきドア錠の作動を制御するドア錠装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多くの車両には、無線通信によるキーの照合が成立している場合に、車両ドアの車外ドアハンドルが指や手などでタッチ操作されると、車両ドアが施解錠されるスマートシステムが搭載されている(特許文献1参照)。この種のスマートシステムでは、車外ドアハンドルに静電容量センサが配置され、ロック用の静電容量センサでタッチ操作が検出されると、車両ドアがロックされ、アンロック用の静電容量センサでタッチ操作が検出されると、車両ドアがアンロックされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-216091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の静電容量センサには、電極の静電容量変化からタッチ操作の有無を判定するIC(Integrated Circuit)が設けられている。ICは、タッチ操作の検出結果を、車体の配線を介して、車両ドアの施解錠を実行するECUに出力する。例えば、ICは、ロック用の電極の静電容量変化に基づき検出したタッチ操作の検出信号を、ロック用の配線を介して、車体のECU(Electronic Control Unit)に出力する。また、ICは、アンロック用の電極の静電容量変化に基づき検出したタッチ操作の検出信号を、アンロック用の配線を介して、車体のECUに出力する。ECUは、ICから配線を介して入力する各々の検出信号に基づき、車両ドアの施解錠を実行する。
【0005】
このように、車外ドアハンドルにロック用及びアンロック用の2つの電極を設ける場合、車外ドアハンドルのICと車体のECUとを繋ぐ配線がロック用とアンロック用とで複数必要となっていた。このため、配線の取り回しが面倒となったり、部品に係るコストが増加したりする可能性があった。よって、配線の本数を極力少なくしたいニーズがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するドア錠装置は、ユーザの身体を操作部に接触又は接近させるユーザ操作を検出する複数の電極と、前記電極の静電容量を入力するとともに、静電容量変化から前記ユーザ操作を検出する静電検出モジュールと、前記静電検出モジュールの検出結果に基づき、ドアの施錠及び解錠の少なくとも一方の作動を制御する制御装置とを備えている。前記静電検出モジュールが前記制御装置に前記ユーザ操作の検出結果を出力する配線は、1線のみで構成されている。前記静電検出モジュールは、どの前記電極で前記ユーザ操作を検出しても、前記ユーザ操作の検出結果としての操作検出通知を、前記配線を介して前記制御装置に出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ドア錠装置において配線の本数を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態のドア錠装置を含むシステム全体の構成図である。
デジタルキーシステムの概要図である。
表面側から見た車外ドアハンドルの斜視図である。
裏面側から見た車外ドアハンドルの斜視図である。
(a)は、第1電極がタッチ操作された際の動作図であり、(b)は、第2電極がタッチ操作された際の動作図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ドア錠装置の一実施形態を説明する。
[システムの全体構成]
図1に示すように、ユーザによる利用物1は、ユーザが所持するキー2を無線通信によって認証するキーシステム3を備えている。キーシステム3は、キー2の認証結果に基づき、利用物1の搭載装置4の作動を許可又は実行する。キーシステム3は、利用物1からの通信を契機にキー2の認証を実行するスマートシステムを含む。利用物1は、例えば、車両5である。キー2は、主としてキー機能を有する電子キーを含む。
【0010】
スマートシステムの場合、利用物1からキー2への電波送信にLF(Low Frequency)帯の電波が使用され、キー2から利用物1への電波送信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波が使用される。すなわち、スマートシステムの場合、利用物1の周囲にLF帯の電波によって形成された通信エリアにキー2が進入すると、利用物1及びキー2の間でLF-UHF通信によるキー2の認証の通信が実行される。
(【0011】以降は省略されています)

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