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公開番号
2023066780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-05-16
出願番号
2021177574
出願日
2021-10-29
発明の名称
乗員保護装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/015 20060101AFI20230509BHJP(車両一般)
要約
【課題】着座位置や着座姿勢が異なっていても、座席に着座している乗員を、膨張したエアバッグにより好適に保護することが可能な乗員保護装置の提供。
【解決手段】車両Vの座席PSに着座している乗員MPを保護可能なエアバッグ40を、乗員の着座姿勢に応じて、膨張させる構成の乗員保護装置S。姿勢検出装置15と、膨張完了時のエアバッグにおいて乗員の拘束中心を受止可能な乗員受止部46を乗員の着座姿勢に応じて配置させるようにエアバッグの膨張形態を調整可能な調整機構を備えるエアバッグ装置30と、を備える。姿勢検出装置が、拘束中心を構成することとなる乗員の上半身における重心を検出可能な重心検出手段15と、エアバッグ装置から拘束中心までの離隔距離を検出可能な距離検出手段19と、を、備える。重心検出手段が、カメラ12によって撮像された乗員の画像セグメンテーションによるものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の座席に着座している乗員を保護可能なエアバッグを、乗員の着座姿勢に応じて、膨張させる構成の乗員保護装置であって、
前記乗員の着座姿勢を検出可能な姿勢検出装置と、
膨張完了時に前記乗員の拘束中心を受止可能な乗員受止部を備える前記エアバッグと、前記エアバッグに膨張用ガスを供給可能なガス供給部材と、前記乗員受止部を前記乗員の着座姿勢に応じて配置させるように前記エアバッグの膨張形態を調整可能な調整機構と、を備えるエアバッグ装置と、
前記姿勢検出装置から検出される前記乗員の着座姿勢に応じて、前記エアバッグ装置における前記調整機構を制御するとともに、前記ガス供給部材を作動させて前記エアバッグを膨張させる制御装置と、
を備える構成とされて、
前記姿勢検出装置が、前記拘束中心を構成することとなる前記乗員の上半身における重心を検出可能な重心検出手段と、前記エアバッグ装置から前記拘束中心までの離隔距離を検出可能な距離検出手段と、を、備え、
前記重心検出手段が、カメラによって撮像された前記乗員の画像セグメンテーションによるものであることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記重心検出手段が、前記拘束中心として、前記乗員における頭部重心と、前記乗員の左右の肩の肩重心を結んだ線の中心と、を検出可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記姿勢検出装置が、前記乗員を拘束するシートベルトに設置されて前記乗員の上半身の傾きを検出可能な傾き検出手段を、備える構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記カメラとして、前記車両に搭載されるドライブレコーダーの車内撮影用カメラが使用されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の座席に着座している乗員を保護可能なエアバッグを、乗員の着座姿勢に応じて、膨張させる構成の乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、座席に着座している乗員の重心位置を検知可能な構成とすることにより、乗員の着座姿勢に応じて、エアバッグを膨張させる構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-17166公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の乗員保護装置では、カメラや荷重センサ等を用いて、座席に着座している乗員の重心位置(具体的には、着座している座席のアームレストに腕を乗せているか否か)を検知し、その乗員の重心位置に応じて、エアバッグの展開を制御する構成とされていた。しかしながら、この従来の乗員保護装置では、乗員の重心位置のみを検出した状態で、エアバッグの膨張の制御を行う構成であることから、例えば、自動運転時等において、乗員の姿勢の自由度がさらに増大する場合(乗員の重心位置の前後・上下移動等)には、対応し難かった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、着座位置や着座姿勢が異なっていても、座席に着座している乗員を、膨張したエアバッグにより好適に保護することが可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、車両の座席に着座している乗員を保護可能なエアバッグを、乗員の着座姿勢に応じて、膨張させる構成の乗員保護装置であって、
乗員の着座姿勢を検出可能な姿勢検出装置と、
膨張完了時に乗員の拘束中心を受止可能な乗員受止部を備えるエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給可能なガス供給部材と、乗員受止部を乗員の着座姿勢に応じて配置させるようにエアバッグの膨張形態を調整可能な調整機構と、を備えるエアバッグ装置と、
姿勢検出装置から検出される乗員の着座姿勢に応じて、エアバッグ装置における調整機構を制御するとともに、ガス供給部材を作動させてエアバッグを膨張させる制御装置と、
を備える構成とされて、
姿勢検出装置が、拘束中心を構成することとなる乗員の上半身における重心を検出可能な重心検出手段と、エアバッグ装置から拘束中心までの離隔距離を検出可能な距離検出手段と、を、備え、
重心検出手段が、カメラによって撮像された乗員の画像セグメンテーションによるものであることを特徴とする。
【0007】
本発明の乗員保護装置では、乗員の着座姿勢を検出可能な姿勢検出装置が、乗員の拘束中心を構成することとなる上半身の重心を検知可能な重心検出手段と、エアバッグ装置から拘束中心までの離隔距離を検出可能な距離検出手段と、を備えていることから、エアバッグを、拘束中心の位置とエアバッグ装置からの離隔距離とに応じて、膨張形態を適宜調整するように、膨張制御することができる。また、本発明の乗員保護装置では、重心検出手段が、乗員の画像セグメンテーションによるものであることから、乗員の上半身の重心位置を精度よく検出することができて、乗員の着座姿勢を、精度よく検出することができる。そのため、膨張を完了させたエアバッグの乗員受止部により、乗員の拘束中心を好適に受け止めることが可能となり、例えば、通常状態での座席に着座している乗員も、自動運転時等においてリクライニングさせた状態の座席に着座している安楽姿勢状態の乗員も、膨張を完了させたエアバッグによって、好適に保護することができる。
【0008】
したがって、本発明の乗員保護装置では、着座位置や着座姿勢が異なっていても、座席に着座している乗員を、膨張したエアバッグにより好適に保護することができる。
【0009】
また、本発明の乗員保護装置において、重心検出手段を、拘束中心として、乗員における頭部重心と、乗員の左右の肩の肩重心を結んだ線の中心と、を検出可能な構成とすれば、どちらか一方だけを検出させる構成とする場合と比較して、乗員において、膨張を完了させたエアバッグによる保護を要求される拘束中心の位置を、精度よく検出することが可能となって、好ましい。
【0010】
さらに、上記構成の乗員保護装置において、姿勢検出装置を、乗員を拘束するシートベルトに設置されて乗員の上半身の傾きを検出可能な傾き検出手段を備える構成とすれば、画像セグメンテーションに加えて傾き検出手段を併用することにより、乗員の上半身の姿勢を、一層精度よく検出することが可能となって、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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