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公開番号2023066590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177267
出願日2021-10-29
発明の名称コンバイン
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01D 41/127 20060101AFI20230509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来のコンバインは、主変速装置の前進位置での増減速操作にてトランスミッション内のギヤチェンジを行って刈取装置の駆動速度の変速を行うので、トランスミッション内のギヤは駆動回転中にギヤチェンジされ、ギヤの破損やギヤチェンジができないような事態が発生していた。そこで、刈取装置の駆動速度の変速を適切に且つ容易に行えるコンバインを提供する。
【解決手段】主変速装置から伝動された出力回転を作業速と倒伏速に変速する副変速装置と刈取装置3への出力回転を標準速と高速に変速する変速機構Aとを装備したトランスミッション21を設けたコンバインにおいて、機体を停止する操作をした状態でのみ、副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられるのに応じて刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて標準速と高速に変速される。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン(E)を搭載した機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方に操縦部(5)と脱穀装置(4)を設けると共に、刈取装置(3)の伝動上手側にエンジン(E)から伝動された出力回転を変速する主変速装置(20)を設け、該主変速装置(20)から伝動された出力回転を作業速と倒伏速に変速する副変速装置と刈取装置(3)への出力回転を標準速と高速に変速する変速機構(A)とを装備したトランスミッション(21)を設けたコンバインにおいて、機体を停止する操作をした状態でのみ、副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられるのに応じて刈取装置(3)への出力回転が変速機構(A)にて標準速と高速に変速されることを特徴とするコンバイン。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
機体を停止する操作をしていない状態で副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられた時は、機体を停止する操作をするまで待って、刈取装置(3)への出力回転が変速機構(A)にて標準速と高速に変速されることを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
操縦部(5)に設けた副変速レバー(17)の作業速と倒伏速の切替え操作に応じて刈取装置(3)への出力回転が変速機構(A)にて標準速と高速に変速されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。
【請求項4】
操縦部(5)に設けた倒伏刈スイッチの操作により、副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられると共に、刈取装置(3)への出力回転が変速機構(A)にて標準速と高速に変速されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。
【請求項5】
主変速装置(20)を操作する主変速レバー(16)の把持部に倒伏刈スイッチを設けたことを特徴とする請求項4に記載されたコンバイン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置の駆動速度の変速を行うトランスミッションを備えたコンバインに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来のコンバインにおいて、主変速装置の変速操作にてトランスミッション内のギヤチェンジを行って刈取装置の駆動速度の変速を行う技術が知られている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2843731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術では、主変速装置の前進位置での増減速操作にてトランスミッション内のギヤチェンジを行って刈取装置の駆動速度の変速を行うので、トランスミッション内のギヤは駆動回転中にギヤチェンジされ、ギヤの破損やギヤチェンジができないような事態が発生していた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、刈取装置の駆動速度の変速を適切に且つ容易に行えるコンバインを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、エンジンEを搭載した機体フレーム1の前側に刈取装置3を設け、該刈取装置3の後方に操縦部5と脱穀装置4を設けると共に、刈取装置3の伝動上手側にエンジンEから伝動された出力回転を変速する主変速装置20を設け、該主変速装置20から伝動された出力回転を作業速と倒伏速に変速する副変速装置と刈取装置3への出力回転を標準速と高速に変速する変速機構Aとを装備したトランスミッション21を設けたコンバインにおいて、機体を停止する操作をした状態でのみ、副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられるのに応じて刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて標準速と高速に変速されるコンバインである。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、機体を停止する操作をした状態でのみ、副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられるのに応じて刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて標準速と高速に変速されるので、変速機構Aの破損を防止できると共に、変速機構Aを適切に作動させることができる。
【0008】
また、刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて切替えられる時に刈取装置3への出力回転が停止するが、機体が停止した状態で刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて変速されるので、走行刈取り作業中に刈取装置3への出力回転が停止することが防止できて刈取り残し部分の発生がなく、良好な刈取り作業が行える。
【0009】
請求項2記載の発明は、機体を停止する操作をしていない状態で副変速装置が作業速と倒伏速に切替えられた時は、機体を停止する操作をするまで待って、刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて標準速と高速に変速される請求項1記載のコンバインである。
【0010】
請求項3記載の発明は、操縦部5に設けた副変速レバー17の作業速と倒伏速の切替え操作に応じて刈取装置3への出力回転が変速機構Aにて標準速と高速に変速される請求項1または請求項2記載のコンバインである。
(【0011】以降は省略されています)

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