TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023066582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177249
出願日2021-10-29
発明の名称ホルダー
出願人花王株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 33/02 20060101AFI20230509BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】軟包装容器の底部に容易且つ迅速に装着することができるとともに、軟包装容器の自立姿勢を安定して保つことができるホルダーを提供すること。
【解決手段】幅方向両側にシール部13Aを備え、下部側に底ガゼット14を備えたパウチ袋からなる軟包装容器11の自立姿勢をサポートするホルダー10であって、底部19及び周壁20の内側の収容空間に軟包装容器11の下部が収容可能に設けられている。周壁20は、第1周壁形成体22、第2周壁形成体23を含み、これら周壁形成体の端部間にスリット25が形成されて当該スリット25からシール部13Aの下部側部分を外側に張り出して位置させる。底部19には、上向きの突部21が設けられ、当該突部21は、底ガゼット14の下向き凹状部14B内に位置して底ガゼット14の形状を維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットが設けられた軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記周壁には、前記シール部の下部側部分を周壁の外側に張り出すスリットが設けられていることを特徴とするホルダー。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットを設けて当該底ガゼットとシート材との間に下向き凹状部が形成される軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記底部に、前記下向き凹状部内に位置して前記軟包装容器の自立姿勢を安定化させる突部が設けられていることを特徴とするホルダー。
【請求項3】
表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットを設けて当該底ガゼットとシート材との間に下向き凹状部が形成される軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記周壁には、前記シール部の下部側部分を周壁の外側に張り出すスリットが設けられている一方、前記底部には、前記下向き凹状部内に位置して前記軟包装容器の自立姿勢を安定化させる突部が設けられていることを特徴とするホルダー。
【請求項4】
前記周壁は、前記軟包装容器の胴部下部側外周を囲むように向き合う第1周壁形成体及び第2周壁形成体を含み、当該第1周壁形成体及び第2周壁形成体の端部間に一対となるスリットが位置することを特徴とする請求項1~3の何れかに記載のホルダー。
【請求項5】
前記第1周壁形成体及び第2周壁形成体の端部は、前記スリットから張り出したシール部の張り出し方向を曲げる相対形状若しくは相対位置に設けられていることを特徴とする請求項4記載のホルダー。
【請求項6】
前記第1周壁形成体及び第2周壁形成体の端部は、内外にずれていることを特徴とする請求項4又は5記載のホルダー。
【請求項7】
前記第1周壁形成体及び第2周壁形成体の端部は、前記スリットから張り出したシール部の幅方向に沿って当該シール部を挟み込む片部材を備えていることを特徴とする請求項4記載のホルダー。
【請求項8】
前記第1周壁形成体及び第2周壁形成体は、それぞれ相互に略平行に位置する中央部と、当該中央部の両側に連なって相互間隔を拡大する方向に延びる一対の翼部とを有し、当該翼部は、前記中央部よりも高さが高く設けられていることを特徴とする請求項4~7の何れかに記載のホルダー。
【請求項9】
前記第1周壁形成体及び第2周壁形成体は、それぞれ相互に略平行に位置する中央部と、当該中央部の両側に連なって相互間隔を拡大する方向に延びる一対の翼部とを有し、
前記第1周壁形成体における一方の前記翼部と、前記第2周壁形成体における一方の前記翼部との間に前記スリットが位置しており、
前記翼部の上端は前記スリットに向かって傾斜した傾斜縁を有しており、
前記傾斜縁は、第1周壁形成体における一方の前記翼部と前記第2周壁形成体における一方の前記翼部との距離が下方に向って窄まるように傾斜して前記軟包装容器のシート部差し込みガイドを形成することを特徴とする請求項4~7の何れかに記載のホルダー。
【請求項10】
前記突部は、前記一対のスリットを結ぶ仮想直線上の直近内側にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項3記載のホルダー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はホルダーに係り、更に詳しくは、液体シャンプーやリンス、キッチン用液体洗剤等を収容した軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、シャンプーやリンス等は、合成樹脂等を成形素材とした定型性若しくは剛性を有するボトル容器に収容された状態で流通しており、最近では、環境保護問題、資源の有効利用、経済性等の観点から、詰め替え用の軟包装容器(リフィル容器)を用い、これに内容物を収容して流通、販売する形態が多くなっている。
このような軟包装容器としては、底部に底ガゼットを有するボトルタイプとして自立可能となるものが存在する。
自立タイプの軟包装容器は、内容物を合成樹脂製の容器に詰め替えることなく利用可能とするものの、内容物の消費が進むに従って、底部の形状が崩れて自立姿勢を保ち得なくなる場合を生ずる。
そこで、特許文献1、2には、軟包装容器の自立姿勢を維持するためのホルダーが提案されている。
特許文献1記載のホルダーは、包装袋(軟包装容器)を外装カートンに吊り下げて複合包装体とし、外装カートンの下部を、台座に挟持させることで複合包装体の自立姿勢を維持するものとなっている。
また、特許文献2記載のホルダーは、多角形に設けられた下部と、上部が楕円形シェル構造となる筒状体とを備え、当該筒状体を軟包装容器の下半部に外嵌めすることで当該軟包装容器の自立姿勢を維持する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-158367号公報
特開2012-240720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2は、何れも、軟包装容器の自立姿勢を維持するものであるが、特許文献1は、外装カートンを必須の構成要素とし、軟包装容器に直接関与して当該容器の自立姿勢を維持するものとはなっていない。すなわち、外装カートンの存在を前提としたホルダーであり、部材点数が増すという不都合がある他、軟包装容器を外装カートンに吊り下げる面倒な作業が不可避になって簡便性がない。
また、特許文献2は、軟包装容器の下部にホルダーの筒状体を外嵌めするだけであり、軟包装容器がホルダーから抜け易くなる、という不都合がある。このような不都合は、特許文献2に記載されているように、ホルダーの素材であるシート材を折り曲げて筒状体を形成する際に、当該シート材の端部と軟包装容器の幅方向一端側のシール部を貼着させる構成も示唆されているが、このような構成とした場合には、軟包装容器とホルダーとが一体化されてしまい、両者を容易に分離することができなくなってしまう、という不都合を招来する。しかも、特許文献2のホルダーは、シート材を折り曲げて形成されたものであり、楕円形シェル構造となる筒状体の形状を確実に保つ構成とは言い難いものであり、自立姿勢の安定性を維持することは期待できない。
【0005】
本発明は、このような不都合を解消するために案出されたものであり、その目的は、軟包装容器の底部に容易且つ迅速に装着することができるホルダーを提供することにある。
本発明の他の目的は、装着が容易となる構造であっても、軟包装容器から不用意に脱落することがないホルダーを提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、内容物の残量にかかわらず、軟包装容器の底部形状を安定的に保って自立姿勢を維持することができるホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明は、特許請求の範囲記載の構成を採用したものである。具体的には、表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットが設けられた軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記周壁には、前記シール部の下部側部分を周壁の外側に張り出すスリットが設けられる、という構成を採っている。
【0007】
また、本発明は、表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットを設けて当該底ガゼットとシート材との間に下向き凹状部が形成される軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記底部に、前記下向き凹状部内に位置して前記軟包装容器の自立姿勢を安定化させる突部が設けられる、という構成を採っている。
【0008】
更に、本発明は、表裏に位置するシート材の少なくとも幅方向一端側をシール部とした胴部を備え、当該胴部の下部側に底ガゼットを設けて当該底ガゼットとシート材との間に下向き凹状部が形成される軟包装容器の自立姿勢をサポートするホルダーであって、
底部と、当該底部に立設された周壁とを備え、これら底部及び周壁により形成される収容空間に前記軟包装容器の下部が収容可能に設けられ、
前記周壁には、前記シール部の下部側部分を周壁の外側に張り出すスリットが設けられている一方、前記底部には、前記下向き凹状部内に位置して前記軟包装容器の自立姿勢を安定化させる突部が設けられる、という構成を採ることもできる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、軟包装容器の下部に容易且つ迅速に装着することができるとともに、軟包装容器の自立姿勢を安定して保つことができるホルダーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る全体構成を示す概略斜視図。
軟包装容器における底ガゼットの形成を説明するための分解斜視図
底ガゼットを形成するシートと表裏のシート材の接着箇所、領域を示す説明図。
本実施形態に係るホルダーの全体構成を示す概略斜視図。
前記ホルダーの平面図。
前記ホルダーの底面図。
前記ホルダーの正面図。
前記ホルダーの背面図。
図5のA-A線矢視断面図。
図7の左側面図。
図7の右側面図。
底ガゼットに形成される下向き凹部内に突部が位置する状態を示す概略中央断面図。
図12のB-B線に沿う概略断面図。
(A)~(C)はそれぞれ変形例を示す部分平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

花王株式会社
袋容器
7日前
花王株式会社
包装容器
8日前
花王株式会社
粉末化粧料
16日前
花王株式会社
洗浄用物品
14日前
花王株式会社
半導体素子
11日前
花王株式会社
水硬性組成物
16日前
花王株式会社
水硬性組成物
15日前
花王株式会社
基板処理方法
11日前
花王株式会社
口腔用組成物
1日前
花王株式会社
土壌の洗浄方法
22日前
花王株式会社
水系液状化粧料
16日前
花王株式会社
鋳物製造用構造体
2日前
花王株式会社
ウイルス不活化剤
22日前
花王株式会社
皮膚指標推定方法
17日前
花王株式会社
リパーゼの探索方法
16日前
花王株式会社
エッチング液組成物
17日前
花王株式会社
エッチング液組成物
11日前
花王株式会社
エッチング液組成物
17日前
花王株式会社
繊維製品処理剤組成物
22日前
花王株式会社
静電荷像現像用トナー
3日前
花王株式会社
柿果実の軟化抑制方法
22日前
花王株式会社
繊維製品処理剤組成物
22日前
花王株式会社
樹脂マスクの剥離方法
22日前
花王株式会社
水中油型乳化皮膚化粧料
7日前
花王株式会社
硬質表面用洗浄剤組成物
14日前
花王株式会社
伸縮性積層体の製造方法
11日前
花王株式会社
育児ストレス度の検出方法
15日前
花王株式会社
磁気ディスク基板の製造方法
今日
花王株式会社
糖尿病性神経障害の検出方法
今日
花王株式会社
水硬性組成物用増粘剤組成物
10日前
花王株式会社
エッチング液組成物の製造方法
10日前
花王株式会社
インクジェット記録用水系インク
16日前
花王株式会社
クロロゲン酸類吸収量の予測方法
2日前
花王株式会社
微細化改質セルロース繊維の製造方法
15日前
花王株式会社
乳児のオキシトシンレベルの予測方法
2日前
花王株式会社
締結紐切断装置、処理装置及び処理方法
4日前
続きを見る