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公開番号2023066543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177196
出願日2021-10-29
発明の名称医療器具用キャップ
出願人個人
代理人
主分類A61M 1/00 20060101AFI20230509BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、痰吸引器のホースからの廃液だれを防ぎ、吸引器周辺の清潔を保つと共に感染拡大を防止し、尚且つ、痰吸引をスピーディーにできる医療器具用キャップを提供する。
【解決手段】痰吸引器のホースとカテーテル等吸引器具とをつなぐ医療用キャップ1において、筒状の管路を有し、管路の一端に痰吸引器のホースが接続される痰吸引器用挿入口3と、管路の他端にカテーテル等吸引器具が接続されるカテーテル接続口4とを備える接続プラグ本体2と、接続プラグ本体の側面に接着する支柱部5と可撓性をもって接続されるカテーテル接続口の開口を開閉する蓋部6とを備え、蓋部の内側には、円形の外周形状を有して突出する弾力性のあるドーム部7を備え、蓋部がカテーテル接続口を閉塞すると、ドーム部がカテーテル挿入口に密着することによって封止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
痰吸引器のホースとカテーテル等吸引器具とをつなぐ医療器具用キャップにおいて、
筒状の管路を有し、前記管路の一端に前記痰吸引器のホースが接続される痰吸引器用挿入口と、前記管路の他端に前記カテーテル等吸引器具が接続されるカテーテル接続口とを備える接続プラグ本体と、前記接続プラグ本体の側面に接着する支柱部と可撓性をもって接続される前記カテーテル接続口の開口を開閉する蓋部とを備え、
前記蓋部の内側には、円形の外周形状を有して突出する弾力性のあるドーム部を備え、
前記蓋部がカテーテル接続口を閉塞すると、前記ドーム部が前記カテーテル挿入口に密着することによって封止することを特徴とする医療器具用キャップ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の医療器具用キャップにおいて、前記接続プラグ本体は支柱部と接合材を介してつながるレバーを備え、前記レバーを握ることで、前記支柱部と前記蓋部を繋ぐ接合材を軸に前記蓋部が回転し、
前記支柱部と前記レバーとは弾性体によって連結されており、前記カテーテル接続口と前記ドーム部とが前記弾性体の弾性力によって密着することで封止する操作性を有している、医療器具用キャップ。
【請求項3】
請求項2に記載の医療器具用キャップにおいて、前記蓋部は、前記支柱部に対して前記レバーを係止する係止部材によって、開口状態が保持できることを特徴とする、医療器具用キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療器具用キャップに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療技術の進歩により、重い病気や障害のある新生児が助かる確率が高まっている。命は助かってもその後障害が残るケースが多く、日常的に痰を吸引したり、管を通じて胃や腸に栄養を入れたりしながら在宅生活をする医療的ケア児が増えてきている。厚生労働省によると、19歳以下の医療的ケア児は2015年時点で1万7千人いて、この10年で2倍になっている。
【0003】
そのような患者の多くは、呼吸や排痰がうまくできず、痰を吸引する痰吸引器が手放せないケースが多い。自宅では痰吸引器を常に患者のそばに置き、そうした患者が通院、通学等で外出する際には、ポータブル吸引器を持ち運ぶ必要がある。
【0004】
外出時には、痰吸引器本体と、吸引時に使用する精製水を入れた容器や、カテーテル等の吸引に必要な物品(付属物品)をキャリーバッグに入れて持ち運ぶ必要がある。
【0005】
痰を吸引する際は、痰吸引器のホースの先にカテーテル等吸引器具を装着し、吸引後は吸引した痰でホースやカテーテルが詰まらないよう通し水を吸い、その後カテーテル等吸引器具を抜き、ホースを保管しておく必要がある。
【0006】
ホースの中には痰が残っており、この痰と通し水がまじりあった廃液が逆流し、しばし床やキャリーバッグの中に垂れ、付近を汚染し、感染源になっていた。この廃液垂れを防ぐ有効な手段がなく、特に外出時には感染源となる廃液をまき散らしてしまう危険性が多かった。
【0007】
このため、ホースの先が野放しにしておくか、洗濯ハサミや使用済みカテーテル等をキャリーバッグに装着し、ホースの先に栓をしておくという方法がとられていた。
【0008】
しかしながら、これらの手段は脱着の際、両手が必要となり、患者が痰を拭いたらすぐに吸引しなければ窒息の恐れもある吸引において、時間的ロスが大きく、痰を取り逃すこともしばしあった。そのため、吸引を素早く行うことが出来ず、吸引が必要な者の苦痛時間を増やしていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開H9-206370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1には、尿道カテーテルに使用される医療器具用キャップが開示されているが、これはカテーテルの開口をふさぐためだけのものである。そのため、痰吸引のように、吸引口をふさぐだけではなく、カテーテルと吸引器具とを接続可能に構成した医療器具用キャップは存在していない。
(【0011】以降は省略されています)

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