TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023066468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-16
出願番号2021177077
出願日2021-10-29
発明の名称動画配信装置
出願人株式会社電巧社
代理人
主分類H04N 21/2668 20110101AFI20230509BHJP(電気通信技術)
要約【課題】動画配信サービスにおいて、視聴者が配信済の動画と異なる別動画の視聴を要望してからできるだけ早くに当該別動画を速やかに表示可能な情報を配信し、かつ、利用される通信帯域の増大を防ぐ動画配信装置を提供する。
【解決手段】動画配信システムSにおいて、動画配信装置1は、外部端末Tに配信可能な複数の動画を予め圧縮する事前圧縮部111と、配信する動画の切り替え指令を外部端末Tから受信したことに応じて、事前圧縮された複数の動画のうち切り替え対象となる切替対象動画の表示に必要な情報を、切り替え指令を行った外部端末Tに配信する情報配信部112と、を備える。情報配信部112は、切替対象動画について、切り替え指令の受信後に切替対象動画の圧縮キーフレームを配信済みである場合は圧縮予測フレームを配信し、切り替え指令の受信後に圧縮キーフレームを未配信である場合は、圧縮キーフレームを配信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部端末に配信可能な複数の動画を予め圧縮する事前圧縮部と、
配信する動画の切り替え指令を前記外部端末から受信したことに応じて、前記事前圧縮された複数の動画のうち切り替え対象となる切替対象動画の表示に必要な情報を、前記切り替え指令を行った外部端末に配信する情報配信部と、
を備え、
前記複数の動画は、それぞれ単位フレームの組合せで構成されており、
前記単位フレームは、フレーム単体で復号化可能な一のキーフレームと、フレーム単体では復号化不可能であるが、前記キーフレームに比べてデータ量の圧縮効率が高く、時系列で連続するフレーム間の予測に基づいて圧縮される予測フレームとによって構成され、
前記事前圧縮部は、前記動画を、前記動画を構成する時系列の全フレームをキーフレームとして圧縮した圧縮キーフレームの群で構成される圧縮キーフレーム群データと、2フレーム目以降の全フレームを予測フレーム及び/又はキーフレームとして圧縮した圧縮予測フレームの群で構成される圧縮予測フレーム群データとに、前記複数の動画のそれぞれについて圧縮可能であり、
前記情報配信部は、前記切替対象動画について、前記切り替え指令の受信後に前記切替対象動画の前記圧縮キーフレームを配信済みである場合は前記圧縮予測フレーム群データから前記圧縮予測フレームを配信可能であり、前記切り替え指令の受信後に前記圧縮キーフレームを未配信である場合は前記圧縮キーフレーム群データから前記圧縮キーフレームを配信可能であり、前記圧縮予測フレーム群データが含む前記予測フレームの数は、前記圧縮予測フレーム群データが含む前記キーフレームの数より多い、動画配信装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記情報配信部は、前記切替対象動画について、前記切り替え指令の受信後に前記切替対象動画の前記圧縮キーフレームを配信済みであっても、所定の場合に前記圧縮キーフレームを再び配信可能である、請求項1に記載の動画配信装置。
【請求項3】
前記圧縮予測フレーム群データは、前記予測フレームのみを含む、請求項1又は2に記載の動画配信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動画配信装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
視聴者の要望に応じて動画を視聴者に配信する動画配信サービスが利用されている。動画配信サービスでは、視聴者の要望に応じてできるだけ早く動画を配信することにより、動画配信サービスを利用する視聴者の満足度を高め得る。
【0003】
視聴者の要望に応じてできるだけ早く動画を配信することに関し、例えば、同一シーンを異なる視点から見ることができる多視点動画の配信では、ある視点から見た映像を提供する動画の再生中に、視聴者が別の視点から見た映像を提供する動画の視聴を要望することがある。視聴者が利用する端末において、動画の再生中における視聴者の要望に応じて別の視点から見た映像を提供する動画等の別の動画を速やかに再生できれば、視聴者の満足度をよりいっそう高め得る。
【0004】
図9は、現在のデジタル動画圧縮技術を用いてデータ圧縮されたデジタル動画の一例を示す図である。現在のデジタル動画圧縮技術の多くでは、データ圧縮の方法として、1フレーム単独で圧縮されるキーフレーム(図9のI0002、I0006等)と、既に圧縮したフレーム(典型的には時系列で直前のフレームだが、フレーム順を入れ替えて先読みするケースなどもある)と現フレームとの間の類似性を利用したフレーム間予測によって圧縮効率を高める予測フレーム(図9のP0003、P0004等)とをフレーム毎に使い分けている。このような方法で圧縮されたデジタル動画では、動画の復号はキーフレームから開始する必要があるため、デジタル動画の表示を切り替える場合は切替先の動画のキーフレームのタイミング以外では切り替えることができない。
【0005】
動画の再生中における視聴者の要望に応じて別の動画を速やかに再生することに関し、特許文献1は、デジタルテレビ放送の第1チャネルを再生する単一表示と、第1チャネル及び第2チャネルの両方を再生する同時表示とを実現する2画面再生機能を有するデジタルテレビ放送再生装置であって、第2チャネルの符号化データのうち復号の開始フレームとなるキーフレームに付随したタイムスタンプを記憶し、単一表示から同時表示への切り替わり時に、切り替わり時の放送時間よりも前で、かつ、放送時間に最も近いタイムスタンプを有する第2チャネルのキーフレームを特定し、第2フレームの符号化データを特定されたキーフレームから順次転送して再生する技術を開示している。
【0006】
特許文献1の発明によると、復号の開始位置となるキーフレームの間隔が2~5秒間隔の場合であっても、第2チャネルが再生されるまでのタイムラグを軽減し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-245974公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の技術は、第1チャネルを再生している間に第2チャネルの符号化データを受信可能であることを前提としている。すなわち、特許文献1の技術は、デジタルテレビ放送において、複数のチャネルが同時に放送され、複数のチャネルのうち少なくとも2つのチャネルを再生装置が同時に受信可能であることを前提としている。
【0009】
一方、インターネット等を介した動画配信サービスでは、同時に配信する動画の数を増やすにつれて、動画配信サービスが利用する通信帯域が増大する。したがって、特許文献1の技術は、動画配信サービスにおいて、視聴者が配信済の動画と異なる別動画の視聴を要望してからできるだけ早くに当該別動画を速やかに再生可能とすることと、利用される通信帯域の増大を防ぐことと、を両立する点において、さらなる改良の余地がある。
【0010】
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、動画配信サービスにおいて、視聴者が配信済の動画と異なる別動画の視聴を要望してからできるだけ早くに当該別動画を速やかに表示可能な情報を配信することと、利用される通信帯域の増大を防ぐことと、を両立可能な動画配信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
通話装置
13日前
個人
挿耳装置
13日前
個人
開閉式取手
1か月前
個人
暗号化記憶媒体
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
21日前
個人
非常時の情報伝達システム
29日前
富士通株式会社
光送信装置
14日前
キヤノン株式会社
表示装置
14日前
船井電機株式会社
表示装置
1日前
富士通株式会社
光受信装置
14日前
日本電気株式会社
光供給装置
1か月前
リオン株式会社
補聴器
21日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
26日前
株式会社パロマ
リモコン
26日前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
7日前
トヨタ自動車株式会社
車両
22日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
14日前
個人
ブロックチェーンにおける認証方法
1か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
1か月前
株式会社日立国際電気
通信システム
21日前
キヤノン株式会社
画像処理システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
27日前
株式会社ブイキューブ
表示装置
1か月前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
19日前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
1か月前
株式会社リンテック21
対面通話装置
1か月前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
1日前
三菱電機株式会社
送信機
14日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
9日前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
26日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
続きを見る