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公開番号2023066228
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-15
出願番号2021176828
出願日2021-10-28
発明の名称開閉部材制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類E05F 15/689 20150101AFI20230508BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ばねの衝突音を軽減できる開閉部材制御装置を提供すること。
【解決手段】制御装置は、全閉状態で先端部がガラスランに挟み込まれたウインドウガラスを、モータを正転および反転させて開動ワイヤを介して開閉させるものである。開動ワイヤの端部は、スライダベースに、ばね部材を介して摺動可能に取り付けられている。制御装置は、ウインドウガラスを全閉状態から開方向に作動させるためにモータの駆動を開始した後で、かつ、先端部がガラスランに挟み込まれている状態で、モータの通電オフ条件が成立したか否かを判定する(S10,S11)。制御装置は、通電オフ条件が成立した場合に、モータへの通電をオフする(S15)。そして、制御装置は、通電オフ後に、モータの再通電オン条件が成立した場合に、モータの作動を再開する(S16,S17)。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
全閉状態で先端部がシール部材に挟み込まれた開閉部材を、電動機を正転および反転させてワイヤを介して開閉させるものであり、前記ワイヤの端部が、前記開閉部材に固定された固定部材に、ばね部材を介して摺動可能に取り付けられており、
前記開閉部材を前記全閉状態から開方向に作動させるために前記電動機の駆動を開始する駆動開始部(S10)と
前記電動機の駆動開始後であり、かつ、前記先端部が前記シール部材に挟み込まれている状態で、前記電動機の駆動停止条件が成立したか否かを判定する駆動停止判定部(S11)と、
前記駆動停止条件が成立したと判定された場合に、前記電動機を駆動停止する駆動停止部(S15)と、
前記電動機の駆動停止後に、前記電動機の再駆動条件が成立したか否かを判定する再駆動判定部(S16)と、
前記再駆動条件が成立したと判定された場合に、前記電動機を再駆動する再駆動部(S17)と、を備えている開閉部材制御装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記駆動停止判定部は、所定時間ごとに前記電動機の回転数を取得し、前記回転数が減少した際の前記回転数を基準値として、前記基準値との回転数偏差が停止閾値以上の場合に、前記駆動停止条件が成立したと判定する請求項1に記載の開閉部材制御装置。
【請求項3】
前記駆動停止判定部は、前記開閉部材の全閉位置から予め設定された停止距離以上、前記開閉部材が移動した場合に、前記駆動停止条件が成立したと判定する請求項1に記載の開閉部材制御装置。
【請求項4】
前記再駆動判定部は、前記電動機の駆動停止後に、予め設定された再駆動距離以上、前記開閉部材が移動した場合に、前記再駆動条件が成立したと判定する請求項1または2に記載の開閉部材制御装置。
【請求項5】
前記再駆動判定部は、前記電動機の駆動停止後に、前記電動機の回転数が予め設定された回転数閾値以上になると、前記再駆動条件が成立したと判定する請求項1または2に記載の開閉部材制御装置。
【請求項6】
前記再駆動判定部は、所定時間ごとに前記電動機の回転数を取得し、前記回転数が増加した場合に、前記再駆動条件が成立したと判定する請求項1または2に記載の開閉部材制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、開閉部材制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
開閉部材制御装置の一例として、特許文献1に開示されたワイヤ式レギュレータ装置(以下、レギュレータ)を用いて、開閉部材としてのウインドウガラスを開閉する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-190394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
レギュレータは、ワイヤと、ワイヤをウインドウガラスに固定するための固定部材などを備えている。ワイヤの端部は、ばね部材を介して摺動可能に、固定部材に取り付けられている。レギュレータを用いた開閉部材制御装置は、モータを回転駆動させてワイヤを巻き取ることで、固定部材に固定されたウインドウガラスを開動または閉動させる。
【0005】
ところで、ウインドウガラスの先端は、全閉状態において、窓枠に取り付けられたシール部に挟み込まれている。このため、ウインドウガラスを全閉状態から開作動させると、ウインドウガラスは、シール部との間に摩擦が発生する。また、レギュレータは、ワイヤを巻き取ることでばね部材が縮まる。そして、ウインドウガラスは、シール部から抜けた際に摩擦に対する反力が発生して開方向に急加速する。
【0006】
これによって、レギュレータは、ばね部材が摺動して、ばね部材と固定部材とが衝突する可能性がある。また、レギュレータは、ウインドウガラスの開方向への移動にともなって、ばね部材と固定部材との衝突が繰り返し発生する可能性がある。この場合、レギュレータは、ばね部材が固定部材に衝突して音が発生する。
【0007】
開示される一つの目的は、ばね部材の衝突音を軽減できる開閉部材制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ここに開示された開閉部材制御装置は、
全閉状態で先端部がシール部材に挟み込まれた開閉部材を、電動機を正転および反転させてワイヤを介して開閉させるものであり、ワイヤの端部が、開閉部材に固定された固定部材に、ばね部材を介して摺動可能に取り付けられており、
開閉部材を全閉状態から開方向に作動させるために電動機の駆動を開始する駆動開始部(S10)と
電動機の駆動開始後であり、かつ、先端部がシール部材に挟み込まれている状態で、電動機の駆動停止条件が成立したか否かを判定する駆動停止判定部(S11)と、
駆動停止条件が成立したと判定された場合に、電動機を駆動停止する駆動停止部(S15)と、
電動機の駆動停止後に、電動機の再駆動条件が成立したか否かを判定する再駆動判定部(S16)と、
再駆動条件が成立したと判定された場合に、電動機を再駆動する再駆動部(S17)と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
このように、開閉部材制御装置は、電動機の駆動開始後であり、かつ、先端部がシール部材に挟み込まれている状態で、電動機の駆動停止条件が成立すると電動機を駆動停止する。このため、開閉部材制御装置は、開閉部材がシール部から抜けた際に、開閉部材とシール部との間の摩擦に対する反力を弱めることができる。
【0010】
そして、開閉部材制御装置は、電動機の駆動停止後に、電動機の再駆動条件が成立すると電動機を再駆動する。よって、開閉部材制御装置は、ばね部材が摺動して固定部材と衝突することを抑制できる。したがって、開閉部材制御装置は、ばね部材の衝突音を軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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