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公開番号2023066203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-15
出願番号2021176784
出願日2021-10-28
発明の名称光学機器および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/08 20210101AFI20230508BHJP(光学)
要約【課題】 光学機器の内部でコンバージョンレンズを挿入または退避させるためには大きなスペースが必要であり、光学機器の小型化が困難であった。
【解決手段】 光学機器は、第1の光軸に対応する第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群よりも像面側の前記第1の光軸上へ配置されることによって、光学系の焦点距離範囲を第1の焦点距離範囲から第2の焦点距離範囲に変更し、第2の光軸に対応する第2のレンズ群と、を備え、前記第1のレンズ群が、前記第1の光軸と平行な第1の方向に沿って前記像面側へ移動し、前記第2のレンズ群の少なくとも一部が、前記第1の方向において前記第1のレンズ群の少なくとも一部と重なる第2の方向へ移動し、前記第2の光軸が前記第1の光軸から退避する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1の光軸に対応する第1のレンズ群と、
前記第1のレンズ群よりも像面側の前記第1の光軸上へ配置されることによって、光学系の焦点距離範囲を第1の焦点距離範囲から第2の焦点距離範囲に変更し、第2の光軸に対応する第2のレンズ群と、を備え、
前記第1のレンズ群が、前記第1の光軸と平行な第1の方向に沿って前記像面側へ移動し、
前記第2のレンズ群の少なくとも一部が、前記第1の方向において前記第1のレンズ群の少なくとも一部と重なる第2の方向へ移動し、前記第2の光軸が前記第1の光軸から退避し、
前記光学系の焦点距離範囲が前記第2の焦点距離範囲である場合よりも、前記光学系の焦点距離範囲が前記第1の焦点距離範囲である場合において、前記第1の光軸方向における全長が短いことを特徴とする光学機器。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記光学系の焦点距離範囲が前記第2の焦点距離範囲である場合よりも、前記光学系の焦点距離範囲が前記第1の焦点距離範囲である場合において、前記第2のレンズ群が前記第1の方向においてより被写体側に位置することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項3】
さらに、第3のレンズ群を備え、
前記光学系の焦点距離範囲が前記第2の焦点距離範囲である場合、前記第3のレンズ群は、前記第2のレンズ群よりも前記像面側の前記第1の光軸へ配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
【請求項4】
前記第3のレンズ群は、前記第2の方向と異なる第3の方向へ移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
【請求項5】
前記第2の方向と前記第3の方向とは、前記第1の光軸を挟んで対向することを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
【請求項6】
前記第1のレンズ群がフォーカスレンズを含み、
前記フォーカスレンズが前記第1の方向に沿って移動することによって、焦点調整が可能である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項7】
さらに、前記第1の光軸を中心に回転可能な操作部材を備え、
前記フォーカスレンズは、前記操作部材の回転と連動して前記第1の方向に沿って移動することを特徴とする請求項6に記載の光学機器。
【請求項8】
さらに、撮像装置の本体が備える第1のマウントと接続可能な第2のマウントを備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項9】
さらに、前記撮像装置の本体と電気的に接続可能な電気接続部材を備え、
前記第1の光軸と前記第2の光軸とは、像面と平行な平面において、前記電気接続部材と重ならない位相に位置することを特徴とする請求項8に記載の光学機器。
【請求項10】
前記第1のレンズ群と前記第2のレンズ群とは、前記第2のマウントが前記第1のマウントと接続するときの接続面よりも被写体側に位置することを特徴とする請求項8または9に記載の光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内蔵コンバージョンレンズの挿入または退避によって、マスターレンズの焦点距離範囲の変更が可能な光学機器および撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ、ビデオカメラおよび交換レンズ等の光学機器では、コンバージョンレンズを光路内へ挿入することで、マスターレンズの有する第1の焦点距離範囲から望遠側もしくは広角側へ変更して、第2の焦点距離範囲とする構成が知られている。
【0003】
特許文献1には、カメラ本体に内蔵されたコンバージョンレンズを、光路内へ挿入された挿入位置と、光路外へ退避された退避位置とに移動させる技術が開示されている。ここに記載されている内蔵コンバージョンレンズは、被写体像をファインダーへ導くプリズムと、レンズ鏡筒の上方に格納されるストロボとの間のスペースに退避される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-311828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のマスターレンズは、第1と第2の焦点距離範囲のいずれの場合であっても、光軸方向においてほぼ同じ位置に固定されている。そのため、マスターレンズと、被写体からの光が結像する像面との間には、内蔵コンバージョンレンズを挿入するためのスペースを常に確保しておく必要があり、レンズ全長を短縮するうえでの妨げとなっていた。
【0006】
そこで本発明は、コンバージョンレンズを内蔵することによって、内蔵コンバージョンレンズを挿入または退避するためのスペースを確保しつつ、レンズ全長を短縮することができるようにした光学機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明における光学機器は、第1の光軸に対応する第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群よりも像面側の前記第1の光軸上へ配置されることによって、光学系の焦点距離範囲を第1の焦点距離範囲から第2の焦点距離範囲に変更し、第2の光軸に対応する第2のレンズ群と、を備え、前記第1のレンズ群が、前記第1の光軸と平行な第1の方向に沿って前記像面側へ移動し、前記第2のレンズ群の少なくとも一部が、前記第1の方向において前記第1のレンズ群の少なくとも一部と重なる第2の方向へ移動し、前記第2の光軸が前記第1の光軸から退避し、前記光学系の焦点距離範囲が前記第2の焦点距離範囲である場合よりも、前記光学系の焦点距離範囲が前記第1の焦点距離範囲である場合において、前記第1の光軸方向における全長が短いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、内蔵コンバージョンレンズを退避させることで焦点距離範囲を変更させるとともに、それにより生じたスペースへマスターレンズを移動させることで、レンズ全長を短縮することが可能な光学機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態における交換レンズ(第2の焦点距離範囲)およびカメラ本体の正面斜視図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(第2の焦点距離範囲)およびカメラ本体の背面斜視図(交換レンズを取り外したところ)である。
本発明の実施形態における交換レンズ(第2の焦点距離範囲)およびカメラ本体の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(第1の焦点距離範囲)およびカメラ本体の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(第2の焦点距離範囲)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群の断面図である。
本発明の実施形態における交換レンズ(第1の焦点距離範囲)における各レンズ群の断面図である。
(a)本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群と像面までの光軸方向距離について表したグラフであり、(b)本発明の実施形態における交換レンズ(移行時)における各レンズ群と光軸までの径方向距離について表したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面を通して同一符号は、同一または対応部分を示すものである。尚、本実施形態では光学機器の一例である交換レンズについて説明するが、他にもレンズ一体型カメラなど、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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