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公開番号2023066120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-15
出願番号2021176641
出願日2021-10-28
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン電子株式会社
代理人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20230508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】点灯スキャン実行後の消灯スキャン実行中にユーザが原稿を取り出すことを防止する。
【解決手段】読み取りユニット5を移動させながら光源401を点灯させて原稿台11上の原稿からの反射光をセンサ3によって読み取る点灯スキャンと、読み取りユニット5を移動させながら光源を点灯させずに原稿台11上の原稿をセンサ3によって読み取る消灯スキャンとを実行する読取制御手段113と、点灯スキャンによって読み取られる点灯スキャン画像において原稿台11上の原稿の外側の読み取り位置に含まれる外光の影響を、消灯スキャンによって読み取られる消灯スキャン画像に基づいて低減する画像処理手段113とを備え、光源制御手段113は、消灯スキャンを開始してから終了するまでの間において、光源を点灯させる光源点灯制御を行うことを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を載置する原稿台と、
前記原稿台上の原稿の画像を読み取るセンサと、
前記センサが搭載され、前記原稿台に対し主走査方向と直交する副走査方向に移動する読み取りユニットと、
前記読み取りユニットに搭載された光源と、
前記光源の点灯制御を行う光源制御手段と、
前記読み取りユニットを移動させながら前記光源を点灯させて前記原稿台上の原稿からの反射光を前記センサによって読み取る点灯スキャンと、前記読み取りユニットを移動させながら前記光源を点灯させずに前記原稿台上の原稿を前記センサによって読み取る消灯スキャンとを実行する読取制御手段と、
前記点灯スキャンによって読み取られる点灯スキャン画像において前記原稿台上の原稿の外側の読み取り位置に含まれる外光の影響を、前記消灯スキャンによって読み取られる消灯スキャン画像に基づいて低減する画像処理手段と
を備え、
前記光源制御手段は、前記消灯スキャンを開始してから終了するまでの間において、前記光源を点灯させる光源点灯制御を行うことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記消灯スキャンで取得した第1画像の解像度は、前記点灯スキャンで取得した画像の解像度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記画像処理手段は、
前記第1画像の解像度を前記点灯スキャンで取得した画像の解像度と一致するように解像度変換処理を実行した第2画像を取得し、前記第2画像に基づいて前記外光の影響を低減することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記光源は、発光素子を2個以上備え、前記発光素子を個別に制御できることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記光源制御手段は、前記消灯スキャン中に、予め指定した発光素子を点灯させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記光源制御手段は、前記点灯スキャン時に取得した明度が所定の閾値よりも小さい画素に対応する前記発光素子を、前記予め指定した発光素子とすることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記光源制御手段は、前記消灯スキャン中に前記光源を点灯させることが可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記光源制御手段は、前記消灯スキャン中に前記光源を一定周期で点灯させることが可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
原稿を載置する原稿台と、
前記原稿台上の原稿の画像を読み取るセンサと、
前記センサが搭載され、前記原稿台に対し主走査方向と直交する副走査方向に移動する読み取りユニットと、
前記読み取りユニットに搭載された光源と、
前記光源の点灯制御を行う光源制御手段と、
前記読み取りユニットを移動させながら前記光源を点灯させて前記原稿台上の原稿を前記センサによって読み取る点灯スキャンと、前記読み取りユニットを移動させながら前記光源制御手段によって前記主走査方向に対して前記光源が点灯と消灯を繰り返すように制御し、前記原稿台上の原稿を前記センサによって読み取る部分点灯スキャンとを実行する読取制御手段と、
前記部分点灯スキャンによって読み取られた部分点灯スキャン画像に対して、前記光源の点灯位置と消灯位置で取得した両方の画素を含む領域単位のぼかし処理を施したぼかし画像を生成し、
前記点灯スキャンによって読み取られる点灯スキャン画像において前記原稿台上の原稿の外側の読み取り位置に含まれる外光の影響を、前記点灯スキャン画像と前記ぼかし画像との明度差に基づいて低減する画像処理手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
【請求項10】
前記光源制御手段は、前記部分点灯スキャンにおいて前記発光素子を交互に点灯、消灯させる第1の点灯パターンと、前記点灯パターンを反転させた第2の点灯パターンを実行することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、透過部材で構成された原稿台に載置される原稿を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 900 文字)【背景技術】
【0002】
透過部材で構成された原稿台上に載置される原稿に対して、原稿台内部からLEDなどの光源によって光を照射し、原稿で反射された光をCISなどの読取センサを用いて受光して、原稿画像を読み取るフラットベッドスキャナのような画像読取装置が知られている。
【0003】
このような画像読取装置では、原稿台に載置された原稿の画像を読み取るために、主走査方向にライン状に配置された読取センサを、配置されたラインと直交する方向(副走査方向)に移動させながら、原稿の全領域を読み取り、読み取った画像を画像データとして出力する。
【0004】
また、読み取った画像データから、原稿のサイズを検知するために、反射光以外の光(以降、外光と呼称する)を遮蔽し、出力する画像が外光の影響を受けないように、画像読取装置に原稿台を覆う蓋が備えられた構成となっている。
【0005】
しかし、操作者が、画像を読み取る際に、原稿を原稿台に載置した後に必ず蓋を閉じる必要があるため、多くの原稿をスキャンしようとすると手間がかかり、ユーザの作業効率を下げてしまう。
【0006】
そこで、蓋を開けた状態で、外光の影響を受けた画像データが出力されたとしても、原稿台に載置された原稿の原稿サイズを検出する方法が、以下の特許文献により提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-217339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図1は、蓋を開けた状態で、原稿台上に載置された原稿の画像を読み取った時の画像データを示した図である。
【0009】
原稿台の全領域を読み取って出力された画像データには、原稿台に載置された原稿Dの画像が得られる。
【0010】
しかし、原稿D以外の領域は、外光の影響を受けて出力される為、原稿Dの原稿端を検出できない。
(【0011】以降は省略されています)

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