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公開番号2023066075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-15
出願番号2021176575
出願日2021-10-28
発明の名称検出装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類G06F 3/041 20060101AFI20230508BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザ操作の検出精度を向上できる検出装置を提供する。
【解決手段】検出装置1は、少なくとも一部が金属製のフレーム3と、フレーム3と少なくとも一部が接触する操作面2に対するユーザ操作(タッチ操作)を検出する複数の電極14と、電極14の静電容量変化に基づきユーザ操作の操作位置を演算する演算部16とを備えている。演算部16は、エリアEが複数に区画された操作面2において、どのエリアEがユーザ操作されたのかを検出する。このとき、演算部16は、静電容量変化から演算により求まる演算座標P1を、エリア境界から離れた補正座標Pkに変換して、補正座標Pkをユーザ操作の操作位置とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一部が金属製のフレームと、
前記フレームと少なくとも一部が接触する操作面の座標平面方向に複数設けられ、前記操作面に対してユーザの身体を接触又は接近させるユーザ操作を検出する電極と、
前記電極の静電容量変化に基づき、前記操作面における前記ユーザ操作の操作位置を演算する演算部とを備え、
前記演算部は、前記操作面が複数のエリアに区分けされている場合、前記静電容量変化から前記演算により求まる演算座標を、エリア境界から離れた補正座標に変換して、前記補正座標を前記ユーザ操作の操作位置とする検出装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記演算部は、前記複数のエリアに区画された前記操作面のどの前記エリアで前記ユーザ操作が実行されたのかを求める
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記操作面は、互いに直交するX軸及びY軸を座標軸とするX-Y軸平面を有し、
前記演算部は、前記X-Y軸平面のX軸方向に寄与度が高い静電容量に重みが付けられた第1演算式によって前記演算座標のX座標を求めるとともに、前記X-Y軸平面のY軸方向に寄与度が高い前記静電容量に重みが付けられた第2演算式によって前記演算座標のY座標を求める
請求項1又は請求項2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記演算部は、前記ユーザ操作が実行された前記エリアの中心位置に前記演算座標を引き込む座標変換によって、前記補正座標を求める
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検出装置。
【請求項5】
前記複数のエリアは、前記操作面の中心位置に配置された中央エリアと、前記中央エリアの周囲を囲むように周方向に配列された複数の操作エリアとを含む
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の検出装置。
【請求項6】
前記フレームは、環状に形成されている
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電極の静電容量変化によってユーザ操作を検出する検出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、静電容量型の静電センサを用いて、人によるタッチパッドへのタッチ操作を検出する検出装置が周知である(特許文献1参照)。特許文献1の検出装置は、タッチパッドの操作面を指で触れてなぞった軌跡を座標移動として検出することなどにより、タッチパッドの操作面上でのタッチ操作を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-115011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、タッチパッドの周囲をメッキ等によって加飾する場合がある。しかし、この構造の場合、タッチパッドをタッチ操作したとき、人体がメッキに触れていると、メッキを原因とする静電容量変化が電極に生じてしまい、タッチ操作を正しく検出することができない可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決する検出装置は、少なくとも一部が金属製のフレームと、前記フレームと少なくとも一部が接触する操作面の座標平面方向に複数設けられ、前記操作面に対してユーザの身体を接触又は接近させるユーザ操作を検出する電極と、前記電極の静電容量変化に基づき、前記操作面における前記ユーザ操作の操作位置を演算する演算部とを備えている。前記演算部は、前記操作面が複数のエリアに区分けされている場合、前記静電容量変化から前記演算により求まる演算座標を、エリア境界から離れた補正座標に変換して、前記補正座標を前記ユーザ操作の操作位置とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザ操作の検出精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
検出装置の外観を示す斜視図である。
操作面のエリアと画面上の選択物との関係を示す説明図である。
検出装置の分解斜視図である。
検出装置における電極配置と操作面の座標系との関係を示す座標図である。
操作面がタッチ操作されたときの概要図である。
各電極における静電容量の変化を表すグラフである。
演算座標を補正座標に変換するときの具体例を示す座標図である。
変換情報の具体例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、検出装置の一実施形態を説明する。
[検出装置1の全体構成]
図1に示すように、検出装置1は、ユーザによって操作される操作面2と、少なくとも一部が金属製のフレーム3とを備えている。操作面2は、フレーム3と少なくとも一部が接触する。検出装置1は、操作面2にユーザの身体を接触又は接近させる操作(ユーザ操作)を検出するタッチ検出装置である。検出装置1は、例えば、タッチパッドである。検出装置1の取付箇所4は、車載される場合、例えば、ハンドル5であることが好ましい。操作面2は、互いに直交するX軸及びY軸を座標軸とするX-Y軸平面を有する。操作面2は、平面状であることが好ましい。
【0009】
フレーム3は、例えば、メッキによって加飾されている。メッキは、例えば、フレーム3の表面に塗布されている。フレーム3は、環状に形成されている。すなわち、フレーム3は、操作面2の周囲を隙間無く囲んだ形状となっている。フレーム3は、例えば、四角環状に形成されることが好ましい。
【0010】
図2に示すように、検出装置1は、表示部8の画面9に表示された複数の選択物10のいずれかを選ぶときの入力操作を検出する装置である。本例の場合、操作面2の操作方式は、操作方向が十字方向となった十字ボタン(十字キー)である。すなわち、操作面2を十字方向のいずれかに操作することによって、表示部8に表示された選択物10のいずれかを選択操作する。操作面2が操作された場合、表示部8に表示されたカーソル11は、タッチ選択先に表示が移動する。表示部8は、例えば、インストルメントパネルに設けられたマルチインフォメーションディスプレイ、車内のカーナビゲーション装置のディスプレイなどである。
(【0011】以降は省略されています)

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