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公開番号2023066038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-15
出願番号2021176528
出願日2021-10-28
発明の名称ドア開閉装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/63 20150101AFI20230508BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】開閉作動時におけるドアの張り出し量を低減できるドア開閉装置を提供する。
【解決手段】ドア開閉装置60は、バックドア40の基端部を幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持する状態で、車体20のルーフ21に沿って前後方向に変位するスライダ130と、一端が車体に対して回転可能に連結され、他端がバックドア40に対して回転可能に連結され、車体20との連結点及びバックドア40との連結点の間をなす距離である連結点間距離を変化させることにより、ドア開度に応じてバックドア40の姿勢を調整するメインリンク機構210と、を備える。メインリンク機構210は、ドア開度が大きいほど、連結点間距離を短くする。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ドア開口部を有する車体と、前記ドア開口部を開閉するドアと、を備える車両に適用されるドア開閉装置であって、
前記ドアが前記ドア開口部を全閉する全閉位置に位置するときに、前記ドアにおける前記ドア開口部の上端部に対応する部分を前記ドアの基端部としたとき、
前記ドアの基端部を前記ドアの幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持する状態で、前記車体のルーフに沿って前記幅方向と交差する方向に変位するスライダと、
一端が前記車体に対して回転可能に連結され、他端が前記ドアに対して回転可能に連結され、前記車体との連結点及び前記ドアとの連結点の間をなす距離である連結点間距離を変化させることにより、ドア開度に応じて前記ドアの姿勢を調整するメインリンク機構と、を備え、
前記メインリンク機構は、前記ドア開度が大きいほど、前記連結点間距離を短くする
ドア開閉装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記全閉位置及び前記ドア開口部を全開する全開位置の間の位置を中間位置としたとき、
前記メインリンク機構は、前記ドアが前記全閉位置及び前記中間位置の間を変位する場合には、前記ドア開度が大きいほど前記連結点間距離を短くし、前記ドアが前記中間位置及び前記全開位置の間を変位する場合には、前記ドア開度が大きいほど前記連結点間距離を長くする
請求項1に記載のドア開閉装置。
【請求項3】
前記メインリンク機構は、前記車体に対して回転可能に連結される第1リンクと、前記ドアに対して回転可能に連結される一方で前記第1リンクに対して回転可能に連結される第2リンクと、を有し、
前記第1リンクが前記車体との連結点を中心として回転することにより、前記メインリンク機構の前記連結点間距離が変化する
請求項1又は請求項2に記載のドア開閉装置。
【請求項4】
一端が前記車体に対して回転可能に連結され、他端が前記ドアに対して回転可能に連結され、前記ドア開度に応じて伸縮するサブリンク機構を備え、
前記サブリンク機構は、前記車体との連結点を中心とする回転量に応じて、前記第1リンクを前記車体との連結点を中心として回転させる
請求項3に記載のドア開閉装置。
【請求項5】
前記メインリンク機構は、前記車体に対する回転軸線回りに回転する従動ギヤを有し、
前記サブリンク機構は、前記従動ギヤと噛み合い、前記車体に対する回転軸線回りに回転する駆動ギヤを有する
請求項4に記載のドア開閉装置。
【請求項6】
前記サブリンク機構を駆動するサブアクチュエータを備える
請求項4又は請求項5に記載のドア開閉装置。
【請求項7】
前記サブアクチュエータは、前記サブリンク機構と前記車体との連結点を中心として前記サブリンク機構を回転駆動する
請求項6に記載のドア開閉装置。
【請求項8】
前記第1リンクを駆動するメインアクチュエータを備える
請求項3~請求項7の何れか一項に記載のドア開閉装置。
【請求項9】
前記メインアクチュエータは、前記第1リンクと前記車体との連結点を中心として前記第1リンクを回転駆動する
請求項8に記載のドア開閉装置。
【請求項10】
前記幅方向と交差する方向に前記スライダを駆動するスライダアクチュエータを備え、
前記スライダアクチュエータは、前記ルーフに設置される
請求項1~請求項9の何れか一項に記載のドア開閉装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、後部にドア開口部を有する車体と、ドア開口部を開閉するバックドアと、を備える車両が知られている。こうした車両において、車体は、ドア開口部の上方とバックドアの上端部とを連結するヒンジを有する。バックドアは、ヒンジの軸線回りに回転することにより、ドア開口部を全閉する全閉位置及びドア開口部を全開する全開位置の間で動作する。
【0003】
特許文献1には、バックドアを回転可能に支持するヒンジを、車体のルーフに沿って前後方向に移動可能にした車両が開示されている。この車両は、バックドアの開作動に伴い、バックドアを回転させつつ、ヒンジを前方に移動させる。こうして、車両は、バックドアの開閉作動時における後方への張り出し量を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第1764248号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなバックドアは、開閉作動時における張り出し量をさらに低減する点で、改善の余地が残されていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するドア開閉装置は、ドア開口部を有する車体と、前記ドア開口部を開閉するドアと、を備える車両に適用されるドア開閉装置であって、前記ドアが前記ドア開口部を全閉する全閉位置に位置するときに、前記ドアにおける前記ドア開口部の上端部に対応する部分を前記ドアの基端部としたとき、前記ドアの基端部を前記ドアの幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持する状態で、前記車体のルーフに沿って前記幅方向と交差する方向に変位するスライダと、一端が前記車体に対して回転可能に連結され、他端が前記ドアに対して回転可能に連結され、前記車体との連結点及び前記ドアとの連結点の間をなす距離である連結点間距離を変化させることにより、ドア開度に応じて前記ドアの姿勢を調整するメインリンク機構と、を備え、前記メインリンク機構は、前記ドア開度が大きいほど、前記連結点間距離を短くする。
【0007】
スライダは、ドアの基端部を幅方向に延びる軸線回りに回転可能に支持した状態で、幅方向と交差する方向に変位可能である。このため、ドアと車体との接点がスライダのみの場合には、ドア開度に応じてドアの姿勢が不定となる。この点、ドア開閉装置は、車体とドアとを連結するメインリンク機構を備えるため、ドア開度に応じてドアの姿勢が定まる。さらに、ドアが全閉位置から開作動する場合には、ドア開度が大きくなるにつれて、メインリンク機構の連結点間距離が次第に短くなる。このため、メインリンク機構によって、ドアがドア開口部から離れる方向に張り出しにくくなる。こうして、ドア開閉装置は、ドアの張り出し量を抑制できる。
【0008】
ドア開閉装置において、前記全閉位置及び前記ドア開口部を全開する全開位置の間の位置を中間位置としたとき、前記メインリンク機構は、前記ドアが前記全閉位置及び前記中間位置の間を変位する場合には、前記ドア開度が大きいほど前記連結点間距離を短くし、前記ドアが前記中間位置及び前記全開位置の間を変位する場合には、前記ドア開度が大きいほど前記連結点間距離を長くすることが好ましい。
【0009】
ドア開度が大きいほど連結点間距離を短くすると、ドアが全開位置に到達したときに、ドア開口部の上下方向における開放量が小さくなりやすい。この点、ドア開閉装置は、ドアが全閉位置及び中間位置の間を変位する場合には、ドア開度が大きくなるにつれてメインリンク機構の連結点間距離を短くすることで、ドアの張り出し量を抑制できる。一方、ドア開閉装置は、ドアが中間位置及び全開位置の間を変位する場合には、ドア開度が大きくなるにつれてメインリンク機構の連結点間距離を長くすることで、ドア開口部の上下方向における開放量を大きくできる。
【0010】
ドア開閉装置において、前記メインリンク機構は、前記車体に対して回転可能に連結される第1リンクと、前記ドアに対して回転可能に連結される一方で前記第1リンクに対して回転可能に連結される第2リンクと、を有し、前記第1リンクが前記車体との連結点を中心として回転することにより、前記メインリンク機構の前記連結点間距離が変化することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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