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公開番号2023065326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-12
出願番号2022170233
出願日2022-10-25
発明の名称時計用制御装置
出願人ブルガリ オロジェリー ソシエテ アノニム
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類G04B 3/04 20060101AFI20230502BHJP(時計)
要約【課題】小型で、耐久性があり、操作が簡単な時計用制御装置を提供する。
【解決手段】時計の機構の駆動用の時計用制御装置1であって、本体1は、第一結合手段を含み、竜頭頭部5は第二結合手段を含み、第一及び第二結合手段は、竜頭頭部5がその第一位置にある場合、本体4及び竜頭頭部5は分離され、竜頭頭部5がその第二位置にある場合、本体4及び竜頭頭部5は結合されるよう配置され、制御装置は更に、係止要素6と、第一構造と第二構造とを含み、係止要素6は、竜頭頭部5を第一位置に安定させるために第一構造と協働可能であり、係止要素6は、竜頭頭部5を第二位置に安定させるために第二構造と協働可能であり、係止要素6は、竜頭頭部5と一体であるまたは固定され、第一及び第二構造は、本体1と一体であるまたは固定され、または係止要素6は、本体1と一体であるまたは固定され、第一及び第二構造は、竜頭頭部5と一体であるまたは固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
時計の機構を駆動するために、時計のケース胴(2)へ回転軸(X)周りに回転可能に搭載されることが意図される本体(4)と、
第一位置と第二位置との間で、当該本体に対して、前記回転軸に平行に、並進移動可能な竜頭頭部(5)と、
を含む、時計用制御装置(1)であって、
前記本体は、第一結合手段(46)を含み、前記竜頭頭部は第二結合手段(53)を含み、前記第一及び第二結合手段は、前記竜頭頭部がその第一位置にある場合、前記本体及び前記竜頭頭部は分離され、前記竜頭頭部がその第二位置にある場合、前記本体及び前記竜頭頭部は結合されるよう配置され、
前記制御装置は更に、係止要素(6)と、第一構造(47A)と第二構造(47B)とを含み、前記係止要素は、前記竜頭頭部をその第一位置に安定させるために前記第一構造と協働可能であり、前記係止要素は、前記竜頭頭部をその第二位置に安定させるために前記第二構造と協働可能であり、
前記係止要素は、前記竜頭頭部と一体であるまたは固定され、前記第一及び第二構造は、前記本体と一体であるまたは固定され、または前記係止要素は、前記本体と一体であるまたは固定され、前記第一及び第二構造は、前記竜頭頭部と一体であるまたは固定される、
制御装置(1)。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記係止要素(6)は、前記回転軸(X)周りに中心を取る回転対称を示す形状、とりわけ円環形状を有し、前記第一及び第二構造(47A、47B)は、前記係止要素の一部の形状を実質的に補完する形状の溝である、
請求項1に記載の制御装置(1)。
【請求項3】
前記竜頭頭部(5)は、円筒部(52)を含み、 前記本体は、前記円筒部をその中に受けることができる環状開口(49)を含み、前記第二結合手段(53)は、前記円筒部の第一壁(56)上に配置され、前記係止要素または前記第一及び第二構造は、前記円筒部の第二壁(55)上に配置され、前記第二壁は前記第一壁と相対する、
請求項1または2に記載の制御装置(1)。
【請求項4】
前記係止要素(6)は、前記竜頭頭部(5)と一体であるまたは固定される、及び前記第一及び第二構造(47A、47B)は前記本体(4)と一体であるまたは固定される、及びまたは
前記第一壁(56)は、前記円筒部の外壁であり、前記第二壁(55)は、前記円筒部の内壁である、
請求項3に記載の制御装置(1)。
【請求項5】
時計の機構を駆動するために、時計のケース胴(2)へ回転軸(X)周りに回転可能に搭載されることが意図される本体(4)と、
第一位置と第二位置との間で、当該本体に対して、前記回転軸に平行に、並進移動可能な竜頭頭部(5)と、
を含む、時計用制御装置(1)であって、
前記本体は、第一結合手段(46)を含み、前記竜頭頭部は第二結合手段(53)を含み、前記第一及び第二結合手段は、前記竜頭頭部がその第一位置にある場合、前記本体及び前記竜頭頭部は分離され、前記竜頭頭部がその第二位置にある場合、前記本体及び前記竜頭頭部は結合されるよう配置され、
前記本体は、第一割出手段(47A、47B)を含み、前記竜頭頭部は第二割出手段(6)を含み、前記第一及び第二割出手段は、前記竜頭頭部をその第一位置及びその第二位置に安定させるよう配置され、
前記竜頭頭部は、円筒部(52)を含み、 前記本体は、前記円筒部をその中に受けることができる環状開口(49)を含み、前記第二結合手段は、前記円筒部の第一壁、とりわけ前記円筒部の外壁または前記円筒部の内壁上に配置され、前記第二割出手段は、前記円筒部の第二壁、とりわけ前記円筒部の内壁または前記円筒部の外壁上に配置され、前記第二壁は前記第一壁と相対する、
制御装置(1)。
【請求項6】
前記第一結合手段(46)は、スプラインの第一組を含み、前記第二結合手段(53)は、スプラインの第二組を含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置(1)。
【請求項7】
前記制御装置は、前記本体(4)と一体であり、前記竜頭頭部(5)の開口(59)を貫通する、保持手段(9)、とりわけ保持ねじを含み、前記保持手段は、前記竜頭頭部の、回転軸(X)に平行な並進運動を制限するため、保持表面(58)と協働する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の制御装置(1)。
【請求項8】
前記本体(4)は、前記回転軸(X)周りに前記本体を回転案内するため、前記ケース胴(2)の円形開口(21)と協働可能な軸受を形成する、円筒状壁(41)を含む、
請求項1から7のいずれか一項に記載の制御装置(1)。
【請求項9】
前記竜頭頭部(5)は、前記竜頭頭部がその第一位置にあるときに前記竜頭頭部の回転を阻止するために、突起(23)といった、前記ケース胴(2)の要素と協働するよう構成される、回転阻止手段(57)、とりわけ歯付歯車を更に含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置(1)。
【請求項10】
開口(21)が設けられたケース胴(2)と、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御装置(1)とを含む、時計であって、前記制御装置は、前記開口内に配置される、
時計。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計用制御装置に関し、制御装置は、並進移動可能な竜頭頭部を含む。本発明はまた、当該制御装置を含む時計に関する。
続きを表示(約 860 文字)【背景技術】
【0002】
一部の時計には、香箱の再巻き上げ用機構や時刻の調整用機構といった、時計の機構を作動する役割を果たす制御装置が設けられる。制御装置は、2つの位置の間で移動可能な、竜頭頭部を含む。分離位置と称される第一位置は、竜頭頭部の回転が、いかなる特定の機構も駆動しない、位置である。結合位置と称される第二位置は、竜頭頭部が竜頭本体に結合される位置である。竜頭頭部の回転は、竜頭本体を回転駆動し、竜頭本体は、当該機構を駆動する。
【0003】
既知の制御装置は、以下の欠点の全てまたは一部を有する。
- 竜頭頭部の意図的または意図的ではない作動により、急速に摩耗する。
- 大型であり、時計の美観的観点を大きく制限する。
- 竜頭頭部は、操作することが難しい。
- 制御装置は、竜頭頭部が結合または分離位置の一方または他方を占める場合に、不格好である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、上述の欠点を是正し、従来技術から既知の制御装置と時計を改善する、制御装置と当該制御装置を含む時計とを提供することである。
【0005】
より詳細には、本発明の主題は、時計用制御装置であって、当該制御装置は、特に小型で、耐久性があり、操作が簡単である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様によれば、制御装置は、請求項1で定義される。
【0007】
本発明の第二態様によれば、制御装置は、請求項5で定義される。
【0008】
制御装置の実施形態は、請求項2から4及び6から9で定義される。
【0009】
本発明によれば、時計は、請求項10で定義される。
【0010】
時計の実施形態は、請求項11と12で定義される。
(【0011】以降は省略されています)

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