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公開番号2023064970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-12
出願番号2021175461
出願日2021-10-27
発明の名称散布用電子地図作成方法及び散布方法
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 50/02 20120101AFI20230502BHJP(計算;計数)
要約【課題】専用の装置等が不要で比較的簡単に導入することができる散布用電子地図作成方法を提供する。
【解決手段】無人航空機によって散布物を散布する1以上の散布対象圃場11を電子地図10に入力する圃場入力ステップと、電子地図を入力用画像データ20として出力する画像出力ステップと、入力用画像データに重ねられた入力用レイヤー21に、3箇所以上の目印22a,22b,22c、圃場番号23、無人航空機の飛行方向24、操縦者の移動経路25、散布物補給箇所27、燃料補給箇所28、注意箇所29を入力する詳細情報入力ステップと、入力用レイヤーを目印をもとにジオリファレンスして詳細情報地図データ40として出力する詳細情報地図データ出力ステップと、詳細情報地図データを電子地図に取り込んで、詳細情報地図レイヤー41として重ねることで散布用電子地図1を作成する地図作成ステップと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
現在位置が表示可能な電子地図に表示される複数の圃場の中から、無人航空機によって散布物を散布する1以上の散布対象圃場を前記電子地図に入力する圃場入力ステップと、
前記散布対象圃場が入力された前記電子地図を入力用画像データとして出力する画像出力ステップと、
前記入力用画像データに重ねられた入力用レイヤーに、詳細情報として3箇所以上の目印、前記散布対象圃場の散布順序を示す圃場番号、前記散布対象圃場内における無人航空機の飛行方向、前記無人航空機の操縦者の移動経路、前記無人航空機に前記散布物を補給する散布物補給箇所、及び必要に応じて前記無人航空機に燃料を補給する燃料補給箇所、散布作業において注意するべき注意箇所を入力する詳細情報入力ステップと、
前記詳細情報入力ステップを経た前記入力用レイヤーを、前記目印をもとにジオリファレンスして詳細情報地図データとして出力する詳細情報地図データ出力ステップと、
前記詳細情報地図データを前記電子地図に取り込んで、詳細情報地図レイヤーとして重ねることで前記散布対象圃場及び前記詳細情報が表示される散布用電子地図を作成する地図作成ステップと、
を備えることを特徴とする散布用電子地図作成方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記飛行方向が1本の直線で示されている請求項1に記載の散布用電子地図作成方法。
【請求項3】
前記詳細情報入力ステップにおいて、前記飛行方向の端部のうち前記操縦者とは反対側に位置する助手の移動経路も入力する請求項1又は2に記載の散布用電子地図作成方法。
【請求項4】
前記圃場入力ステップにおいて前記散布対象圃場の各々の散布面積を算出し、
前記散布物補給箇所と前記燃料補給箇所が、算出された前記散布面積を積算することで決定される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の散布用電子地図作成方法。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の散布用電子地図作成方法によって作成された散布用電子地図を用いる散布方法であって、
無人航空機を操縦する操縦者、前記操縦者を補助する助手、前記無人航空機に散布物又は燃料を運搬する補給係の3名が個別に前記散布用電子地図を用い、
前記操縦者は、自らの現在位置を確認しながら、前記圃場番号と前記飛行方向に基づいて前記無人航空機を飛行させながら前記無人航空機で前記散布物を前記散布対象圃場に散布しつつ、前記操縦者の移動経路に基づいて自らが移動し、次の前記散布物補給箇所又は前記燃料補給箇所に前記無人航空機を着陸させ、
前記助手は、自らの現在位置を確認しながら、前記飛行方向の端部のうち前記操縦者とは反対側の端部が目視できるところに位置して、前記操縦者に前記無人航空機のターンのタイミング、及び必要に応じて前記注意箇所や注意すべき注意情報を伝えつつ、前記操縦者からの前記圃場番号の指示に従って移動し、
前記補給係は、自らの現在位置を確認しながら、前記無人航空機より先回りして前記散布物補給箇所又は前記燃料補給箇所で待機することを特徴とする散布方法。
【請求項6】
無人航空機を操縦する操縦者、前記操縦者を補助する助手、前記無人航空機に散布物又は燃料を用意する補給係の3名が、現在位置に加え詳細情報として、散布物を散布する散布対象圃場、前記散布対象圃場の散布順序を示す圃場番号、前記散布対象圃場内における前記無人航空機の飛行方向、前記無人航空機の操縦者の移動経路、前記無人航空機に前記散布物を補給する散布物補給箇所、及び必要に応じて前記無人航空機に燃料を補給する燃料補給箇所、散布作業において注意するべき注意箇所が示される散布用電子地図を個別に用い、
前記操縦者は、自らの現在位置を確認しながら、前記圃場番号と前記飛行方向に基づいて前記無人航空機を飛行させながら前記無人航空機で前記散布物を前記散布対象圃場に散布しつつ、前記操縦者の移動経路に基づいて自らが移動し、次の前記散布物補給箇所又は前記燃料補給箇所に前記無人航空機を着陸させ、
前記助手は、前記飛行方向の端部のうち前記操縦者とは反対側の端部が目視できるところに位置して前記操縦者に前記無人航空機のターン、及び必要に応じて前記注意箇所や注意情報を伝えつつ、前記操縦者からの前記圃場番号の指示に従って移動し、
前記補給係は、前記無人航空機より先回りして前記散布物補給箇所又は前記燃料補給箇所で待機することを特徴とする散布方法。
【請求項7】
前記散布用電子地図に助手の移動経路が示され、前記助手は前記助手の移動経路に沿って移動する請求項6に記載の散布方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無人航空機によって圃場に農薬や肥料等を散布するときに用いる散布用電子地図を作成する方法、及び作成した散布用電子地図を用いる散布方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、散布装置への農業用資材の散布作業データ付与作業の効率化を目的として、特開2017-224224号公報に、空撮された圃場の画像データを加工して散布作業用のマップデータを作成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-224224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されている技術では、マップデータを作成するにあたり専用の装置又はソフトウエアが必要になり、比較的規模の大きな農場又は企業でないと導入が難しいという課題があった。また、特許文献1には、操縦者、助手、補給係の3者が連携して作業することについての記載はない。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、専用の装置等が不要で比較的簡単に導入することができる散布用電子地図作成方法及び散布方法を提供することを目的とする。
また、本発明の別の目的は、操縦者、助手、補給係の3者が連携して効率よく作業することができる散布方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の散布用電子地図作成方法は、
現在位置が表示可能な電子地図に表示される複数の圃場の中から、無人航空機によって散布物を散布する1以上の散布対象圃場を前記電子地図に入力する圃場入力ステップと、
前記散布対象圃場が入力された前記電子地図を入力用画像データとして出力する画像出力ステップと、
前記入力用画像データに重ねられた入力用レイヤーに、詳細情報として3箇所以上の目印、前記散布対象圃場の散布順序を示す圃場番号、前記散布対象圃場内における無人航空機の飛行方向、前記無人航空機の操縦者の移動経路、前記無人航空機に前記散布物を補給する散布物補給箇所、及び必要に応じて前記無人航空機に燃料を補給する燃料補給箇所、散布作業において注意するべき注意箇所を入力する詳細情報入力ステップと、
前記詳細情報入力ステップを経た前記入力用レイヤーを、前記目印をもとにジオリファレンスして詳細情報地図データとして出力する詳細情報地図データ出力ステップと、
前記詳細情報地図データを前記電子地図に取り込んで、詳細情報地図レイヤーとして重ねることで前記散布対象圃場及び前記詳細情報が表示される散布用電子地図を作成する地図作成ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の散布用電子地図作成方法によれば、詳細情報入力ステップにおいて、画像データに重ねられた入力用レイヤーに各種の詳細情報を入力している。この入力用レイヤーは画像データであるため、汎用的なソフトウエアで詳細情報の入力が可能である。また、詳細情報地図データは位置情報が付与された地図データであり、電子地図に取り込むことで電子地図に容易に重ねて表示させることができる。これらにより、専用の装置やソフトウエアが不要となる。また、作成される散布用電子地図には圃場番号、操縦者の移動経路、散布物補給箇所等の詳細情報が表示されており、この詳細情報を参照することで作業者が効率よく作業することができる。
【0008】
本発明の散布用電子地図作成方法の好ましい例は、
前記飛行方向が1本の直線で示されている。
【0009】
本発明の散布用電子地図作成方法の好ましい例によれば、飛行方向が1本の直線で示されているため、操縦者、助手ともに散布用電子地図を直観的に見ることができ、散布作業におけるミスを減らすことができる。
【0010】
本発明の散布用電子地図作成方法の好ましい例は、
前記詳細情報入力ステップにおいて、前記飛行方向の端部のうち前記操縦者とは反対側に位置する助手の移動経路も入力する。
(【0011】以降は省略されています)

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