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公開番号2023064520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-11
出願番号2021174852
出願日2021-10-26
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 6/18 20060101AFI20230501BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】折畳状態において安定的に積重ねることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、略矩形状の底壁部2の各側辺部に沿って設けられた長辺側土台部3及び短辺側土台部4に対し長辺側側壁部7及び短辺側側壁部8がヒンジ部材6を介して連結されており、底壁部2の各隅部に対応して長辺側土台部3及び短辺側土台部4に連続する下部コーナー部材5を備える。下部コーナー部材5は、長辺側土台部3に沿って延在する長辺側覆い部42を備え、長辺側覆い部42は、折畳状態とされた容器1同士を積重ねた場合に容器1間の相対変位を規制する長辺側規制部58を備え、長辺側規制部58は、長辺側規制部58よりも厚みの大きい長辺側補強部53から上方に突出して設けられ、長辺側補強部53は、容器1の折畳状態において長辺側側壁部7の上方に位置する短辺側側壁部8の厚み範囲の少なくとも一部と水平方向において対向する位置にまで上方に延在している。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
平面視略矩形状をなす底壁部と、前記底壁部の相対する一対の第1側辺部からそれぞれ上方に延出する相対する一対の第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の第2側辺部からそれぞれ上方に延出する相対する一対の第2土台部と、前記第1土台部に対してヒンジ部を介して連結される第1側壁部と、前記第2土台部に対してヒンジ部を介して連結される第2側壁部とを備え、
前記第1側壁部、及び、前記第2側壁部は、前記各土台部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の上方に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に構成され、
全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器において、
1枚の樹脂シートを折り曲げることで、前記底壁部と、前記第1土台部と、前記第2土台部とが構成され、
前記底壁部の各隅部に対応して、前記第1土台部と、前記第2土台部とに連続するようにして設けられる下部コーナー部材を備え、
前記折畳状態では、前記折畳姿勢とされた前記第1側壁部の上方に前記第2側壁部が前記折畳姿勢とされるとともに、前記折畳状態にある前記容器同士を同じ向きで上下に積重ね可能に構成され、
前記下部コーナー部材は、前記第1土台部、及び、前記起立姿勢にある前記第1側壁部のうち少なくとも一方の一部を前記容器の外方側から覆う第1覆い部と、前記第2土台部、及び、前記起立姿勢にある前記第2側壁部のうち少なくとも一方の一部を前記容器の外方側から覆う第2覆い部と、前記底壁部の隅部を下側、又は、下側及び上側の両方から覆う底部覆い部とを備え、
前記第1覆い部は、前記折畳状態とされた前記容器同士を積重ねた場合に、前記第1側辺部に対して略直交する水平方向における上側の前記容器の相対変位を規制するための第1規制部と、前記底部覆い部から上方に突出して設けられ、前記第1規制部よりも厚みの大きい第1補強部とを備え、
前記第1規制部の少なくとも一部は、前記第1補強部から上方に突出して設けられ、前記第1補強部は、前記折畳状態における前記第2側壁部の厚み範囲の少なくとも一部と水平方向において対向する位置にまで上方に延在していることを特徴とする容器。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1補強部のうち前記容器の内方側の面は、前記第1規制部のうち前記容器の内方側の面よりも前記容器の内方側に位置し、前記組立状態において前記第1補強部の上面に対し前記第1側壁部の一部が載置可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第2覆い部は、前記折畳状態とされた前記容器同士を積重ねた場合に、上側に積重ねられた前記容器の前記第2側辺部に略直交する水平方向における相対変位を規制するための第2規制部と、前記底部覆い部から上方に突出して設けられ、前記第2規制部よりも厚みの大きい第2補強部とを備え、
前記第2規制部の少なくとも一部は、前記第2補強部から上方に突出して設けられ、前記第2補強部のうち前記容器の内方側の面は、前記第2規制部のうち前記容器の内方側の面よりも前記容器の内方側に位置し、
前記第1補強部と、前記第2補強部とが連結されるとともに、前記第1規制部と、前記第2規制部とが連結され、
前記組立状態において、前記第2補強部の上面に対し前記第2側壁部の一部が載置可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記組立状態において、前記第1側壁部の側辺部の下部は、隣接する前記第2側壁部の内面よりも当該第1側壁部の横幅方向中央部側に位置し、前記第2側壁部の側辺部の下部は、隣接する前記第1側壁部の外面よりも当該第2側壁部の横幅方向中央部側に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
【請求項5】
前記第2側壁部は、当該第2側壁部の側辺部から前記容器の内方側に突出する突出部を備え、
前記折畳状態では、前記第2側壁部の横幅方向において、前記突出部を含む前記第2側壁部の側辺部と、前記第1補強部とが対向して当接、又は、近接することを特徴とする請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記第1土台部、及び、前記第2土台部と、前記下部コーナー部材とを固定する固定手段、及び、前記底壁部と、前記下部コーナー部材とを固定する固定手段のうち、少なくとも一方の前記固定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、側壁部を内側に倒して折畳可能とする容器に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物品の運搬等に使用される容器として、略矩形状をなす底壁部、及び、該底壁部の各側辺部に沿って設けられる土台部を具備する底壁構成部と、各土台部に対してそれぞれ回動可能に連結される側壁部とを備え、各側壁部が各土台部の上方に立設され、上方に開口する箱型をなす組立状態と、各側壁部が底壁部の上方に倒される折畳状態とに状態変化可能な容器が知られている。また、折畳状態にある容器同士を積重ねた場合に、容器間の水平方向における相対変位を防止するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-34025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、折畳状態にある容器同士を多段に積重ねた場合や、折畳状態で積重ねられた容器を運搬する場合に、容器間の水平方向における相対変位を防止するための構成が比較的大きな力を受けて変形等してしまい、容器を積重ねた状態が不安定になってしまう(積重ねられた容器が傾いてしまう)ことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、折畳状態において安定的に積重ねることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.平面視略矩形状をなす底壁部と、前記底壁部の相対する一対の第1側辺部からそれぞれ上方に延出する相対する一対の第1土台部と、前記底壁部の相対する一対の第2側辺部からそれぞれ上方に延出する相対する一対の第2土台部と、前記第1土台部に対してヒンジ部を介して連結される第1側壁部と、前記第2土台部に対してヒンジ部を介して連結される第2側壁部とを備え、
前記第1側壁部、及び、前記第2側壁部は、前記各土台部の上方に立設される起立姿勢と、前記底壁部の上方に倒される折畳姿勢との間を回動変位可能に構成され、
全ての前記側壁部が前記起立姿勢とされた組立状態と、全ての前記側壁部が前記折畳姿勢とされた折畳状態とに状態変化可能な容器において、
1枚の樹脂シートを折り曲げることで、前記底壁部と、前記第1土台部と、前記第2土台部とが構成され、
前記底壁部の各隅部に対応して、前記第1土台部と、前記第2土台部とに連続するようにして設けられる下部コーナー部材を備え、
前記折畳状態では、前記折畳姿勢とされた前記第1側壁部の上方に前記第2側壁部が前記折畳姿勢とされるとともに、前記折畳状態にある前記容器同士を同じ向きで上下に積重ね可能に構成され、
前記下部コーナー部材は、前記第1土台部、及び、前記起立姿勢にある前記第1側壁部のうち少なくとも一方の一部を前記容器の外方側から覆う第1覆い部と、前記第2土台部、及び、前記起立姿勢にある前記第2側壁部のうち少なくとも一方の一部を前記容器の外方側から覆う第2覆い部と、前記底壁部の隅部を下側、又は、下側及び上側の両方から覆う底部覆い部とを備え、
前記第1覆い部は、前記折畳状態とされた前記容器同士を積重ねた場合に、前記第1側辺部に対して略直交する水平方向における上側の前記容器の相対変位を規制するための第1規制部と、前記底部覆い部から上方に突出して設けられ、前記第1規制部よりも厚みの大きい第1補強部とを備え、
前記第1規制部の少なくとも一部は、前記第1補強部から上方に突出して設けられ、前記第1補強部は、前記折畳状態における前記第2側壁部の厚み範囲の少なくとも一部と水平方向において対向する位置にまで上方に延在していることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、第1覆い部に第1補強部が設けられることにより、少なくとも一部が第1補強部から上方に突出する第1規制部の強度、及び、剛性を高めることができる。特に、第1補強部は、折畳状態における第2側壁部の厚み範囲の少なくとも一部と水平方向において対向する位置にまで上方に延在していることから、折畳状態の容器同士を積重ねた状態において第1規制部のうち実際に上側の容器と当接し得る部位に対して、第1補強部を極力近くにまで配置することができ、第1規制部の剛性等を高めるといった作用効果がより顕著に奏される。従って、第1規制部に対して力が作用したとしても当該第1規制部の変形等を抑止することができ、折畳状態にある容器を積重ねた状態の安定化等を図ることができる。
【0009】
手段2.前記第1補強部のうち前記容器の内方側の面は、前記第1規制部のうち前記容器の内方側の面よりも前記容器の内方側に位置し、前記組立状態において前記第1補強部の上面に対し前記第1側壁部の一部が載置可能に構成されていることを特徴とする手段1に記載の容器。
【0010】
手段2によれば、第1補強部の上面により起立姿勢にある第1側壁部の下辺部を支持することができる。従って、起立姿勢にある第1側壁部の安定化、ひいては、容器の組立状態の安定化を図ることができる。また、第1規制部により起立姿勢にある第1側壁部の容器の外方側への変位を規制することができる。尚、容器の組立状態で第1側壁部と第1補強部とが当接する構成としてもよいし、容器を組立状態とするだけでは当接せず、組立状態にある容器の上方に別の容器が積重ねられる等、第1側壁部に対して下方に向かうある程度の力が作用した場合に第1側壁部が第1補強部に当接する構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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