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公開番号2023063860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-10
出願番号2021173911
出願日2021-10-25
発明の名称RFIDタグ読取装置
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類G06K 7/10 20060101AFI20230428BHJP(計算;計数)
要約【課題】RFIDタグを漏れなく読取りを行うことができ、かつ装置の外側、特に装置の上方の読取範囲を適切に規制することができる簡易な構成のRFIDタグ読取装置を提供する。
【解決手段】底壁111と側壁112を有して上部が開口部となったRFIDタグとの通信用の電波を透過しない材料からなる外箱11と、RFIDタグとの通信用の電波を透過する材料からなる内箱12と、を有し、内箱には、RFIDタグを付帯した商品を投入する凹部13と、該凹部の周囲に枠部121が形成され、凹部を形成する壁と外箱の間に所定の空間が形成され、側壁それぞれの内面側で、側壁の水平方向の中心からオフセットした位置であって、対向する側壁では互いに逆方向にオフセットした位置に、RFIDタグとの通信用のアンテナ114が側壁に対して仰角をもって装着されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
RFIDタグの読取装置であって、
底壁と側壁を有して上部が開口部となった包絡形状が直方体の、RFIDタグとの通信用の電波を透過しない材料からなる外箱と、
該開口部を覆う様に外箱に重ねられ、RFIDタグとの通信用の電波を透過する材料からなる内箱と、を有し、
内箱には、RFIDタグを付帯した商品を投入する凹部と、該凹部の周囲に枠部が形成され、
該枠部で外箱の側壁上端と内箱とが結合され、凹部を形成する壁と外箱の間に所定の空間が形成され、
外箱の側壁それぞれの内面側で、側壁の水平方向の中心からオフセットした位置であって、対向する側壁では互いに逆方向にオフセットした位置に、RFIDタグとの通信用のアンテナが装着され、
該アンテナは、側壁に対して仰角をもって装着されている
ことを特徴とするRFIDタグ読取装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記RFIDタグとの通信用の電波を透過しない材料が金属であることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ読取装置。
【請求項3】
前記RFIDタグとの通信用の電波を透過する材料がプラスチック樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載のRFIDタグ読取装置。
【請求項4】
前記内箱の枠部から凹部の上部にわたり、内面側に金属膜が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のRFIDタグ読取装置。
【請求項5】
前記アンテナの上部を覆う抵抗膜と、該抵抗膜の上部の一部を覆う金属膜が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のRFIDタグ読取装置。
【請求項6】
前記外箱の底壁、側壁、またはその両方の内面側に、電波吸収材が装着されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のRFIDタグ読取装置。
【請求項7】
前記凹部は、買い物カゴを収納可能な大きさであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のRFIDタグ読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、RFIDタグの読取装置に関し、特に買い物カゴになど収納された多数の商品に付けられたRFIDタグを一括して読み取ることができる読取装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、RFIDタグ(非接触ICタグ、ICタグなどとも称され、以下では単に「タグ」と記す場合もある)を利用した商品が市場に提供され、販売店では在庫管理、支払い管理や万引き防止等、またメーカーや流通過程では、商品品質管理(混入等の発見)、在庫管理等に利用され、実用化が進んでいる。特にRFIDタグでは、リーダ装置またはリーダ/ライタ装置(以下まとめてリーダ装置と言う)との間を無線通信でデータの送受が出来、上記の作業が非常に効率良く実行できる。
【0003】
このような装置として、例えば引用文献1には、上方が開口した筐体の底部の水平板にICタグのリーダライタのアンテナを配置し、その上方に設けた別の水平板を買い物カゴの載置部とし、内壁面に電波反射シートと電波吸収シートを重ねて貼り渡したICタグの読取装置が開示され、載置部に置いた買い物カゴに収納された複数の商品のICタグを読み取ることができるとしている。
【0004】
しかし引用文献1の読取装置においては、アンテナが底面のみに設けられているため、筐体や買い物カゴの隅の部分に読取りの死角が生じやすく、またアンテナが上方の開口部に向いていることから、図3にも明らかに示されている様に、読取りの電波が高さ方向で規制されず、たまたまカゴの上方や斜め上にあった商品などを間違って読み取ってしまう恐れがあった。読取りが出来る高さを制御する為には、電波の出力を抑制する必要があるが、誤読を防ぐために電波を弱めると筐体内のタグの読取率も下がってしまうという問題があった。
【0005】
また引用文献2には、袋詰装置と情報取得装置とを備えた袋詰システムが開示され、商品を収納した買い物かごの底板がスライドして開放され、商品を昇降部の載置面に移し、昇降部が下降することで、あらかじめ載置面にセットされた袋に商品を収納すると共に、昇降部の側壁に設けられたアンテナで商品に付けられたRFタグと通信することにより、読取装置が商品のRFタグを読み取ることができるとしている。
【0006】
しかし引用文献2のシステムは、セルフレジシステム向けのもので装置自体が大型で店内に大きなスペースを確保する必要があり、また導入やメンテナンスにコストがかかる、と言った問題だけでなく、店員や顧客が装置の使い方に戸惑う可能性があるため、店員や顧客への使用方法の説明を行う必要が出てくる、などといった問題がある。またセルフレジシステム向けに特化したものとなっており、在庫管理用などには適用が困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6469758号公報
国際公開2018/139291号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで本発明は、店舗のセルフレジや商品の在庫管理などに適用でき、装置内に投入した商品のRFIDタグを漏れなく読取りを行うことができ、かつ装置の外側にあるRFI
Dタグを誤って読取ることがなく、特に装置の上方の読取範囲を適切に規制することができる簡易な構成のRFIDタグ読取装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、
RFIDタグの読取装置であって、
底壁と側壁を有して上部が開口部となった包絡形状が直方体の、RFIDタグとの通信用の電波を透過しない材料からなる外箱と、
該開口部を覆う様に外箱に重ねられ、RFIDタグとの通信用の電波を透過する材料からなる内箱と、を有し、
内箱には、RFIDタグを付帯した商品を投入する凹部と、該凹部の周囲に枠部が形成され、
該枠部で外箱の側壁上端と内箱とが結合され、凹部を形成する壁と外箱の間に所定の空間が形成され、
外箱の側壁それぞれの内面側で、側壁の水平方向の中心からオフセットした位置であって、対向する側壁では互いに逆方向にオフセットした位置に、RFIDタグとの通信用のアンテナが装着され、
該アンテナは、側壁に対して仰角をもって装着されている
ことを特徴とするRFIDタグ読取装置である。
【0010】
上記RFIDタグ読取装置において、
前記RFIDタグとの通信用の電波を透過しない材料が金属であって良い。
(【0011】以降は省略されています)

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