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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023063836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-10
出願番号2021173876
出願日2021-10-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230428BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像濃度ムラの調整時間を短縮することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成条件に基づいて、複数の回転体を用いて記録媒体に画像を印刷する画像形成部と、画像濃度ムラを抑制するための情報が入力される入力部93と、画像形成部に、画像濃度ムラの周期を判断するための帯状のテスト画像と、複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成し、第1チャートに基づいて入力部93から入力される情報に応じた画像形成条件を設定するCPU301と、を備え。入力部93には、第1チャートの目盛りに応じた情報が入力される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成条件に基づいて、複数の回転体を用いて記録媒体に画像を印刷する画像形成手段と、
画像濃度ムラを抑制するための情報が入力される入力手段と、
前記画像形成手段に、前記画像濃度ムラの周期を判断するための帯状のテスト画像と、前記複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成し、前記第1チャートに基づいて前記入力手段から入力される前記情報に応じた前記画像形成条件を設定する制御手段と、を備え、
前記入力手段には、前記第1チャートの目盛りに応じた前記情報が入力されることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記目盛りは、前記複数の回転体の複数周期を表示することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の回転体の回転位相を検知する位相検知手段をさらに備えており、
前記制御手段は、前記画像形成手段に、前記画像濃度ムラの位置を判断するための帯状のテスト画像と、前記位相検知手段により検知された前記複数の回転体の位相と相関をもつ目盛りと、を記録媒体に印刷させて第2チャートを作成し、
前記入力手段には、前記第2チャートの目盛りに応じた前記情報が入力され、
前記制御手段は、前記第2チャートに基づいて前記入力手段から入力される前記情報に応じた前記画像形成条件を設定することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第2チャートの目盛りは、前記回転体の一周期を複数に等分割した目盛りであることを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2チャートの帯状のテスト画像は、前記回転体の一周期分の長さであることを特徴とする、
請求項3又は4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成手段は、表面に感光層を有するドラム形状の像担持体と、前記像担持体の前記表面を帯電させる帯電ローラと、前記像担持体の前記表面に現像剤を付着させる現像剤担持体と、を前記複数の回転体として備えていることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記帯電ローラに印加されるバイアス電圧に振幅を変えた複数の補正電圧を重畳し、前記画像形成手段に、前記複数の補正電圧に応じた複数のテスト画像と、前記振幅を示す数字と、を記録媒体に印刷させて第3チャートを作成し、
前記入力手段には、前記第3チャートの数字に応じた前記情報が入力され、
前記制御手段は、前記第3チャートに基づいて前記入力手段から入力される前記情報に応じた前記画像形成条件を設定することを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記現像剤担持体に印加されるバイアス電圧に振幅を変えた複数の補正電圧を重畳し、前記画像形成手段に、前記複数の補正電圧に応じた複数のテスト画像と、前記振幅を示す数字と、を記録媒体に印刷させて第3チャートを作成し、
前記入力手段には、前記第3チャートの数字に応じた前記情報が入力され、
前記制御手段は、前記第3チャートに基づいて前記入力手段から入力される前記情報に応じた前記画像形成条件を設定することを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項9】
それぞれ異なる色の画像を形成する複数の前記画像形成手段を備えており、
前記制御手段は、前記複数の画像形成手段のそれぞれによる各色の前記テスト画像と、前記複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成し、
前記入力手段には、前記第1チャートの目盛りに応じた各色についての前記情報が入力されることを特徴とする、
請求項1~8のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記複数の画像形成手段は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成し、
前記制御手段は、前記複数の画像形成手段により、マゼンタ、シアン、ブラックのテスト画像と、前記複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成し、イエローとシアンを重ねた二次色のテスト画像と、前記複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成することを特徴する、
請求項9記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、感光ドラム、帯電ローラ、現像剤担持体、紙搬送ローラ等の複数の回転体を備える。この中で、感光ドラム、帯電ローラ、及び現像剤担持体は、回転振れ、感度ムラ、抵抗ムラ等が生じることで、画像濃度ムラが発生する原因となる。感光ドラム、帯電ローラ、及び現像剤担持体は、回転周期が短いために、1ページの画像内に、視認が容易で周期的な画像濃度ムラが生じる。
【0003】
例えば、感光ドラムに回転振れが生じると、感光ドラムと現像剤担持体との間の距離が不安定になる。現像材担持体は、感光ドラムとの間の電位差によって発生する電界を利用してトナーを感光ドラムに付着させることで、感光ドラムにトナー像を形成する。感光ドラムと現像剤担持体との間の距離が不安定になることで、電界の強さが変動するために、感光ドラムに付着するトナー量が変動する。そのために感光ドラムの回転振れにより、感光ドラムに形成される画像(トナー像)に周期的な画像濃度ムラが生じる。現像剤担持体に回転振れが生じる場合にも、同様の理由で画像濃度ムラが生じる。
【0004】
感光ドラムは、環境変動や経時変化等の要因により、表面の感光層に感度ムラが生じる。感光ドラムは、感度ムラが生じると、一定の露光量で露光されても露光後の電位である明電位に差異が生じる。明電位の差異も画像濃度ムラも原因となる。
【0005】
帯電ローラは、放電電流が流れることで感光ドラムの感光層を一様に帯電させる。帯電ローラの抵抗値にムラ(抵抗ムラ)が生じると、放電電流量が変動し、感光ドラムの感光層の帯電後の電位である暗電位に差異が生じる。暗電位に差異が生じた状態の感光ドラムの感光層を一定の露光量で露光しても、露光後の電位である明電位に差異が生じる。明電位の差異により画像濃度ムラが生じる。
【0006】
このような回転体に起因する周期的な画像濃度ムラを抑制するために、特許文献1は、感光ドラム1周以上の大きさの画像を形成し、この画像の読取結果に基づいて周期的な画像濃度ムラを検出し、検出した画像濃度ムラを抑制する技術を開示する。画像濃度ムラは、帯電バイアス、現像バイアス、露光光量条件等の調整により抑制される。特許文献2は、画像濃度ムラ確認用の画像を記録媒体に形成し、これを確認したユーザが操作部により調整データを入力して画像濃度ムラを微調整する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-139604号公報
特開2017-201381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、画像濃度ムラ確認用の画像に応じた調整データにより画像濃度ムラを微調整する場合、調整データが適切であるか否かが、再度、画像濃度ムラ確認用の画像を記録媒体に印刷しなければ確認できない。調整データが不適切である場合には、調整データの入力と画像濃度ムラ確認用の画像の記録媒体への印刷が繰り返し行われることになる。これは画像濃度ムラの調整時間が長くなる原因となる。
【0009】
本発明は、上記の問題に鑑み、画像濃度ムラの調整時間を短縮することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像形成装置は、画像形成条件に基づいて、複数の回転体を用いて記録媒体に画像を印刷する画像形成手段と、画像濃度ムラを抑制するための情報が入力される入力手段と、前記画像形成手段に、前記画像濃度ムラの周期を判断するための帯状のテスト画像と、前記複数の回転体のそれぞれの一周長に相当する周期を示す目盛りと、を記録媒体に印刷させて第1チャートを作成し、前記第1チャートに基づいて前記入力手段から入力される前記情報に応じた前記画像形成条件を設定する制御手段と、を備え、前記入力手段には、前記第1チャートの目盛りに応じた前記情報が入力されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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