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公開番号2023063714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-10
出願番号2021173691
出願日2021-10-25
発明の名称化粧料
出願人株式会社ファンケル
代理人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20230428BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ケイ酸塩類を含有した、洗い流し時、洗いあがりの両場面において使用感に優れた化粧料を提供することを課題とする。特に化粧料全量に対して界面活性剤の含有量を相対的に増やした場合においても、洗い流し時に肌がつるつるする感触があり、洗い流した後の肌の感触が、つるつる・すべすべ、しっとりしていることを課題とする。
【解決手段】下記(A)~(E)を含有する化粧料を提供する。
(A)ケイ酸塩類
(B)イソマルト
(C)イソマルト以外の多価アルコール
(D)水溶性高分子
(E)界面活性剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記(A)~(E)を含有する化粧料
(A)ケイ酸塩類
(B)イソマルト
(C)イソマルト以外の多価アルコール
(D)水溶性高分子
(E)界面活性剤
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
(A)ケイ酸塩類がベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、スチブンサイト、スメクタイト、ケイ酸(Na/Mg)、カオリン、タルク、雲母、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムおよび無水ケイ酸から選ばれる一種以上である請求項1に記載の化粧料
【請求項3】
(B)イソマルトを化粧料全量に対し0.1~15質量%含有する請求項1又は2に記載の化粧料
【請求項4】
(E)界面活性剤を化粧料全量に対し0.01~20質量%含有する請求項1~3のいずれかに記載の化粧料
【請求項5】
洗い流すタイプである請求項1~4のいずれかに記載の化粧料

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はケイ酸塩類を含有した、使用感の良好な洗い流すタイプの化粧料に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
ケイ酸塩類を比較的多く含有する化粧料として、パック(いわゆる泥パック)やマッサージ用の化粧料がある。ベントナイトに代表されるケイ酸塩類を含有したこれらの化粧料は、肌に塗布してから塗膜が固まるまで保持したり、マッサージを行ったりした後、水やお湯で洗い流す化粧行動をとる。皮膚に水分を与えるだけでなく、肌上の角質や角栓といった通常の洗顔では落としにくい頑固な汚れを落とす機能も有するので、週に何度かこれらの化粧料を使う消費者が増えている。そして、洗いあがりの肌がしっとりし、つるつる・すべすべになることが、これらの化粧料を使用する魅力となっている。ケイ酸塩類を含有するパックやマッサージ用化粧料として、例えば特許文献1(特開昭60-11507号公報)、特許文献2(特開2014-237601号公報)が開示されている。
【0003】
従来のパックやマッサージ用化粧料は、入浴中や入浴後に使用することが多くメイクがなされていない肌で使用することが多かった。このため従来のパックやマッサージ用化粧料には界面活性剤が配合されないか、あるいは組成中のケイ酸塩類と任意に含有される油剤、香料等の成分が均一に混合・分散されること、つまり製剤の安定化を目的として少量(1質量%未満)が配合されていた。
一方、近年は生活様式が多様化し、化粧行動の時間短縮のためメイクをした状態でパックやマッサージ用化粧料を使用する消費者が増えており、これに対応すべくメイク汚れを落とす目的で界面活性剤の配合量を増やしたパック・マッサージ用の製品が増えつつある。
本願発明者は、パックやマッサージ用化粧料などの洗い流すタイプの化粧料の開発過程において、界面活性剤の配合量を増やすと、洗い流している最中に、配合した界面活性剤自身のぬるつきや、発生したスカムによりきしみが感じられてしまい従来のパックやマッサージ用化粧料に感じられた洗い流し時の「つるつるした好ましい感触」が減少し、洗いあがりの肌もつるつるせず、ぬるぬるしたりきしんだりして、しっとりしていると感じられない問題に直面した。洗い流し時につるつるした感触があり、洗いあがりの肌がつるつる・すべすべ・しっとりする、使用感の良好な洗い流すタイプの化粧料(パックやマッサージ化粧料)が求められている。
【0004】
イソマルトは、2つの二糖の等モル混合物であり、具体的にはスクロースの酵素転移反応により得られるイソマルツロースを還元することで得られ、α-D-グルコピラノシル-1,6-ソルビトールとα-D-グルコピラノシル-1,1-マンニトールの混合物である。カルボキシビニルポリマーとクエン酸及び/又はその塩とイソマルトを含有するジェル状組成物が開示されている(特許文献3:特開2019-214515号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭60-115507号公報
特開2014-237601号公報
特開2019-214515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ケイ酸塩類を含有した、洗い流し時、洗いあがりの両場面において使用感に優れた化粧料を提供することを課題とする。特に化粧料全量に対して界面活性剤の含有量を相対的に増やした場合においても、洗い流し時に肌がつるつるする感触があり、洗い流した後の肌の感触が、つるつる・すべすべ、しっとりしていることを課題とする。
【0007】
本願発明者は、ベントナイト等のケイ酸塩類を含有する洗い流すタイプの化粧料にイソマルトを含有させると、界面活性剤を相対的に多く含有させた組成においても洗い流し時につるつるした感触が感じられ、洗い流した後の肌がつるつる・すべすべ・しっとりすることを見出した。
すなわち本発明は、ケイ酸塩類と、イソマルト、多価アルコール、水溶性高分子、界面活性剤を含有する優れた使用感の洗い流すタイプの化粧料の提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の構成は、次のとおりである。
(1)下記(A)~(E)を含有する化粧料
(A)ケイ酸塩類
(B)イソマルト
(C)イソマルト以外の多価アルコール
(D)水溶性高分子
(E)界面活性剤
(2)(A)ケイ酸塩類がベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、スチブンサイト、スメクタイト、ケイ酸(Na/Mg)、カオリン、タルク、雲母、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムおよび無水ケイ酸から選ばれる一種以上である(1)に記載の化粧料
(3)(B)イソマルトを化粧料全量に対し0.1~15質量%含有する(1)又は(2)に記載の化粧料
(4)(E)界面活性剤を化粧料全量に対し0.01~20質量%含有する(1)~(3)のいずれかに記載の化粧料
(5)洗い流すタイプである(1)~(4)のいずれかに記載の化粧料
【発明の効果】
【0009】
本発明の化粧料は、水で洗い流している最中につるつるとした心地よい肌感触(使用感)が得られ、洗い流した後の肌は、つるつる・すべすべ・しっとりする。一般的には組成中の界面活性剤の含有量を増やすと、洗い流している最中に界面活性剤特有のぬるつきや形成されるスカムによりきしんだ感触(きしみ)が発生するが、本発明の構成をとることで界面活性剤の含有量を1質量%以上と増やしても、従来タイプの界面活性剤がゼロか少量しか配合されていないものと同等レベルで洗い流し時のつるつる感が得られる。本発明の構成をとることで洗い流した後の肌のつるつる・すべすべ・しっとり感はより一層達成される。本発明の化粧料は、洗い流すタイプの化粧料、例えばパック化粧料、マッサージ化粧料として最適である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本願は、(A)ケイ酸塩類と、(B)イソマルトと、(C)イソマルト以外の多価アルコールと、(D)水溶性高分子と、(E)界面活性剤を含有する化粧料に係る発明である。
(【0011】以降は省略されています)

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