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公開番号2023063685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-10
出願番号2021173651
出願日2021-10-25
発明の名称介護用クッション
出願人個人
代理人
主分類A61G 7/057 20060101AFI20230428BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
施設・在宅において要介護者が使用する介護用クッションの種類・形は様々であり効果も変わってくる。又、被介護者の能力や経験の差で使用方法の違いが出ている事が要介護者の浮腫み、褥瘡、拘縮の原因にもなっていると考えられる。そして要介護者に合わせて都度挟み変えるクッションやそれを覚えること自体が被介護者に時間と労力を使わせている。
【解決手段】
この発明品である介護用クッションは要介護者と同じ人型にする事でどの部位にクッション挟むのかが明確で分かりやすい為、被介護者の誰がいつ挟んでも要介護者の身体の姿勢を圧迫なく安楽に保持する事ができる。又、クッションの種類を覚える、色々な種類を挟み直す時間や労力も削減できる事で被介護者の役に立つ事ができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
弾性体できた介護用のクッションであって、クッションの長手方向の一端から他端にかけて同心軸上に左右対称に要介護者の頭部を載置する頭部載置部と要介護者の背中及び臀部を保持する三角柱型背中臀部保持部と要介護者の腕部を保持する一本の腕部保持部と要介護者の脚部を保持する脚部載置部とで構成されており、前記腕部保持部は要介護者を傾ける側の脇と胴の間に挿入して要介護者の腕を保持するよう三角柱型背中臀部保持部の頂点に揺動自在に取り付けられている事を特徴とする介護用クッション。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記頭部載置部は枕を頭部載置部に載置した状態で要介護者の頭部を載置することができるよう薄型に形成されている請求項1に記載の介護用クッション。
【請求項3】
前記三角柱型背中臀部保持部の頂点には要介護者の腕を保持する断面形状が楕円形又は丸形の腕部保持部が薄肉部を介して取り付けられている請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の介護用クッション。
【請求項4】
前記脚部保持部は、断面形状が楕円形又は丸型に形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の介護用クッション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は要介護者の体位を変換した後に姿勢を保持する事で、拘縮や褥瘡
を予防する弾性体でできた介護用クッションに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
体位変換の目的は本来、自然な行為として、自力で身体の格好・姿勢を変える事にある。日常生活の中で意識的に行う姿勢変更や無意識的な「身体の傾け」、あるいは関節を動かしたりする行為は、圧迫力やずれ力の除去、関節不動による苦痛改善、体温調節(むれ・暑さ対策)、内臓機能の補助などの目的で行われる。それが自力できない要介護者に被介護者が適宜体位を交換し、安楽な姿勢の保持をする必要がある。
【0003】
特許文献1のクッションは、上記問題点を解消するために提案されたものであるが、復元弾性をもつ略三角柱状のクッション本体に穴部を形成し、該穴部に復元弾性を持つクッション体を嵌脱に設けたもので要介護者の背中部及び腰部に当てがうことにより、要介護者の側臥位姿勢の圧迫を軽減することができるようにしたものであるが、要介護者の背中部及び腰部に当てがうことしかできず、要介護者の頭部、腕部、脚部の保持が考慮されておらず、点でしか支えられていない為、身体全体での圧迫の軽減ができていないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3130703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、介護用クッションを一つのクッションで要介護者の目的に合った使用勝手の良い介護用クッションを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の介護用クッションは、弾性体できた介護用のクッションであって、クッションの長手方向の一端から他端にかけて同心軸上に左右対称に要介護者の頭部を載置する頭部載置部と要介護者の背中及び臀部を保持する三角柱型背中臀部保持部と要介護者の腕部を保持する一本の腕部保持部と要介護者の脚部を保持する脚部載置部とで構成されており、前記腕部保持部は要介護者を傾ける側の脇と胴の間に挿入して要介護者の腕を保持するよう三角柱型背中臀部保持部の頂点に揺動自在に取り付けられている事を特徴とする。
また、本発明の介護用クッションにあっては、前記頭部載置部は枕を頭部
載置部に載置した状態で要介護者の頭部を載置することができるよう薄型
に形成されている事が望ましい。
また、本発明の介護用クッションにあっては、前記三角柱型背中臀部保持部の頂点には要介護者の腕を保持する断面形状が楕円形又は丸形の腕部保持部が薄肉部を介して取り付けられている事が望ましい。
また、本発明の介護用クッションにあっては、前記脚部保持部は、断面形状が楕円形又は丸型に形成されている事が望ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の介護用クッションは請求項1のように人型形状の一体型の弾性クッションであり、要介護者の身体の部位の全てを面で捉え体位変換後に安楽に支える事ができるという効果がある。また、請求項2のように頭部のクッションがある事で要介護者を体位交換後にこのクッションを要介護者のどの位置に挟めばよいかの位置を概ね理解する事ができる効果がある。
また、請求項3のように背中・臀部保持部のクッションを三角柱型にする事で要介護者に一定角度の姿勢を保持する事ができる効果がある。また、請求項4のように腕部保持部には楕円形丸形のクッションを置くことで肘や肩の緊張を和らげ、拘縮や浮腫みを予防する効果がある。
また、請求項5のように要介護者の脚部を載置する楕円形丸型脚部クッションを置くことで要介護者の脚の体圧を分散し、拘縮や褥瘡を予防する効果がある。
そもそも関節拘縮、浮腫み、褥瘡の要因とは、長時間同じ姿勢で居る事でそれを防ぐ為にクッションを挟む事で身体に掛かる圧力を軽減させる事ができる。クッションを挟むポイントとしてはまず身体をねじらない次に身体とベットマットの隙間を埋める最後に身体の緊張がほぐれて一定時間安定して寝ていられる姿勢を作る、の3点が重要になる。又、褥瘡の好発部位は全体の80%が臀部であり、その内の50%が仙骨部であるというデータがある。つまり褥瘡を防ぐ為に要介護者になってもらう体位は側臥位が一番適しているという事です。
以上の理由から本発明品のクッションは介護度が重い、使用頻度が高い要介護者の方にこそより効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明介護用クッションの外観斜視図である。
本発明介護用クッションの要部詳細図である。
同上の介護用クッションの使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、介護用クッションを人型で一体的に形成すると共に工夫することで一つのクッションで要介護者の目的に合った使用勝手の良い介護用クッションを提供することにある。
【0010】
介護用クッションは、弾性体できた介護用のクッションであって、クッションの長手方向の一端から他端にかけて同心軸上に左右対称に要介護者の頭部を載置する頭部載置部1と要介護者の背中及び臀部を保持する三角柱型背中臀部保持部2と要介護者の腕部を保持する一本の腕部保持部3と要介護者の脚部を保持する脚部載置部4とで構成されており、前記腕部保持部3は要介護者を傾ける側の脇と胴の間に挿入して要介護者の腕を保持するよう三角柱型背中臀部保持部2の頂点に揺動自在に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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