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公開番号2023063655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-10
出願番号2021173605
出願日2021-10-25
発明の名称商品管理システム
出願人凸版印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 30/06 20230101AFI20230428BHJP(計算;計数)
要約【課題】複雑な作業を行うことなく実際の在庫状況に即した在庫管理を行う商品管理システムを提供する。
【解決手段】商品管理システム1は、製造された商品に付された商品識別コードから抽出された、商品毎にユニークで特徴的なデータである商品識別コードの特徴点情報と、商品の商品期限とを対応付けて記憶する製造情報記憶部13と、製造情報記憶部から取得した商品の消費期限又は賞味期限である商品期限と、商品の販売日時を示す販売実績情報と、を関連付けて記憶する販売情報記憶部33と、店舗で販売された商品に付された商品識別コードから抽出された特徴点情報と、製造情報記憶部に記憶されている特徴点情報とを比較して、販売された商品の商品期限を特定する特徴点情報比較部23と、販売情報記憶部に記憶された商品の店舗在庫から、特定された商品期限の商品の販売数を減算して、商品の店舗在庫を更新する販売情報管理部32と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
製造された商品に付された商品識別コードから抽出された、前記商品ごとにユニークで特徴的なデータである前記商品識別コードの特徴点情報と、前記商品の商品期限とを対応付けて記憶する製造情報記憶部と、
前記製造情報記憶部から取得した前記商品の消費期限又は賞味期限である商品期限と、前記商品の販売日時を示す販売実績情報と、を関連付けて記憶する販売情報記憶部と、
店舗で販売された商品に付された商品識別コードから抽出された特徴点情報と、前記製造情報記憶部に記憶されている前記特徴点情報とを比較して、販売された前記商品の前記商品期限を特定する特徴点情報比較部と、
前記販売情報記憶部に記憶された前記商品の店舗在庫から、特定された前記商品期限の前記商品の販売数を減算して、前記商品の店舗在庫を更新する販売情報管理部と、
を備える商品管理システム。
続きを表示（約 970 文字）【請求項２】
画像解析により、商品識別コードに応じて相違する商品識別コードごとの特徴となるパターン形状を抽出し、前記特徴を数値化した前記特徴点情報に変換する画像解析部を備える
請求項１に記載の商品管理システム。
【請求項３】
前記商品の会計時又は前記商品を買い物かごに入れる際に前記商品識別コードが撮像されて生成された商品識別コード画像を取得する販売商品情報取得部を備え、
前記販売された商品に付された前記商品識別コードから抽出された前記特徴点情報は、前記商品識別コード画像から抽出される
請求項１又は２に記載の商品管理システム。
【請求項４】
前記販売商品情報取得部は、前記商品識別コード画像の取得及び少なくとも前記商品の販売時点を含む販売実績情報の取得を行う
請求項３に記載の商品管理システム。
【請求項５】
前記販売情報記憶部に記憶された前記商品の店舗在庫に基づいて、前記商品期限の所定日数前に前記商品の前記商品期限が近いことを通知するアラート部を備える
請求項１から４のいずれか１項に記載の商品管理システム。
【請求項６】
前記店舗の商品棚に陳列された商品の価格を表示する電子棚札と、
前記陳列された商品の商品期限に応じて、前記電子棚札に対してアラート情報を送信する棚札管理部と、
を備える請求項１から５のいずれか１項に記載の商品管理システム。
【請求項７】
前記電子棚札は、発光部を備え、
前記アラート情報に応じて前記発光部を点灯又は点滅させる
請求項６に記載の商品管理システム。
【請求項８】
前記棚札管理部は、前記商品の商品期限までの時間又は前記商品の販売時間帯に応じて、当該商品の価格又は割引率を変更して前記電子棚札に対して価格情報を送信し、
前記電子棚札は、前記価格情報に応じて前記電子棚札に表示する前記商品の価格を変更する
請求項６又は７に記載の商品管理システム。
【請求項９】
前記電子棚札は、表示する前記商品の価格を変更した場合に、変更された前記商品の価格を強調表示する
請求項８に記載の商品管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、店舗で販売する商品、特に食品の期限管理を効率的に行う商品管理システムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、商品を販売する小売店等の店舗では、例えばＰＯＳ（Point of sale：販売時点情報管理）等のシステムを用いて、商品の販売時にその商品が販売されたことを示す情報を取得し、商品の売り上げや在庫数を管理することが行われている（例えば、特許文献１）。店舗に納入される商品は例えば複数の商品が梱包箱に入れられており、梱包箱に収容された各商品は同一の消費期限や賞味期限等の商品期限を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平０２－０２９８９０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のＰＯＳシステム等では、商品に付されたＪＡＮコード等の商品識別コードを読み取ることにより、商品の入荷・販売及び破棄等を管理し、入荷した商品の個数と販売や破棄等された商品の個数とに基づいて、商品ごとの在庫数の管理が行われている。しかしながら、従来のシステムでは、同じ商品名を有する異なるひとつひとつの商品を認識することができない。このため、異なる商品期限の商品が混在して販売される場合がある小売店では、店舗従業員が一つ一つの商品に付された商品期限を確認する等の作業が必要になる場合がある。また、従来のシステムでは、商品のロットごとに商品期限を管理している場合であっても、購入者がより商品期限の遅い商品を選んだ場合に、正しい商品期限の商品の在庫を減らすことができず、商品期限の近い商品の在庫を減らす等の実際の在庫状況とは異なる在庫管理を行う場合もある。この場合、在庫数が急激に変化する場合が生じ、小売店での商品発注が適切に行われないおそれがある。
【０００５】
本開示は、このような問題に鑑みてなされたもので、複雑な作業を行うことなく実際の在庫状況に即した在庫管理を行うことが可能な商品管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述の課題を解決するために、本開示の一態様に係る商品管理システムは、製造された商品に付された商品識別コードから抽出された、商品ごとにユニークで特徴的なデータである商品識別コードの特徴点情報と、商品の商品期限とを対応付けて記憶する製造情報記憶部と、製造情報記憶部から取得した商品の消費期限又は賞味期限である商品期限と、商品の販売日時を示す販売実績情報と、を関連付けて記憶する販売情報記憶部と、店舗で販売された商品に付された商品識別コードから抽出された特徴点情報と、製造情報記憶部に記憶されている特徴点情報とを比較して、販売された商品の商品期限を特定する特徴点情報比較部と、販売情報記憶部に記憶された商品の店舗在庫から、特定された商品期限の商品の販売数を減算して、商品の店舗在庫を更新する販売情報管理部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、複雑な作業を行うことなく実際の在庫状況に即した在庫管理を行うことが可能な商品管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の第一実施形態に係る商品管理システムの機能及び動作の一構成例を示すブロック図である。
本開示の第一実施形態に係る商品管理システムの販売情報記憶部の機能を説明するための概略図である。
本開示の第一実施形態に係る商品管理システムのアラート部の機能を説明するための概略図である。
本開示の第二実施形態に係る商品管理システムの機能及び動作の一構成例を示すブロック図である。
商品の価格を電子棚札にて表示した概略図である。
商品の価格を電子棚札にて表示しており、発光部が点灯または点滅している概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形（例えば各実施形態を組み合わせる等）して実施することができる。
【００１０】
１．第一実施形態
以下、第一実施形態に係る商品管理システムについて、図１から図３を用いて説明する。まず、図１を参照して、第一実施形態に係る商品管理システム１の基本構成及び各部の機能について説明する。図１は、商品管理システム１の機能及び動作の一構成例を示すブロック図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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