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公開番号2023063076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-09
出願番号2021173354
出願日2021-10-22
発明の名称防鳥装置
出願人株式会社コーユー
代理人個人,個人
主分類A01M 29/32 20110101AFI20230427BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】ソーラーパネルの下面と、屋根上面との高さ寸法に、容易に対応して、取着できる防鳥装置を提供する。
【解決手段】土台金具11と、上方のフレーム受け部材12と、上下を連結する、交換自在な標準的六角ボルト14とを、備え、防鳥ネット2は、土台金具11とフレーム受け部材12に、渡って張設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
屋根上面(Y
1
)と、該屋根上面(Y
1
)に設置されたソーラーパネル(S)の下面との間の空間(Z)へ、鳥類が侵入するのを防止するために、上記ソーラーパネル(S)の端縁フレーム(1)と、上記屋根上面(Y
1
)との間隙部(3)を遮蔽する金属製の防鳥ネット(2)と、
上記ソーラーパネル(S)の端縁フレーム(1)に沿って所定の間隔をもって設置される防鳥ネット保持具(10)とを、備えた防鳥装置に於て、
上記防鳥ネット保持具(10)は、
屋根上面(Y
1
)に載置される下板部(5)と、該下板部(5)の上方に所定高さの空間(4)を形成すると共に上下方向のネジ孔(7)が貫設された水平状上板部(6)と、鉛直板部(8)とを、有する土台金具(11)と、
上記ソーラーパネル(S)の端縁フレーム(1)の下面(1A)を受持すると共に防鳥ネット引掛片(9)を有するL字型フレーム受け部材(12)と、
該フレーム受け部材(12)に鉛直状軸心廻りに回転自在として保持されると共に、上面に六角凹窪部(15)を有する上下方向の貫孔(16)を備えた水平状の手動回転体(13)と、
該手動回転体(13)の上記貫孔(16)に抜き差し可能に上方から挿入されるとともに上記六角凹窪部(15)に嵌合する六角頭部(14A)を有する六角ボルト(14)とを、
備え、
上記六角ボルト(14)が、上記土台金具(11)のネジ孔(7)に螺合され、上記手動回転体(13)を手動で回転させることにより、上記土台金具(11)の下板部(5)の下面(5A)から上記フレーム受け部材(12)の端縁フレーム当接上面部(12A)までの高さ寸法(H
10
)を調節自在に構成したことを特徴とする防鳥装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
上記フレーム受け部材(12)は、上記手動回転体(13)を斜め下方向から差込んで水平状に収納保持する差込保持空間(20)を有する請求項1記載の防鳥装置。
【請求項3】
上記フレーム受け部材(12)が、上記端縁フレーム(1)に当接する水平状フレーム受持壁部(12B)と、該フレーム受持壁部(12B)から下方へ突出状に折曲げ形成された下方折曲片部(12C)とを、有し、該下方折曲片部(12C)が、円弧状切欠部(12D)を有する回転体受持水平壁部(12E)を備えると共に、該切欠部(12D)に対向する位置に、上記回転体(13)の一部が差込まれるスリット状窓部(12G)を有し、
上記手動回転体(13)が、大径下円盤部(13A)と小径上円盤部(13B)とを有し、上記大径下円盤部(13A)と小径上円盤部(13B)との間に、円環凹溝(13C)が形成され、
上記円弧状切欠部(12D)の内周縁を上記円環凹溝(13C)に係合させて、上記手動回転体(13)を、上記差込保持空間(20)に保持するように構成した請求項2記載の防鳥装置。
【請求項4】
上記フレーム受け部材(12)が、1枚の板金を打抜き及び折曲げにて形成されている請求項1,2又は3記載の防鳥装置。
【請求項5】
上記フレーム受け部材(12)が、合成樹脂製である請求項1又は2記載の防鳥装置。
【請求項6】
上記手動回転体(13)は、その外周面(13D)に手指の滑りを防ぐための小凹凸歯(21)が形成され、
上記土台金具(11)の上記鉛直板部(8)から水平外方向へボルト杆(17)を突設し、該ボルト杆(17)を上記防鳥ネット(2)の網目に通してナット(18)を螺合し、上記鉛直板部(8)と該ナット(18)によって、上記防鳥ネット(2)を挟持した防鳥ネット固着状態下で、防鳥ネット(2)が上記手動回転体(13)の外周面(13D)の上記小凹凸歯(21)に当接して、該手動回転体(13)の廻り止め機能を、発揮するよう構成した請求項1記載の防鳥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防鳥装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
本出願人は、かつて、図14と図15に示したような防鳥装置を提案している(特許文献1参照)。
図14と図15に示した防鳥装置は、屋根Yの上面Y
1
と、設置されたソーラーパネルSの下面との間の空間へ、鳥類が侵入するのを防止するものであって、防鳥ネット51と、所定間隔ピッチで配設される防鳥ネット保持具52とを、具備している。
このネット保持具52は、上端に、ソーラーパネルSの端縁フレームS
2
を受けるL字型受け片54を有すると共に、ボルト杆57の上端に、このL字型受け片54が取着されている。
ベース部材56のネジ孔55に、ボルト杆57を螺進退自在に螺合して、ベース部材56の下面から、L字型受け片54までの高さ寸法を、調整できる構造である。なお、ボルト杆57の上端と、受け片54の下面とは、取着片59及びカシメ60にて、連結されている。58はロックナットである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-058078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の図14,図15の防鳥ネット保持具52では、作業現場において、次のような問題点があることが、判明してきた。
即ち、作業現場毎に、屋根上面Y
1
と、ソーラーパネルSの端縁フレームS
2
の下面との上下間隔寸法(高さ寸法)H
2
が大きく異なるため、図14,図15に示した一種類の長さのボルト杆57では対応不可能である。
L字型受け片54とボルト杆57から成る、多数種類の長さの相違した、受け片付ボルト61を、多数個、予備として作業現場へ持って行く必要があった。
このように、作業現場の状況―――上下間隔寸法H
2
の大小―――に対応して、部品組み換え作業がたびたび発生し、その結果、工事の進捗への影響が大であった。
さらに、図14,図15におけるボルト杆57の伸縮には、スパナ等の作業工具を必要とし、高所での作業では、作業能率が阻害されていた。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題を解決して、作業現場毎に、屋根上面とソーラーパネル端縁フレームの上下間隔寸法が、大小相違していても、柔軟に対応可能な防鳥ネット保持具を備えた防鳥装置を提供することを、目的とする。また、高所作業が多い防鳥装置の取付作業現場で、スパナ等の作業工具の使用を減少し(又は無くして)、安全に、かつ、能率良く作業を行うようにすることを、他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、本発明は、屋根上面と、該屋根上面に設置されたソーラーパネルの下面との間の空間へ、鳥類が侵入するのを防止するために、上記ソーラーパネルの端縁フレームと、上記屋根上面との間隙部を遮蔽する金属製の防鳥ネットと;上記ソーラーパネルの端縁フレームに沿って所定の間隔をもって設置される防鳥ネット保持具とを、備えた防鳥装置に於て;上記防鳥ネット保持具は;屋根上面に載置される下板部と、該下板部の上方に所定高さの空間を形成すると共に上下方向のネジ孔が貫設された水平状上板部と、鉛直板部とを、有する土台金具と;上記ソーラーパネルの端縁フレームの下面を受持すると共に防鳥ネット引掛片を有するL字型フレーム受け部材と;該フレーム受け部材に鉛直状軸心廻りに回転自在として保持されると共に、上面に六角凹窪部を有する上下方向の貫孔を備えた水平状の手動回転体と;該手動回転体の上記貫孔に抜き差し可能に上方から挿入されるとともに上記六角凹窪部に嵌合する六角頭部を有する六角ボルトとを;備え;上記六角ボルトが、上記土台金具のネジ孔に螺合され、上記手動回転体を手動で回転させることにより、上記土台金具の下板部の下面から上記フレーム受け部材の端縁フレーム当接上面部までの高さ寸法を調節自在に構成した。
【0007】
また、上記フレーム受け部材は、上記手動回転体を斜め下方向から差込んで水平状に収納保持する差込保持空間を有する。
また、上記フレーム受け部材が、上記端縁フレームに当接する水平状フレーム受持壁部と、該フレーム受持壁部から下方へ突出状に折曲げ形成された下方折曲片部とを、有し、該下方折曲片部が、円弧状切欠部を有する回転体受持水平壁部を備えると共に、該切欠部に対向する位置に、上記回転体の一部が差込まれるスリット状窓部を有し;上記手動回転体が、大径下円盤部と小径上円盤部とを有し、上記大径下円盤部と小径上円盤部との間に、円環凹溝が形成され;上記円弧状切欠部の内周縁を上記円環凹溝に係合させて、上記手動回転体を、上記差込保持空間に保持するように構成した。
【0008】
また、上記フレーム受け部材が、1枚の板金を打抜き及び折曲げにて形成されている。
また、上記フレーム受け部材が、合成樹脂製である。
また、上記手動回転体は、その外周面に手指の滑りを防ぐための小凹凸歯が形成され;上記土台金具の上記鉛直板部から水平外方向へボルト杆を突設し、該ボルト杆を上記防鳥ネットの網目に通してナットを螺合し、上記鉛直板部と該ナットによって、上記防鳥ネットを挟持した防鳥ネット固着状態下で、防鳥ネットが上記手動回転体の外周面の上記小凹凸歯に当接して、該手動回転体の廻り止め機能を、発揮するよう構成した。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、手動回転体を作業者が手指をもって、回転でき、高所作業でのスパナ等の使用が不要となって、安全性も確保でき、しかも、迅速かつ容易に、土台金具下面からフレーム受け部材上面までの、高さ寸法を調整でき、作業能率も優れている。
さらに、手動回転体に対して六角ボルトは抜き差し自在であるので、遠隔地の作業現場に到着後に、必要なボルト長さが相違していることが判明した際には、作業現場近くの工具店やホームセンター等にて所望の六角ボルトのみを購入することで、容易に対応できる。即ち、ソーラーパネルの端縁フレームと、屋根上面との間隙部が、未知の作業現場毎に、大小相違していても、迅速かつ容易に、六角ボルトの交換によって、対応できて、工事の遅延を、回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の一形態を示す使用状態の斜視図である。
斜視図である。
他の方向から見た斜視図である。
分解斜視図である。
他の方向から見た分解斜視図である。
短縮状態を示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
伸長状態を示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図である。
短縮状態の斜視図である。
要部の側面図である。
フレーム受け部材に対して、手動回転体を組込む状態を順次示した一部断面側面図である。
フレーム受け部材に対して、手動回転体を組込む状態を順次示した斜視図である。
フレーム受け部材の要部のみを図示して、そのフレーム受け部材に対して、手動回転体を組込む状態を順次示した斜視図である。
フレーム受け部材を示し、(A)は全体斜視図、(B)は(A)から一部分を切断除去して示す斜視図である。
従来例を示す使用状態の斜視図である。
従来例の断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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